第25話 ■ Meant for each other ■


 婚約式の後も、ギンコがリーブス公爵家に滞在した。

 ココリーネの家庭教師を退職したので、しばらく身の置き場として泊めてあげるらしい。


「あの後、ギンコ可哀想だったんだよ~。ココリーネが全部、ギンコに罪なすりつけようとしてさぁ。

とりあえずなんとかなったけどね!」

 リンデンとギンコと私の3人で今日はティータイムをしている。


「……」

 ギンコは静かに紅茶を口にしている。


「うあ……。大変だったね、ギンコさん」


「……もう終わった事だ」

「そっか」

 そうだよね。


 多分もう話題にもしたくない事だよね。

 ココリーネの事を聞こうかと思ったけど、ギンコがいる前ではやめておこう。


「リンデン殿、仮の宿を提供していただいて感謝している」

「いいんだよ。ココリーネ被害者の会だよ~助け合いだよ!」

 なんだそれ。


「これからギンコさんどうするの?」

「いずれ旅にでる。……今度はちゃんとした番(つがい)を探す。さもなくば、跡が継げない」


「跡継ぎなの?」

「そうだ。里の掟の一つだ。跡継ぎは複数人いるが、最初に妻を見つけたものが跡を継ぐ。言い伝えによる古い慣習なのだがな」


「おなじ里の女性とかだめなの? 人間の貴族なんて家柄とかで結婚したりするけど」

 リンデンが聞いた。


「里の中で気が合う娘、というなら……まだ簡単な話なのだがな。長になるには番(つがい)を見つけるのが掟だ。番(つがい)は、運命を魂で感じた相手のことだ。正直、見つけないと理解ができないものらしいのだが……私はそれをココリーネだと思ってしまった」


 ココリーネあんたホントなんて酷いことを……。

 アカシアもギンコ攻略するかい?とか軽く言ってたけど、そんな軽い話じゃないでしょうが。


「番(つがい)に関しては……特に私は長になりたい訳でもないから、見つからないならそれでも構わないのだがな。旅が好きだから実は見つかると困る」

 ギンコが苦笑した。


 あ、結構ゆるい感じで探してるのね。意外だった。

 そこはちょっと安心した。


 とりあえずギンコにもココリーネの言うゲーム攻略法のことを踏まえて、私のことを警戒してくれるようにお願いしたけど。


「……ああ、気をつけよう。だが、愛らしいとは思うが、その……」

 コクってないのに振られたみたいになった!


 まあいい! 気をつけてね!

 地球の呪い関連はまだ誰にも話してないし、結局はゲームに添う話しになるから、まあ話す機会があれば、おいおい。


 リンデンもギンコももう警戒心持ってるだろうしね。



「次は良い旅になりますように」

 神様、ギンコの旅が安全で楽しくて、幸せでありますように。

 私はその場で祈った。


「……ありがとう。祝福をもらえるとは思わなかった」

「ギンコさんが協力してくれなかったら、今頃どうなってたかわからないし。

私今とても幸せ。本当にありがとう」

 えへへ、と笑った。

 ギンコもフ、と微笑んだ。


「そういや、僕も婚約者さがさないと……。学校も実は……怖いんだよね。公爵家の跡取りがフリーとか、令嬢達の目がギラギラしてるのわかって怖い……」

 リンデンが机に突っ伏した。

 ……大変だなぁ。


「あ! それより、そうだプラムに言っておく事が……」

 思い出したようにリンデンが顔をあげた。


 ――その時。


「リンデンさまあああああああああああ!!!」

 ドスドスドスドスドスドス!!!!!


 イノシシが走ってくるような音がしたかと思うと、庭園にものすごく――

 ……ふとましい令嬢が突進するかのように入ってきた。


 華やかなドレスを着て、可愛い日傘をさして。

 日傘は私が使っているものと同じくらいの大きさのハズなのに小さく見える。

 明るい茶髪がくるくると見事に幾重にも巻かれており、それが足を進めるごとにビヨンビヨンと伸び縮みする。

 すごい絵面だ!


「ふ、ふとましい……!」

「魔物か!? プラム、後ろに!」

 ギンコが思わず私を庇って背後にまわしてくれた。


「だれが太ましい魔物ですって!? 酷いわ!!」

「二人分のセリフを繋げて反論した!?」

「喋っただと……!?」


 ギンコ!? 私でもあれは人だってわかるよ!?

 あなた実は天然入ってません!?


「……や、やあフリージア。久しぶりだね……」

「きゃっ! リンデン様、いつの間にそこに!! 探しましたわ!!!」

「ずっと居たけど……」


 フリージアとリンデンが呼んだその令嬢は一秒でカーテシーした。はやっ。


「リンデン様!!! 療養からお戻りになったと聞いて……どうして教えてくださらなかったの!!

お会いしとうございました!!!」

 令嬢はギューッとリンデンをハグした。


「ぐふっ……」

 リンデンが白目を向いた。


 大丈夫!? セリフ的に死んでない?

「リ、リンデンお兄様がー!!」

「リンデン殿……!」


「あらやだ、私ったら! しっかりして下さい!! リンデン様!!」

今度は襟元を掴んでゆさぶった。


 既に意識がなさそう……って口からエクトプラズムででるうーーーーーー!!


「お、お兄様がああああ!!! 死んじゃうううううう!!」

「連続の絞め技か! 魔力変質も使用していないのになんという力! ……しっかりしろ、リンデン殿!!生命の精霊よ……!!」


 ギンコが魔力変質してやっとのことで令嬢からリンデンを救出し。…精霊の力で治療してる…。


「ああん、私がちゃんと責任を持とうかと思ってましたのに……ってお兄様ですって?

 ……はっ、そういえばあなた誰ですの?!」

「あ……初めまして、妹のプラム=リーブスです。」

 私はカーテシーした。


「妹ですって!?」

「え、あ、はい。最近養子に迎えて頂きまして……」


「ああああ! ニュースで見ました!! これは失礼致しました。

わたくし、グランディフローラ伯爵家のフリージアと申しますわ!

まあ~ニュースでお写真は拝見できませんでしたけれど、なんてお可愛らしい!!

さすがリンデン様の妹様!」


 血はつながってませんがね。


「あ、ありがとうございます。ところで、お兄様に会いにいらっしゃったのですよね?」


 ちらっと目の片隅にうつるリンデンとギンコ。


「ええ、そうですのよ。わたくし、リンデン様がレインツリーからお帰りになったと聞いて、居ても立っても居られなくなりまして……飛んで参りました」


 ポッと頬を染める。

 あ、これは乙女ですね、恋する乙女です。


「リンデン様、そろそろ起きてくださいまし、そこのあなた、ちょっとどいて下さいまし!」

そう言ってギンコを押しのけたフリージアは

「ハアアアアア……」

と、腹に力をためた……。


「なんだ……この生命の精霊が……異様な」

「……あ、あれは……!」

私は自分のよく知る魔力を感じとった。


「回☆復!!!」

ドゥ!という音ががなった気がして、聖属性の魔力が辺りに湧き上がった。しゅいんしゅいん。


「カハッ…」

 リンデンが意識を取り戻した。


 おお、フリージア様、聖属性なんだ!

 自分以外で聖属性使いを初めて見た!


 てか聖属性ってちゃんと習ったらドゥ! とか鳴るの…?

 ……ちょっと楽しそう?


「プラム……」

 ギンコが何故か私の肩に手を置いて、ふるふる、と首を横に振った。

 読まれた!?


「……い、いやちが……」

「そうか……?」

 信じてない! 目がそう言ってる!


「ここは……どこだ……僕は一体」

「リンデン様、お目覚めになられましたか?(にっこり)」

「……フリージア。なんとなく状況は察したよ……えっと、申し訳ないんだけど、どいてもらえるかな…」

 リンデン、顔が真っ青だ。


「まあ! これは失礼致しましたわ……ああ、でもまだお顔の色が……わたくしの回復ではリンデン様のお体を治す事はできないのですね…」


 ん? お兄様はどこか治さなくてはいけないところがあるの?

 身体が弱いってなんとなくふわっとしたヤツじゃなくて、どこか原因がはっきりしてるのかな?


「……ははは。大丈夫…気にしないで…」


 私はギンコを見て小声で言った。

「ギンコさん、お兄様どこか悪いのかな? 生命の精霊とかがそういうの教えてくれたりする?」

「……ああ、実は気づいていた。中丹田……胸の中心といえばわかるか?その辺りに少し異常が見られる」

「そうなんだ」


 ……私ももっと聖魔法勉強したら治せるかな?

 『絶対圏』発動すれば簡単に治せるだろうけど……。


 でもアドルフさんに以前、やめておきなさい、と言われたこと思うと……やめたほうがいいんだろうけど……でも。

 ふと以前に思ったことがまた頭を巡った。


 私にはそれができる力があるのに、自分の平和のために困っている人を助ける努力をしない……という事。ジレンマを感じる。

 でも聖魔法勉強して、聖女認定されてしまったら……と思うと怖い。


「わたくし聖魔法のお勉強して、かならずリンデン様の持病を治してみせますわ!!」

うわ、偉い……。


 私、なんだか自分が恥ずかしい。

 でも、良かった。こんなにリンデンお兄様を思ってくださる聖属性の方がいらっしゃるなら安心よね。

 私の出る幕はないというか。


「……あ、ありがとう。ところで、用事はそれを言いにきたの?」


「いいえ! それは私が学院で目標とすることです!

リンデン様!! 学院の入学パーティでのパートナーになって欲しいのですわ!」


「……えっ」

顔に絶望の色が浮かぶリンデンお兄様。


 入学パーティ……パートナー?あれ、そんな話きいてないな……。


「ひょっとしてもしかしてどなたかと……!

 でも、もしもしいらっしゃらなかったら、ぜひ私と!!」


「ああ…入学パーティか。」

「ええ! 上級生も参加できるではありませんか!ぜひぜひ私と……!」


「……その日は僕、体調悪くなる予定で」

「治します!!!!(クワッ)」

「あ……はい……わかりました……(弱)」


「まあ! 本当ですか!! 嬉しい!!!」

両手を天にガッツポーズするフリージア様。

我が人生に一片の悔いもなさそうな感じだ……!


「ところで、プラム様はどういった経緯でリーブス家の養子になられたの?記事には詳しい理由はのっておりませんでしたが」

 あ、私?


「ああ、ヒース男爵家から預かってるような形かな。彼女の結婚相手が血は繋がってないんだけど、戸籍が同じだったんだ。だからうちの戸籍に入れてあげて、我が家から3年後にはヒースへ嫁いで戻るんだ。」


「なるほど、そういう事ですのね。まあ、でもヒース領地?あの領地って……。……んん、そうでしたの! あまりにも可愛らしいので、ちょっと心配になりましたが、わたくし、安心しましたわ!!!(ガッツポーズ)」

ガッツポーズがいちいち、かっこいい。さまになってる。


「……なにが…?」

リンデンの顔が泣きそうだ。


 ……リンデンはこのご令嬢が好きではないのだな……。


「お姉様、ずるいですわ!!」

 そこへ、もう一人乱入者が現れた。

 今度はすっごく可憐なやはり茶髪の少女。


「リンデン様、入学パーティはこのジャスミンとお願いしますわ!

わたくし、今年入学ですのよ!!」


 ココリーネ程ではないが、非常に可憐で小動物のような可愛らしさ。

 こうして他の令嬢に遭遇してみると、ココリーネってかなり可愛かったんだな。


「あ……えっと……」

 リンデンがかなり困った顔をしている。


「失礼だが、お二方。本日はアポイントメントは取られていないように思えるが?」

 ギンコが助け舟を出した。


「まあ、エルフ」とフリージア。

 今更気がついた! 私も人のこと言えないけど!


「まっエルフですわね!お美しいわあ!!…あらはしたない、これは失礼しましたわ。わたくしったら、ドジで……」

 妹のジャスミン様は、ギンコの顔を見て、恍惚として可愛らしいしぐさで笑顔を作った。

 なんかクネクネしてる。


「……どうやらご令嬢方は、マナーを学ばれていないようだ。リンデン殿はお疲れのようだ。今日はお引取り願いたい。……パーティの件は手紙をしたためられよ」


 ギンコの眉間に皺がいった。可愛いさが効いてない。

 あ、これ結構怒ってるな。


「そんな……、今お話させていただかないと、私またお姉様にいじめられて……ぐすっ。

今だって私には内緒でリンデン様とお話を進められて…ずるいですわ!!!」

 ヨヨヨ、と泣き崩れる。


「……大丈夫ですか?」

 私はジャスミン様のほうに、ハンカチを差し出した。


「……あら、あなたは?」

 値踏みするようにこちらを見る。


 ん、この涙、ひょっとして演技? 怖……。


「この度、リーブス公爵家の養子になりましたプラム=リーブスです……」

「へえ……(ぼそっ)あなたが」


 扇で顔を巧みに隠して、私に敵意ある瞳を向けてきた……。

「……?」

 え、妹だよ? 恋敵じゃないよ? なんで? 怖い!!


 こんなタイプの子、初めて会った。

 私はハンカチを出したまま立ち尽くした。


「ギンコ、お願い。プラムをエスコートして屋敷に連れてってくれる?

 さあ、二人共。手紙はいいよ、ここで話しよう。

 まず……フリージア、ジャスミン。パートナーはフリージアが先の申し出だったし、もう了承したからね。今回はフリージアね。ジャスミン、今回はごめんね」


 うん、リンデンは正しい対応だね。


「リンデン様!!」

フリージアが感動したように鼻息をふん!、とした。


「リンデン様……ひどいですわ!!!」

 そんな……て感じでポロポロと涙を流す。


 そして覆った両手の隙間から私を睨んだ。


 ひえぇ……。なんで……?


「プラム、行こう」

「し、失礼します……」

 ギンコに手を取ってもらって、その話をそこまで聞いたところで、私はその場をあとにした。



※※※


 ギンコにお礼を言って別れた後、私は図書室に行くことにした。


 まだディナーまでに時間があるし、何か本を読んでおこうかと思って。

 学校なんて初めてだし、実はちょっと授業についていけるか心配なのだ……。


 というか、授業中寝ちゃわないかな?

 ブルボンスでもよく船こいで鞭打たれた……自動回復なかったから辛かったよ!!


 ちなみに半年間植え付けられた王妃教育は既に忘れていってる。ミギカラヒダリー。


 うん、私にはとても王妃なんて無理ですね。


 ココリーネはあれを小さい頃からずーっとやらされたのか、と思うとちょっと同情はある。

 中身は男性でも王妃の素質あるんじゃない?


 しかし、前世の記憶ってあったら面白いだろうなって昔は思ったけど、ココリーネみたいなパターンがあると思うと、前世の記憶ってない方が良い場合もあるんだね。


 シスター・イラは思い出したほうが良かったねって思ったけど。

 アカシアもそう言ってたし……。


 それにしてもココリーネの夢……

「う……」

 思い出して、ちょっと気持ち悪くなった。


 まだ時間はありそうだけど、早めに解決しないとたまにこうやって思い出して気持ち悪くなりそう。

 なんとかしたい。


「ふう……」

 しっかし図書室……というか、これもう図書館だよね。


 てかレインツリーにあった街の図書館なんかより断然……。

 教会にも一応図書室、みたいな部屋あったけど、本がいっぱい置いてあるだけの部屋って感じだった。

 しかし、ここは……目的の本を探すだけでめちゃくちゃ歩く。


「えーっと……」

 普通科で習う……うーん……私はなんとなく魔法学の本を取った。

 ブラウニーとアドルフさんと冒険行きたい……。


 私も精霊魔法とか覚えられるのかな?

 ……あ、ギンコいるんだから今ならギンコに教えてもらえるかも?


 旅立つ前に少しだけでも教えてもらおうかな?


 ……とか思いながらパラパラ精霊魔法の章を読む。


「……なるほどわからん!」

 私は図書室のテーブルに突っ伏した。


 ブラウニーは、こんなのどうやって覚えたというか理解したん?

 頭の構造どうなってるの?……ああそうか、スパダリだからだ!


 すべてはスパダリでかいけつする!


「どこがわからないのかな?」


 その時、聞いたことのない声が降ってきた。


 あ、司書さんかな。

 図書室には司書さんがいて、本を管理してくれてる。


「……どこが……って。こんなの全部わからないよぉ~」

「ははは、それじゃどうしてあげたらいいか、わからないな」

「ですよね!あ、司書さんそういえば――」


 振り返って司書さんを見た。


 あれ?

 私は首をかしげた。


「ん?」


 そこには優しい瞳で微笑んでいる背の高い男性がいた。

 あれ? 司書さんこんな人だったっけ。いや、ちがう。


 金髪……というかプラチナブロンドで…これはなんとも美しい翠眼。


 わー。私は絵心ないけど、絵が上手なら絵に描いてみたいって思うような綺麗な男の人だ。

 ん? ちょっとリンデンに似てる?


「あれ? 新しい司書さん? 初めまして?」

「……ん? ……うん、初めまして」


 司書さんはニッコリ微笑んだ。わあー絵になるうー。

 ん? でも司書さんにしては、ずいぶんラフな格好だな。

 シャツにズボンだけとか。

 制服どした?


「司書さん制服は洗濯中なの?」

「……(くすっ)」

「?」


「あ、いや、ごめんね……精霊魔法を覚えたいの?」

「あ……うん。でも私にはハードルが高くて。……もうちょっと他のお勉強頑張らないといけないかも。この半年結構お勉強はしたんだけれど……」


 ブルボンスで、あまりにもわらじ履かされすぎて、頭がごっちゃだよ……。

 逆に頭悪くなった気がするまである。

 ブラウニーならきっと全部マスターしてるんだろうな……。


「ふうん、そうか。えっとそうだな……」


 司書さんが本棚に近づいて何冊か持ってきて聞かれた。

 これはわかる? それはわかる? と終始優しく、わからないといったら工夫して別の観点から教えてくれたり。


「わあ、以前の教師の人と全然違う、すごくわかりやすい!

 すごいね、司書さん、教師やったほうがいいんじゃないの?」


「いいね、教師。なろうかな?」

「あ、でも司書さんのほうがお給料いいのかな?」


 私は頭をひねった。

 司書さんは、やさしくフフ、と笑って懐中時計を見た。


「あ、そろそろ行かなきゃ」

「そっか、勉強教えてくれてありがとう。よかったらまた教えてね」

「いいよ。……じゃあね」

 司書さんは優しく微笑んで、図書室から出ていった。


 なんか癒された。

 さっきの庭でのハプニングでちょっと心落ち着かなかったから。


 私は図書室の窓から沈み始めた夕日を眺めた。


 ブラウニーとアドルフさん、何してるのかな。

 二人でご飯作ってるのかな……?


 あ、そういえば、入学パーティとか言ってた!

 ブラウニーに『報』書いておくろっと。

 パートナーはブラウニー以外ありえないもの。


 あ、そうだ!

 『報』よりもかしこまったお手紙送っちゃおうかな!


 令嬢っぽいよね!


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