第17話

少し話がそれたので、一旦休憩し再び集まった。

「で、次の話なんだけど、俺にみんなのステータスを鑑定させてもらっていいかな?レベル、身体能力、スキルを詳細まで把握できるのはアドバンテージだと思うんだ。」

「うん、わかった!みんなもいいよね?」

みんながコクリと頷き了承してくれた。

(よし、これでみんなのステータスを把握できるな!)

「むしろ、勝手に鑑定できるのに、してこなかったの?」

「あぁ、人のプライバシーにも関わるからね、自分ルールを決めて鑑定しないようにしているんだ。(2人ほど鑑定しちゃったけど・・・)」

「真面目だねぇ・・・(そんな所も素敵なんだけど!)」

「じゃあいくよ・・・(鑑定×5!)」


----------------------------------

【名前】椎名沙也加(サヤカ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】10/100

【職業】剣士 冒険者:Eランク

【状態】良好

【体形】T160、B85(E)、W58、H81、Wt53 

身体能力

【HP】560/560

【MP】140/140

【攻撃】415

【防御】305

【魔攻】65

【魔防】130

【敏捷】205

スキル

【剣術(極)】▼ 【盾術(極)】▼

【見切り】▼ 【威嚇】▼

----------------------------------

----------------------------------

【名前】吉原里奈(リナ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】10/100

【職業】弓師 冒険者:Eランク

【状態】良好

【体形】T163、B75(A)、W64、H79、Wt51 

身体能力

【HP】420/420

【MP】280/280

【攻撃】260

【防御】195

【魔攻】130

【魔防】130

【敏捷】415

スキル

【弓術(極)】▼ 【罠術(極)】▼

【看破】▼ 【探知】▼

----------------------------------

----------------------------------

【名前】渡辺結衣(ユイ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】10/100

【職業】僧侶 冒険者:Eランク

【状態】良好

【体形】T159、B95(G)、W66、H93、Wt62 

身体能力

【HP】410/410

【MP】310/310

【攻撃】65

【防御】370

【魔攻】65

【魔防】370

【敏捷】240

スキル

【棒術(極)】▼ 【聖魔法(極)】▼

【回復魔法(極)】▼【信仰】▼

----------------------------------

----------------------------------

【名前】佐倉摩耶(マヤ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】10/100

【職業】魔術師 冒険者:Eランク

【状態】良好

【体形】T153、B78(AA)、W60、H79、Wt46 

身体能力

【HP】185/185

【MP】560/560

【攻撃】65

【防御】165

【魔攻】500

【魔防】370

【敏捷】85

スキル

【棒術(極)】▼ 【火魔法(極)】▼

【水魔法(極)】▼ 【風魔法(極)】▼

【瞑想】▼【詠唱破棄】▼

----------------------------------

----------------------------------

【名前】大黒奈津美(ナツミ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】10/100

【職業】商人 冒険者:Eランク

【状態】良好

【体形】T168、B80(C)、W62、H82、Wt58 

身体能力

【HP】345/345

【MP】260/260

【攻撃】250

【防御】250

【魔攻】185

【魔防】185

【敏捷】205

スキル

【短剣術(極)】▼ 【アイテムボックス(極)】▼

【嗅覚(金)】▼ 【交渉】▼

----------------------------------


(あぁ・・・ここでも体型表示が・・・これは伝えれないな・・・)

体型表示を除いた項目を紙に書いて、みんなに渡した。

「これがみんなのステータスだよ。」

「え?やっぱり水晶でステータス鑑定をしたものと少し違うね。」

「スキルの後の(極)とかなかったよね?」

「うん、俺もそこは気になっていたんだ。完全なステータス表示を見れるのは俺だけなのかな・・・」

「でも、ヨウイチ君がすごいことはわかったから!」

(まぁ、確かに俺のスキルはチート級だよな・・・)

そして、俺はみんなにお願いをした。

「みんな、俺のステータスは他の人には内緒にしておいてくれないかな?」

「え?なんで??」

「うーん・・・理由はないんだけどね。なんか面倒ごとに巻き込まれたくないというか・・・」

「わかった。私たちだけの秘密だね!」

「ありがとう。助かるよ!」

(よし、これで問題なしだな。)

女子5人とまた1歩仲良くなることができたと思う。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


国王様との謁見から数日が経った。

俺は、朝起きて屋敷の中を探索していた。

(うーん・・・さすが貴族が住む家だな!)

すると、メイドさんが話しかけてきた。

「ヨウイチ様、おはようございます!」

「あ、おはようございます!」

「今日はどうなさいますか?」

「今日はですね、冒険者ギルドに行って依頼を受けようと思っています。」

「そうですか、では、朝食の用意をしてお待ちしておりますね!」

「ありがとうございます!よろしくお願いします!」

食堂に行くと、ほかのメンバーも揃っていた。

「あ、ヨウイチ君おはよう!」

「おはようございます。」

そして、みんなで朝食を食べ始めた。

(うん、やっぱりメイドさんが作る料理は美味しいな!)

「ねぇ?今日はどうするの??」

「そうですね・・・この前受けた依頼の換金もしたいので冒険者ギルドに行きますよ!」

「わかったわ!じゃあ私たちも一緒に行くね!」

「了解!じゃあ、食べ終わったら行こうか!」

そして、朝食を食べ終わり、冒険者ギルドに向かった。

ギルドの中に入ると、受付嬢のメイさんが話しかけてきた。

「ヨウイチさんおはようございます!!」

(なんか、このやり取りも慣れてきたな・・・)

「おはようございます!」

「今日はどうされましたか?」

「はい、この前受けた依頼の換金と今日の依頼をお願いしたいのですが・・・」

「かしこまりました!では、ギルドカードをお預かりしますね!」

(なんか、受付嬢のメイさんとも仲良くなってきたな・・・)

俺は、カードを渡すとメイさんに話しかけられた。

「そうだ!ヨウイチさん!」

「はい?」

(え?なんだろう??)

すると、メイさんがとんでもない事を言い出した。

「あのですね!もしよろしければ、私もお屋敷に住ませてもらえませんか?」

「・・・え??」

(なに言ってるんだこの人・・・)

「実はですね・・・」

「え?はい・・・」

(なんか、嫌な予感がするぞ・・・)

「私も、メイドさんのいるお屋敷に住んでみたいなと思いまして!」

「・・・えっと、それはなぜですか?」

(なに言ってるんだこの人・・・)

「だって!メイドさんですよ!!メイドさん!!」

「いや、それはわかりましたけど・・・」

(なんか、メイさんってこんなキャラだったか??)

「それとも、私と一緒に住むのはイヤですか?(上目遣い)」

「え?い、いや、そんなことはないですけど・・・」

(なんか、目が怖い・・・)

「じゃあ、いいですよね?」

(え?なにこれ、なんか怖いんだけど・・・)

「いや、あの・・・」

(どうしよう??困ったな・・・)

すると、ギルドマスターが話しかけてきた。

「おい!メイ!」

(あ、助かった!!)

「ギルドマスター!!」

「ん?なんだ??」

俺は、事情を説明してなんとかメイさんの屋敷への移住を断ることができた。

(ふぅ・・・よかった・・・)

すると、ギルドマスターから話しかけられた。

「ヨウイチ!」

「はい?」

(なんだろう??)

「お前はもう少し女性に対して、慎重に行動したほうがいいと思うぞ・・・」

「え?どういうことですか??」

「パーティメンバーは女性ばかりだが、特定の女性はいないよな?国王様や王妃様からの覚えもよく、冒険者ギルドでも好調の成長株・・・顔はいいし優良物件ってことだ。」

(え?なに言ってるんだこの人・・・)

「いや、それはたまたま・・・」

「まぁ、いい!あとは自分で考えろ!!」

(えぇ・・・)

そして、ギルドマスターは受付嬢のメイさんを連れて奥の部屋に入って行った。

(なんか、疲れたな・・・今日は依頼を受けずに帰ろうかな??)

他の受付嬢にギルドカードを返してもらい、メンバーに屋敷に帰ることを伝えて冒険者ギルドを出た。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る