狂気王 シャルル6世

シャルル六世はフランスの王で、「自分の体はガラスで出来ていて壊れやすい」と言う妄想に取り付かれた精神異常者である。即位当初は国民から信頼を得て「親愛王」と呼ばれていたが、二十代半ばに精神病を発症した。母の一族からの遺伝とされる精神病は、強迫観念や記憶障害を引き起こしたのだ。あげくイングランドに騙されて、「フランスの王を継承するのはイングランド」的な条約を結んでしまった。こうして百年戦争が続くことになる。

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