神眼に契る 〜悪役転生したので取り敢えず能力値カンストさせて最強になります〜

カンスト計画

第1話 悪役転生じゃん


『フォボスの末裔』


 それは、俺がこの世界に転生する前、社会現象を巻き起こしていた大人気RPGであるゲームの名だ。


 主人公含め、ヒロイン、親友など数々のキャラの魅力溢れるストーリーが展開され、それは実に面白い。


 ヒロインは全部で七人。

 それは『神眼』を持つ見目麗しい美少女たち。


 主人公はその七人のそれぞれから好意を持たれていて、ゲーム内では一途に行くもよし、ハーレムルートを行くもよし。

 何百にも渡るストーリーを自分で選択して物語を進めた。


 主人公も『神眼』持ちで、容姿端麗。学もあり、最終目標である『フォボスの討伐』では感動的なストーリーが世界中のプレイヤーを奮起させた。


「俺もこんなイケメンに生まり変わりてえなあ」


 そんな思いを俺は胸に抱いていた、が。


「はいいいいいい!もう一回死にてえええ!」


 俺が生まれ変わったのは、ストーリー上最もクズといっていい男──エイダン・テオであった。


 病弱で棒に振った前世をやり直せると思ったのに、今世はもっと辛くなりそうだった。


 暴君で傲慢。


 使用人に対する扱いも酷く、奴隷を道具にし、人々を恐怖に陥れる張本人。

 そんな男に転生してしまった。

 このままのうのうと生きて辿り着くのは間違いなく斬首刑の道。


 だが、今世は本当になのだ。


「ま、取り敢えず能力値カンストさせるか!」


 斬首刑の道を辿るわけにはいかない。どうせ目指すなら主人公すら超えて世界一になってみせる。


 俺の二度目の人生は今、幕を開けたのだった。



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 名/エイダン・テオ♂ 種族/人間 Lv.1 


 能力値

 基礎体力:45

 基礎魔力:111

 基礎俊敏力:99

 基礎防御力:99

 基礎知力:560


 インディビジュアル・アビリティ

『上限突破♾️』

『強奪(使用回数:1)』


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