ペンギン仕掛けの目覚まし時計 復活
織風 羊
第1話 はじめに
ペンギン仕掛けの目覚まし時計 復活編
はじめに
私はペンギン時掛けの目覚まし時計を完全完了にしたかった。
彼が地球で残してきた物語を他に知らなかったのだから、どうしようもない。
然しながらも、新しい物語が紡がれた以上、ここに書いて行くしかなかった。
此の物語は、今までと同じように此の地球上でたった一人の人間が、遠い宇宙の星からやって来た一匹のぺペンギンに出会う物語である。
これはハイファンタジーやロウファンタジーという類に分類される物語ではなく、間違いなく一人の人間の苦しみや悲しみを描いた事実なのである。
悲しい物語を読むのが苦手な人は読まないほうが良い。
但し、そこで忘れてはいけないものがある。
一人の人間が今を生きている事実の証明とは。
それは夢ではない。
夢を持てば、必ずと言って良いほど障害があり苦難を目の前に見る。
では、その時に人は、どう生きるかである。
苦しみに喘いでいる時も、悲しみに沈んでいる時も、それは夢を持ち努力している人と、夢破れた時の心にも似ている。
希望、どんな時も、それだけは保ち続けて。
生きるということは、それだけに尽きる。
それでは、ここに事実という物語を書くことにしようと思うが、私は本職の作家ではない。
生きて行くためだけの仕事がある。
ハンカチやお弁当に水筒、小物を入れた鞄を持って、此の部屋を出ていかなければならない。
物語の初めは、仕事から帰って来てからになる。
申し訳ないが、もしも待ってくださる人がいるなら、次の文章が出来上がる時まで待っていてほしい。
待っていてくださるだろうか?
分からない。
しかし私は、彼が一匹のぺペンギンと生きてきた物語を書いていこうと思う。
もしも興味が湧いてくるのでしたら、よろしくお願いしたい。
どうか、よろしくお願いします。
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