第33話

放課後


俺はバイトに楽しく向かう予定だった。


校門で妹が待ち受けて居た。


「お兄ちゃん」


今度は妹だった。


「俺バイトあるんだけど」


「待って、お兄ちゃんその前になんで家から出て行ったの?」


こいつも、母親と同じかあと


「兄貴じゃないのか?」


「・・・呼び方、前に戻してみたの」


「そうなんだ、今更だな。」


「お兄ちゃん、家に帰ってきてよ」


「嫌だけど、あとお兄ちゃん呼びも辞めてくれ」


「何でよ。」


「赤の他人になりたいからだ」


「他人って、私達兄妹でしょ」


「そうだな、血のつながりのある他人だ」


「そんなの、他人じゃない兄妹だよ!!絶対にきれない」


「切れるよ。」


「切れない」


「俺は切る。縁を切る。関わりを切る」


「嫌だよ。そんなの!!お兄ちゃんは家でやって欲しいことまだ沢山あるんだから、」


思いっきりお兄ちゃんパシリ前提じゃねぇか、


「・・・はぁ・・・とりあえずバイトあるから」


こうして、母同様にバイトに逃亡した。


ーーー

11月8日水曜日に公開予定です。よろしければご覧ください。

天才ゲーマー妹と自称普通のお姉ちゃん

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