第14話 闇からの使者

王国の住民たちは日常を楽しみ、カイの話から得た新たな視点で互いの絆を深めていった。しかし、安寧の日々は突如として終わりを告げる。


王国の外の森から、奇妙な闘志を帯びた生物たちが侵攻を開始する。彼らは「闇の使者」と呼ばれる存在で、伝説ではこんにゃく王国の繁栄を妬んで攻めてくると言われていた。リョウやカイは、王国の防衛のために住民たちとともに立ち上がる。


しかし、闇の使者たちは予想以上に強力で、王国の防衛ラインは次第に後退していく。珠子はその秘密を知っていた。闇の使者たちは、こんにゃくの弱点、すなわち「乾燥」を利用していた。乾燥させることで、こんにゃくは固くなり、彼らの力を発揮できなくなるのだ。


カイは、彼の持っている「こんにゃくの鎧」を活用し、一計を案じる。彼は住民たちに、水を多量に使った防御策をとることを提案。王国の住民たちは、池や河、そして湖の水を使って闇の使者たちを撃退し始める。


数日間の激しい戦いの末、闇の使者たちは撤退。王国は大きな打撃を受けたものの、一時の平和を取り戻す。しかし、この戦いが終わったことで、新たな問題が浮かび上がってくる。なぜ闇の使者たちは今、攻めてきたのか。その背後には、更なる謎が隠されていた。

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