1話あたりの最適な文字数。
1話あたりの最適な文字数はどのくらいかという話題は非常に良く語られています。これは非常に難しい問題です。いくつかの側面で見てみたいと思います。
まずカクヨムリワードを得るためにはどうすればいいか。
リワードのアドスコアは文字数とPV数で計算されており、大体の目安としてこのように言われています。
~800字でPVの等倍
1500〜2000字でPVの1.1倍
2000〜3000字でPVの1.2倍
3000〜4000字でPVの1.45倍
文字数で比較するなら、4000字を書くとすると、1話800字だと5PVが必要ですがアドスコア5、1話4000字ならアドスコア1.45となります。
PVで比較すると800字なら1PV当たりアドスコア1、4000字ならアドスコア1.45
上記の文字数比較を踏まえて、5話分で計算するならアドスコア5と、7.25。
PVを獲得する自身があるなら文字数が多めの方が良い気がしますが、そもそも文字数を少なくすると話数が増えやすいので、そっちの方がPVは多めになりやすいかも知れません。いや、難しいところです。
いろいろなデータを持っているであろうカクヨム公式は過去に「カクヨム小説創作オンライン講座」という記事の中で、1話に付き最適な文字数について、これが正解と言える答えはない、としながらも「目安」を語ったことがあります。
その時には、
「おおよそで、一回の更新で3000~5000字程度」が読みやすいと応えています。
また、カクヨムが行ったアンケートの調査の結果は
「1話あたりの文量が3000字程度の作品が最も読みやすい」
だったとされています。
ネットでも検索してみるとこの「3000~5000字」という数字がよく出てきます。
ウェブ小説においてもっとも多くのデータを所持しているであろう小説投稿サイト最大手の「小説家になろう」の運営も同様の質問についてカクヨムと同じく「3000~5000字」と応えています。
またランキング上位の文字数を調べた結果、どのジャンルも中央値は3000~4000字程度で、特に上位のものに限って調べると3500字弱(3000字台前半)であったという分析もあるようです。
他に多く見られるのが2000~4000字、2000~3000字という意見です。これらの中にも3000字は含まれています。
やたらと出てくる3000字という文字数。
実は、日本人の可読スピードは分当たりに600字(400~600字とも)といわれ、つまり3000字の可読時間がちょうど5分なのですね。
少し少なめの2000字という意見は恐らく、分あたりの可読スピードが400字程度の方までを意識しての発言だと捉えることができるのではないでしょうか?
要は、少なすぎるからと離脱されるのも、逆に多すぎるからと離脱されるのも出来れば両方避けたいわけです。
試しにウェブでいろいろ検索して意見を拾っても見ました。
3000字を多すぎるという方はあまり見かけられませんでしたし、3000字が少な過ぎるという意見もあまり見かけませんでした。
基本的には、誰にでも許容しやすい範囲内に収まっている数字なのではないでしょうか?
これらの事を踏まえて考えると、なるべく多くの人に読んでもらえる文字数は3000字前後――つまり2500~3500字あたり。
その当たりを目安として書くのが良いのではないでしょうか?
下は2000字、上は5000字あたりまでなら許容されそうではあります。
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