2. 鏡

 私はあなたであってあなたは私ではない


 あなたが右手を挙げた時

 私は左手を挙げる


 あなたが左を向いた時

 私は右を向く


 あなたが私を見つめるなら

 私もあなたを見つめるし


 あなたが離れてしまうなら

 私もあなたから離れるの


 私は常にあなたであり続ける

 あなたから見たあなたに


 でもあなたは私ではない

 あなたは好きなように生きられる


 私はあなたの真似で精一杯

 だから私の分まで楽しんで欲しい


 もしあなたが楽しんでいないと感じたら

 私はいつだってあなたと入れ替わる


 私になりたくないのなら

 どうか人生を楽しんで

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