「愛」

白愛

一章 初めての恋

「はぁ……」

今日も私は大きなため息をつく。

転入初日、ここでミスると全てが終わりなのだ。

「上手く馴染めるかな……」

不安と心配で胸が苦しくなる。

先生に呼ばれたら、ちゃんと返事してから落ち着いて自己紹介を……。

「玲奈ちゃん、入って!」

ひっ……。

目の前が真っ白になる。

「……はい、」

小さく返事をして、教室に入る。

「朝比奈玲奈です。よ、よろしくお願いします」

大きな拍手がなる。

「玲奈ちゃんの席は……んー、あ!1番後ろの窓側!あそこ女子一人足らなくて丁度空いてたからそこ座って!」

私が指されたのは窓から2列目の1番後ろの席だった。

隣にはThe不良!みたいな見た目の男の人。

……終わったかも。

私は少し気を落としながら席に近づく。

すると、彼はヘッドホン付けて窓の外を見つめながらノールックで私の椅子を引いた。

「……」

何も言わない。

「……ありがとう」

驚きつつもお礼を言うと、少しこちらに視線をやって呟いた。

「いーえ」

ドキッ

……なんだろう。

変な感じがする。

きっと私の顔は赤い。

ずっと視線を逸らして席に着いた。

こんな感情は初めてだった。


・・・

見ていただいてありがとうございます😊

作者の白愛です🤍 ⸝꙳

暇つぶし程度に書いたものなので、暇つぶし程度出みてください👀

1部1部短めではありますが、長めに続かせる予定です✨

とりあえず1話目、“初めての恋”🍒´-

次の作品も見ていただけると嬉しいです︎🫶🏻💞⸒⸒

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「愛」 白愛 @love__white

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