監獄塔のおじいさん

■■■ 178、今日は時間あんまない ■■■@..Z


 月曜日。夕方です。

「今日は時間あんまないけどちょっと遊ぼうか」

<はいな>


┏━━━━━━━━━━

┃ RULED SPIRITS

┃ 

┃ ...‡ ■_

┃ W....-S

┃ ...‡ ■_

┃ 

┃ > Continue <

┃  Create World

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「ブルート倒して、中庭に出たとこだったよね」

<そう。ゾンビ軍団がいる>


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 ZZW....S____■■____△□∩■  ※Sが地の精霊@ゴブ十四郎です

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 †.†‡†...■■■_■■_■■_■■

 .........■>________■

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「霧出して通れるかやってみっか」

<はーい。・・・あ、ごめん、発見されたw>


 燃え鷹は叫んだ: 「敵! 敵! 侵入者!」

 燃え鷹は燃え上がった: 仲間を呼ぶ狼煙が上がった。

 ハイエルフ騎兵のレイスが駆けつけた:

 ハイエルフ騎兵のレイスが駆けつけた:

 ハイエルフ槍兵のゾンビが駆けつけた:

 ゾンビが駆けつけた:

 ゾンビが駆けつけた:

 :


 ZZZZ■

 ZW‡.■

 ZW..S

 ZW‡.■

 ZZZZ■


「ダメだこりゃ」

<引き返そうとした一歩で発見されちゃった>

「呼び戻せる?」

<うん。地下、秘密通路でマナベース維持中>

「じゃあひとまず戻って・・・」


 @スピナーは召喚した: 「地の精霊@ゴブ十四郎、来て!」

  ヘーイ。地の精霊@ゴブ十四郎が召喚に応えた。


 ゴブリン偵察員、偵察失敗。『精霊召喚』で引き戻しました。


「これもう『ゴブ偵』っつーより精霊偵察だね」

<霊偵>

「れーてーだね。さて・・・やるしかねーか?」

<食料庫を戦場にしたらどうかな。狭いし、マナベースに近いほうが戦いやすい>

「そうするか。釣れるかな? ゴブ偵じゃなくて、ゴブシールズで敵釣れるかやってみて」

<はーい>


 ブルートと戦った地下食料庫で、迎撃の準備。

 強化呪文をきっちりかけて、主力を並べて。

 で、中庭の敵を釣ろうと思って、再度地上に上がってみたら・・・


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    ■@________■  @GobTaro

    ■■+■■■■■■■■


<わーお>

「ゾンビだらけじゃねーか」


 ・・・食堂にゾンビが雪崩込んどる!

 あわてて下がって、敵を待つ。

 ところがである。なんか、様子がおかしいのだ。


<降りてきました。『ダークエルフ料理人のゾンビ』>

「料理人?」

<料理人>


■■■ 179、亡者をなだめた! ■■■@..Z


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 ■只只只只只只■<■

 ■____@@■Z■  Darkelf Cook Zombie

 ■⊆__〒@@-_■

 ■____@@■_■

 ■只只只只只@■■■

 ■■■■■■@■

      ■@■

      ■■■


 主力のゴブリンシールズが迎撃戦のかまえで待ってんのに、降りてきたのはゾンビ1人だけ。

 それも、料理人ゾンビとかいう、いかにも非戦闘員っつー感じの。


「まあ倒すけども」

<倒しました。反撃なし。敵、途切れました>

「1匹だけ?」

<うん>

「何しに来たんだよ」


 謎である。

 しばらく迎撃態勢のままターン送ってみた。

 したら、またゾンビが1匹だけ降りてきた。


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 只只■<■

 @@■Z■  Darkelf Chef Zombie

 @@-_■


<ダークエルフのコック長のゾンビ>

「こっくちょう」

<シェフ>

「はぁ」

<倒す?>

「うーん・・・『なだめる』してみよっか」

<はいな>


 急遽(きゅうきょ)、下の階のシダル子さんを呼び出す。

 シダル子ってのは、ダークエルフの姉さんね。よく目が眩んで「ぐえー」って言ってる。

 オーグマンシーっつースキルの持ち主で、『亡者をなだめる』呪文を覚えてます。


 @シダル子は唱えた: 『亡者よ控えよ。六腕三眼・冥界神の名において、停戦を命ず・・・』

  ダークエルフのコック長のゾンビは中立になった。


「効いたか!?」

<効きました>

「亡者をなだめた!」

<やっと成功しましたねー>


 初成功の『亡者をなだめる』。

 中立になったコック長のゾンビ。どうするんかと思って見てたら・・・

 @軍団をかき分けて食料庫に入ってきて・・・

 井戸(部屋の右下隅にある)まで歩いてきて・・・


 ■■■■■■■■■■

 ■只只只只只只■<■

 ■____@@■_■

 ■⊆_@〒@@-_■

 ■____@@■_■

 ■只只只只只Z■■■  Darkelf Chef Zombie

 ■■■■■■@■

      ■@■

      ■■■

 

 ダークエルフのコック長のゾンビは井戸を使った:

  水を汲み上げた(10ポンド)。

  水を手桶に移した。


 ・・・水を汲んで、階段のとこへ戻ってって、消えた。


「・・・。」

<水汲みに来たんですかね?>

「料理の準備?」

<うん>

「ゾンビだよ?」

<うんw>

「まあいいけど。しかし、なんで効いたんだろ?」

<さー? 料理人だから敵対度が低かったとか?>

「ダークエルフ同士だから『なだめる』が効きやすいとか?」

<かな?>

「効くんならさ、やってみる? 上あがって、全員に」

<そうだね。万が一ダメでも・・・>

「蘇生すりゃいいもんねw」


 蘇生があるんで、だんだんキャラの扱いが雑になってきてます。


   ■■■_■■_■■_■■

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  -ZZZZ■■ZZZ_△□∩■

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  ■_ZZZ__ZZZ__■■

   ■■■@■■_■■_■■  @CyDarKo

    ■@_@______■  @GobJiro | @GobTaro

    ■■+■■■■■■■■


 @シダル子は唱えた: 『亡者よ、聞くがよい。冥界神の名において、停戦を命じる・・・』

  ダークエルフ剣士のゾンビは中立になった。

  ダークエルフ盾兵のゾンビは中立になった。

  ダークエルフのコック長のゾンビはすでに中立だ。

  :

  ダークエルフ盾兵のゾンビは友好的になった。

  ダークエルフ盾兵のゾンビは友好的になった。

  ダークエルフ剣士のゾンビは友好的になった。


<効いた!>

「すげーじゃん。3人も友好になってるし」


 ダークエルフ盾兵のゾンビは敬礼した:

 @シダル子は敬礼した:


「敬礼!」

<salute!>

「いい感じになってますが」

<相手はゾンビだけどねw>

「これで中庭安全になったんじゃね? 突っ切ってみよっか」

<全員で?>

「いや、念のため霧出して、いつもの2人で」


 水の精霊@十二郎は霧に包んだ: 霧が濃くなった(26%)。


■■■ 180、粘土のタロス ■■■@..Z


   ‰% %‰

  ‰%.■_%‰

 ‰%‡S■_〒%‰

 ‰%..S_Z%‰

 ‰%‡.■_〒%‰

  ‰%.■_%‰

   ‰%%%‰


<地の精霊@ゴブ十四郎、水の精霊@十二郎、出ます。・・・出ました。・・・敵の反応なし>

「何も見えねー」

<こっちもプレイしづらくなるのが玉にキズだねw>

「あとさー、ゾンビせっかく仲間にしたのに出番がねーっつー」

<まあしょうがないよ>

「雑魚だからねw」

<正門を避けて、北壁沿いに移動してます>

「正門あったの?」

<それっぽい出っ張りがね。南の壁に>

「まあ守備が硬いだろうからね」

<そーそー>

「敵に遭遇しちゃったら偵察の意味がないもんね」

<そーそ・・・遭遇しちゃったw>


   ■■■■%

  +■S..%  Water Spirit @12ro

 %FS...%  Left Foot (Clay Talos) | Earth Spirit @Gob14ro

 ‰%%%%%‰


<左足・・・『粘土のタロスの左足』かな?>

「たろす」

<ギリシア神話に出てくる、青銅の機械巨人>

「ゴーレム?」

<ゴーレムはユダヤだね>

「動く銅像とか、めっちゃ強そうだよね」

<うん。『アルゴー号の冒険』では、あっさりやられちゃうけど>

「マジで? どうやって?」

<メデイア姫に騙されて人工血管の栓を引っこ抜かれて>

「誰メデイア姫。暗殺者かなんか?」

<コルキス島のお姫さま。太陽神の孫娘。女神ヘカーテの司祭。魔女。蘇生もできるし若返りの秘法も知ってる>

「盛りすぎじゃね?」

<盛りすぎだねw>

「女主人公?」

<ちがう。主人公はイアソン王子。金羊毛のクエストを手伝ってくれるのが、メデイア姫>

「きんようもう」

<ゴールデン・フリース>

「それ船の名前じゃなかったっけ?」

<このゲームに出てくるのは『ゴールデン・ラム』号だね。でも、元ネタだと思うよ>

「へえー」


 うんちくの時間はおしまいです。

 で。


<で、『左足』と言うからには部位持ちですね>

「あー、クラッシュしても死なないヤツ! ドラゴン系」

<そうそう>

「やべー。さらに倒しにくそうじゃん」

<逃げます?>

「逃げるか・・・? あ、その前にアレだ。アレやってみて。地の精霊いるんでしょ?」

<うん。地の精霊@ゴブ十四郎>

「凹ますやつ」

<あー>


 地の精霊@ゴブ十四郎は陥没させた: 土の地面が1フロア陥没した。

  粘土のタロスの左足は転落した。3のダメージ。

 粘土のタロスは転倒した:

  頭に14ダメージ。頭に14ダメージ。

  右手に6ダメージ。右手に6ダメージ。

  胴体に4ダメージ。胴体に4ダメージ。

  左手に6ダメージ。左手に6ダメージ。

  ウヒャー! 地の精霊@ゴブ十四郎は回避した。


「倒れたか」

<危なかった>

「押しつぶされそうになったんかいな?」

<うん>


   ■■■■%

  +■S..%

 %FSAA.%

 ‰%%%%%‰


「避けれてよかったね。相手は?」

<生きてますね・・・霧で全体像見えないけどw>

「青銅の巨人っつーぐらいだから倒せないっしょ。逃げようぜ」

<こいつは粘土ね>

「ああ粘土か」

<呼び戻す?>

「いや、走って抜けれるかどうか、やってみて」

<賭けますか>

「うん。でないと、次からどうしていいかわかんねーし」

<らじゃー! 抜けます・・・抜けました!>

「行けたか」


 霊偵の2人組。

 『粘土のタロス』を振り切りました。

 ゆく手に現れたのは・・・


<塔・・・かな>

「本丸?」

<じゃないほう。本丸はここのすぐ南>

「ふむ・・・」

<入り口に敵の姿なし>

「入ろう」

<霧邪魔なんで、@十四郎だけ入れますね>


 中に入った。


■■■ 181、監獄塔のおじいさん ■■■@..Z


  ■■   ■■

 ■〒■■■■■_■

 ■@______■  Old Man

 ■廿廿廿Ⅲ廿廿廿■

 ■>_____S-  Earth Spirit @Gob14ro

 ■_______■

  ■___〒_■

   ■■■■■


<牢屋。おじいさんが1人>

「牢屋・・・監獄塔ってとこ?」

<そうだね>

「話しかけれる?」


 地の精霊@ゴブ十四郎はあいさつした: 「ごきげんよう。私の名前はゴブ十四郎です」

 おじいさんはあいさつした: 「ごきげんよう。私の名前は・・・おじいさんです」


「おじいさんって名前なのかよw」

<My name is... Old Man って言ってんだもんw>


 おじいさんはしゃべった:

 「なんじゃ? おぬしら。

  もしかして、魔王を倒しに来たんか?」

 ┏━━━━━━━━━━

 ┃魔王を倒しに来たんか?

 ┃ →そのとおりだ!

 ┃  魔王に仕官したい

 ┃  おまえは何者だ?

 ┗━━━━━━━━━━


「おまえは何者だ!」


 おじいさんはしゃべった:

 「見ての通りじゃ。

  この身体が朽ち果てる前に、

  書いておきたいものがあってな・・・」


 「魔王に会いに来たんなら、

  城へ行かねばならんのじゃないか?

  わしとしゃべっても、時間の無駄じゃぞ」


<会話、打ち切られました>

「あやしい・・・」

<名乗らないしね>

「初めはさー、レオナルド先生じゃねーかと思ったんだけど」

<レオナルド先生じゃないけどw 城を設計した技師のことね? パレットの暗号の>

「そう。でも、正体隠す必要ねーじゃん?」

<うん>

「選択肢は3番が正解の原則からしても、正体暴くのが正解っぽいし」

<うんw>

「うーん・・・こいつはたぶん、敵ですよ」

<なんで牢屋入ってるの?>

「わかんね。けどなんかこの部屋、形おかしくない? 奥の」

<ああ。隠し扉あるのかな>

「・・・牢に入れる?」

<えっと・・・ダメですね。鍵が掛かってる>


 おじいさんはしゃべった:

 「あまり、この年寄りをわずらわせんでくれんか?

  わしには、時間がない・・・

  こうして書き物ができる時間は、もう長くないのじゃ」


「うーん・・・」

<どっかに鍵があるのかな>

「階段あるね。調べてみっか」


 奥の階段へ。下り階段ですね。

 下りてゆくと・・・


 天井は落下した:

  ウワアアア!!! 地の精霊@ゴブ十四郎はあわてて飛びのいた。


 ■■■■■

 ■<_S●

 ■■■■■


「デストラップ!」

<落ちてきた岩が邪魔で進めませんね。動かすこともできない>

「陥没は?」


 地の精霊@ゴブ十四郎は陥没させた: 石の床が1フロア陥没した。

  死の巨大岩は転落した。12ダメージ。


<通れますね。では進みm・・・>


 天井は落下した:

  マタカヨ!!! 地の精霊@ゴブ十四郎はあわてて飛びのいた。


 ■■■■■■■

 ■<__○S●

 ■■■■■■■


「ダメだなこりゃw 『進むな』って意味じゃね?」

<もうちょっと行ってみていい?>

「まあいいけどw」


 2つ目の罠も『陥没させる』で床に片づけて。

 果敢にも先に進む、@ゴブ十四郎!

 そんな彼のゆく手をはばむ、第三の罠は・・・


      ■■

  ■■■■<■■

 ■■■■■___■

 ■■■■■■■S■

 ■■■■■■■_■

 ■<__○_○_■

 ■■■■■■■■■


 ・・・第三の罠は、なかった。


<階段を発見>

「やるね。なんでわかったの?」

<わかってはなかったけど、何かあるから罠仕掛けたんじゃないかなって>

「なるほどね」


 階段上がった先には・・・


   ■■■■■

  ■■_☆S■■  (☆は魔方陣です)

 ■〒■■■■■_■


<『テレポート入り口』>

「なんだとー!!!」


 なんと!

 床に魔方陣が描いてある。

 『テレポート入り口』と、書いてあるではないか!


「・・・親切だよね。『入り口』って教えてくれんの」

<そうだねw>


■■■ 182、だれだよ! ■■■@..Z


「テレポートってさー、出口あったよね?」

<えーっと・・・うん、あった。『銀の砦』の隠し地下室に、『テレポート出口』>

「つまりそういうことだよね! よし、入っちゃえ!」

<いいの?>

「なんかあっても戻れるっしょ。精霊だし」

<はいなw>


 地の精霊@ゴブ十四郎は魔方陣を踏んだ:

 テレポート入り口が作動した:

  地の精霊@ゴブ十四郎は、別の空間へ、転送される・・・

 ┏━━━━━━━━━━

 ┃どこへ向かいますか?

 ┃ →銀のハイエルフの砦

 ┃  鬼の入り江の村

 ┃  ハイエルフの銀の港町

 ┗━━━━━━━━━━


「なんだこりゃ」

<シャッフルされてるみたいに見えますね・・・>

「シャッフル」

<『銀の』『砦』みたいに地名をぶった切ってモンタージュしてるの>

「ああ。うん」

<なにか法則があるんでしょうけども>

「出口わかってんのは、『銀の砦』だよね」

<うん>

「こん中だと『銀のハイエルフの砦』っつーのがそれっぽいけど・・・」

<うん>

「それっぽいってことは引っ掛けじゃねーの? ってなるよね」

<うんw>

「さっきの罠の本気度からしてさー、火山の真上にポーンと出る! ・・・とか、あっても不思議ないよね」

<たしかに>

「フーカさんはどう思いますか!」

<私?>

「さっきから相槌しか打ってねーけどw」

<いやだってわかんないんだもんw 3パーツあるなってぐらいしか>

「3パーツ」

<『銀の』『ハイエルフの』『砦』とかね。3ワードでしょ? 『銀の砦』は2ワードじゃない>

「あー。英語的な発想だね」

<うん>

「ってことは、2パーツの『銀の砦』には飛べねーよ! ってこと?」

<わかんない。暗号のルールがわかんないし。複雑な処理なのか、『第一パーツがホント』みたいなシンプルなものか・・・>

「んじゃ、シンプルなやつで」

<なんで?>

「人間そんな複雑な規則覚えてらんねーし。デストラップあるとしたら、間違ったら自分死ぬじゃん」

<あー>

「1パーツだけホントって仮定で行こうぜ」

<はいはい>

「んでさー、選択肢は3が正解ってパターンで言うと、3が『銀の砦』じゃねーかと思うんだよねw」

<・・・ううんw>

「なにその気に入らなさそうな返事w」

<暗号は暗号としてすっきり解きたいという欲求が・・・>

「いいじゃん。真ん中のパーツだけホントなんだよ。そういうことにしよーぜ」

<ええー・・・まあ、はーい・・・w>


 ┏━━━━━━━━━━

 ┃どこへ向かいますか?

 ┃  銀のハイエルフの砦

 ┃  鬼の入り江の村

 ┃ →ハイエルフの銀の港町

 ┗━━━━━━━━━━


 画面、フェードアウト。

 フェードイン。


 そこは、小さな地下室だった。


 ■■■■■

 ■<..■

 ■.S.■

 ■...■

 ■■■■■


「これは見たことありますよ!」

<『テレポート出口』とありますね。これは『銀の砦』の可能性d──>


 階段に向けて、一歩動いたその瞬間。


 地の精霊@ゴブ十四郎はロープを引っ掛けた:


「あ」


 ガランガランガラン! 鳴子が鳴り響いた:

 石が落ちてきた: ウヒャア! ゴブ十四郎は回避した。

 槍が飛び出してきた: ゴブ十四郎に13ダメージ。

 タライが落ちてきた: ごわ~~~ん! ゴブ十四郎に1ダメージ。

 床が左右に割れた:

  ゴブ十四郎は転落した。6ダメージ。


 誰ジャ! コンナ罠ヲ、仕掛ケタノハ・・・! ゴブ十四郎は死んだ。


「俺だよ!」

<私だよ!>


 ・・・はい。

 これはアレですね。

 俺と風花が仕掛けた罠ですね! (18話『こだまブースト』の回です。)


「喰らってから思い出したわ」

<初めは音が鳴るだけだったんだよね>

「そーそー」

<でも、トリガーひとつで複数起動できるってわかって、面白いなって>

「フーカがそんなこと言うから・・・」

<カンタさんがやれって言うから・・・>

「言ったね。言ったわ。やれって言った俺」

<完ッ全に忘れてました>

「あれから何日も寝たもんね」

<うん>

「ってかさー、『銀の砦』に行こうとする時点で思い出せよってw」

<ホントだよw>

「まあしょうがねえ。『精霊召喚』して蘇生しようぜ」

<はーい>


 @スピナーは召喚した: 「地の精霊@ゴブ十四郎、来て!」

  ウラメシヤー。地の精霊@ゴブ十四郎が召喚に応えた。

 @ルーンドは唱えた: 『黄泉の法に則って、月のふたたび満ちるがごとく、この世の巡りに帰り来よ・・・』

  招集されたマナを30ポイント消費した。

  @ゴブ十四郎は蘇った。


「やれやれ」

<いやー、綺麗に決まりましたね!>

「ホントだよw」


「かんたー。ふうかちゃーん?」


「あ、はーい!」

<ご飯ですかね>

「ですね!」


 今日はここまでです!




※このページの修正記録

2024/05/12

「182、だれだよ!」

 存在しない選択肢の話をしていたのを修正。

  × 「こん中だと『銀の王の砦』っつーのがそれっぽいけど・・・」

  ○ 「こん中だと『銀のハイエルフの砦』っつーのがそれっぽいけど・・・」


 罠仕掛けたのがいつだったかを追記。

  『こだまブースト』の回、冒頭で、2人してやらかしてます。

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