パレットの暗号

■■■ 169、農園です ■■■@..Z


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┃ RULED SPIRITS

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┃ > Continue <

┃  Create World

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 農園です。


 ブルート倒したあと、偵察してたんだよ。

「前にこのへん歩いたとき、何か見えてなかったっけ?」

<えーと・・・(ログを検索)・・・あ、麦畑が見えてたね>

「じゃあそっち行ってみっか」

 ・・・ってな感じでね。


 水の精霊@十二郎が『霧に包む』。

 地の精霊@ゴブ十四郎と2人で、偵察である。


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<霧の麦畑>

「なんも見えやしねー」


 農園です。霧しか見えねー。


<ちょっと霧薄めよっかw>

「だね」

 霧を薄めつつ、@ゴブ十四郎が1人で『隠密』。周辺を探る。

 すぐに建物が見つかった。

<小屋があります>

「入ってみましょう」


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 〟■≡≡@■  Darkelf Serf

 .@..≡■

 〟■≡@@■  Darkelf Serf

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<ダークエルフの農奴(のうど)>

「この畑の奴隷かな?」

<でしょうね>

「なんか話聞けるかな? 前の・・・なんだっけ? 奴隷兵。アレみたいに」


 地の精霊@ゴブ十四郎はあいさつした: 「ごきげんよう。私の名前はゴブ十四郎です」

 ダークエルフの農奴は目を覚ました:

  「誰だ!?

   おお、許してくれ! 鞭打つのはやめてくれ!

   我々は何もしていない。魔王に逆らうつもりもない!」


「ビビっとる」

<会話打ち切られました>

「食料でもあげてみたら?」


 地の精霊@ゴブ十四郎はプレゼントした:

  ダークエルフの農奴は肉とクッキーとライ麦パンとエールのスープを受け取った。

  ダークエルフの農奴はよろこんだ。

  これはうまい。お腹9ポイント回復。胃もたれした。


 ダークエルフの農奴はしゃべった:

  「ありがとう。地の精霊よ。

   久しぶりに、自分が家畜でないことを思い出したよ」


  「私は、技師見習いだった。

   我が師匠は技師であり、画家でもあり、発明家でもあった。

   このダークエルフの王都の建設にも、深く関わったのだ」


  「だが、都が敗北した、あの日・・・

   師匠のアトリエにも、魔王の軍勢がやってきた。

   そして、師匠はみずから生命を断った」


  「──なぜ死んだかって?

   生きていれば、拷問され、城の秘密を探られるからさ。

   何も知らない私でさえ、奴らの拷問を受けたぐらいだからな・・・」


  「ああ! 我が師よ!

   最後の朝にも、あなたは

   キャンバスに向かっておられた!」


 ダークエルフの元技師見習いは咳き込んだ: ゲホゲホ。

  「拷問のせいで、肺も、指も、やられてしまった。

   もう、絵を描くこともできぬ」


  「師匠のアトリエは、この農園の北にある。

   すっかり打ち壊され、もう誰も住んではいないがね・・・」


「シリアスな話だった」

<いや、前からシリアスでしょ?w>

「俺たちがボケてるだけかw アトリエ行ってみっか」

<はいな>

「・・・しかし、あれだね。画家が設計もやるって。そんな人いんのかよって」

<レオナルド・ダ・ヴィンチ先生>

「モナリザの?」

<そうそう。1452年の生まれ。絵画、彫刻、設計、その他色々できた御方。

 土木技術者として軍に雇われて働いたりもしてる>

「へえー。実際にいたんだ、そんな人」


 とかしゃべってるうちに、建物に到着しました。


■■■ 170、パレットの暗号 ■■■@..Z


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「なんだこりゃ」

<壁が壊されてるのかな。ドアも開きっぱなし>

「うへー・・・」

 中に入る。

 めっちゃ散らかってる。そこらじゅうにゴミアイテムが落ちてる。

<『血の痕』『破れたキャンバス』『固まった膠(にかわ)』・・・アトリエで間違いなさそうですね>

「にかわ」

<動物のゼラチンで作った接着剤だね。たぶん、絵の具の材料>

「絵の具に接着剤入ってんの?」

<入ってるよ。水彩絵の具なら、アラビアゴムとかね>

「へえー。拾っとこっか」

<はいな。『汚れたパレットと展色剤』ゲット>

「てんしょくざい」

<絵の具をのばすための溶液。油絵でいうとこの油とか>

「水彩で言うとこの水とか」

<うん。・・・いや、水なら『水』でいいじゃんw>

「何のアイテムだろーね?」

<使えるみたいだけど・・・>

「使ってみよう!」


 水の精霊@十二郎は汚れたパレットと展色剤を使った:

  ナイフ傷のあるパレットを手に入れた。


<アイテムが変化しました>

「それは重要アイテムですよ! なんか書いてある?」

<『ナイフ傷のあるパレット: 記号が4つ刻まれている。』>

「どんな記号だろ」

<わかんない。情報はこんだけ>

「もしかして、暗号じゃね? さっきのダークエルフんとこ持ってってみよーぜ!」


 持ってった。


 地の精霊@ゴブ十四郎はプレゼントした:

  ダークエルフの元技師見習いはナイフ傷のあるパレットを受け取った。


 ダークエルフの元技師見習いはしゃべった:

  「これは・・・師匠の記号だ!

   『湖、右、左、左』と彫ってある!」


「やっぱ暗号だった!」

<当たりですね。秘密の道とかかな?>


 ダークエルフの元技師見習いはしゃべった:

  「『湖』というのは、城の東の貯水湖のことかも知れん。

   天然の湖に、師匠たちが貯水の仕掛けをしたのだ。

   そして、城の水源にしたと聞いたことがある・・・」


  「だが、そのあとの『右、左、左』は、私にはわからぬ。

   私が設計に関わっていればわかったのだろうが・・・。

   すまない。これ以上は、お役に立てないようだ」


  「恐れを知らぬ英雄、地の精霊@ゴブ十四郎よ。

   君に、幸運と月の加護のあらんことを」


「湖、右、左、左ね」

<じゃあ次は湖ですかね>

「だね」


 ふたたび、霧に包まれて。

 歩くことしばし。


<水が見えてきました>

「あったか」

<サメも>

「は?」

<サメ>

「湖に?」

<サメ>


■■■ 171、海乃センセー! ■■■@..Z


 ‰‰%%%‰‰

 ‰%~F~%‰  Giga River Shark

 %~~~F~%

 ~~~~~~~

 〟...〟〟.

 〟〟@@.〟.


<ギガリバーシャーク>

「なんだと・・・」

<リバーシャークって呼ばれるサメはいるんだけどね>

「いるんだ」

<うん。淡水に入れるサメ。ちなみに、オオメジロザメも川に入れるらしいよ>

「ギガメジロザメ」

<いないよw>

「まー、ギガってつくってことはでっけーんだろーね」

<でしょうねぇ・・・>

「困ったね」

<困りましたねぇ・・・>

「海乃センセー。湖にサメがいるんすけどー!」

<えー? 見間違いじゃないですかー?>

「ちょwwwセンセーw」

<海乃センセーは、お兄さんの消息以外興味がないとおっしゃっています>

「いつまで探してんの。現実見ようよ」

<兄はきっと生きています!>

「死んだわ! とっくに!」


 海の神の司祭、@海乃さん。ハーフエルフの司祭さんだね。

 兄の@海男が死んだのを知らず、探し続けてる──っていう風花設定があんだよねw

 沈没船引き揚げ以来、出番なかったんだけど・・・


<真面目な話、@海乃をこっちに持ってきます?>

「うん。まあ経験点突っ込めば他のキャラでもできんだろーけど・・・」

<@シャインとかね。でも『水泳』も伸ばすことを考えると・・・>

「海乃センセーに任すべきだよね」

<うん>

「じゃ、呼ぼーぜ!」


 ・・・そんな@海乃さんに、ふたたび脚光が当たる!


「偵察切り上げね。いったん帰って、@海乃と合流しよう」

<はいな。

 月神殿、マナ招集開始します。・・・貯まりました。

 『精霊召喚』します。・・・あ、こだまがブーストしてくれたw>


 偵察の2人、テレポート・バック! 一瞬で仲間のとこまで帰還しました。


「テレポートって強いよね。いまどきのRPGじゃ当たり前になってっけど」

<移動を真面目にやってるゲームではね。移動って時間かかるし>

「爽快感あるわ」

<いまは特にねw>

「うむ」


 『霧に包む』、移動、『霧に包む』、移動・・・って感じだからね。

 操作してんのは風花だけど。まー、まだるっこしンだよな。


「結局大丈夫だったね」

<なにが?>

「本隊。燃え鷹に見つかるかと思ったけど」

<ああ。そうだね。壁があるからか、たまたまなのか・・・>

「で、海乃センセーは、いまどこいんの?」

<海の上>


 ~┌─~~~~~~~~

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 ~~\\O\\~~~~~

 ~~~\\@\\~~~~

 ~~~~\\@\\~~~


<“ゴールデン・ラム”号で定期航海中でーす>

「・・・前から思ってたんだけどさ、」

<なに?>

「動いてる船の上に@がボケーッと突っ立ってんの、シュールだよねw」

<あはは>

「船には★大鷲できないよね?」

<うん。できない>

「着くまで待つしかないか・・・」


 @海乃が★大鷲持ってりゃなー。飛んで来れんだけどなー・・・


「・・・あ、精霊テレポートで★大鷲届けりゃいいのか」

<@海乃のとこに? そうだね。その手はあった。まあ精霊使いいないけどね>

「いないか」

<まあ、いったん戻ったほうが安全だよ>

「そうだね。船はいつごろ到着すんの?」

<寝てるあいだに着くと思う>

「じゃそうすっか。調子乗って全滅してもヤだし」

<だね>


 @サンデーは★大鷲のオーブを使った:

 :

 神代の大鷲は舞い降りた: 「私を呼んだかね? 望む所に運んでやろう」

 ┏━━━

 ┃どこに運んでもらいますか?

 ┃ →鬼の港町

 ┃  入り江の港町

 ┃  :

 ┗━━━


<精霊は残しとく?>

「あ、そうだった。水の精霊は置いとかないとね」

<うん>

「精霊って、マナの杖でご飯食べれる?」

<食べれるね。けど、精霊全員残すとポイント全然足んないよ>

「じゃあ水の精霊だけ残す」


 主力は★大鷲で帰還! 飯食って寝る!

 水の精霊@十二郎は、ひとり月神殿に残って・・・


 水の精霊@十二郎はマナを食べた:

  これはうまい。マナプールの杖13のマナを5食べた。満腹になった。


「ひとり飯」

<ちょっとかわいそうだね。精霊だけご飯食べれないの>

「だね」

<無駄はないんだけど。ぴったり食べてくれるから>

「『胃もたれした』ってならねーもんな」

<そうそう。常にぴったり栄養補給>

「ロボットみたいだな。給油っつーか」


■■■ 172、組み替え ■■■@..Z


 @海乃たちを乗せた商船“ゴールデン・ラム”が魔王の島に到着。

 メンバーを組み替えるわけですが・・・


「海乃はマナベース班に入れるとして、誰を抜くか」

<抜くの?>

「経験点もったいねーじゃん」

<30人に1人入れても3%減るだけだよ?>

「1%舐めちゃダメだよ」

<はーい>

「マナベースにさー、@ハッピーとか@ゴブ四郎とか入ってんじゃん」

<うん>

「ハッピーは知覚とか魅了とか使うかも知んねーから、いいとしよう。

 ゴブリン2人はいらないっしょ?」

<マナ招集時に盾構えたりはしてるけどね>

「役に立ってる?」

<あんまり。最後に役に立ったのは、ゾンビ砦のときだね>

「抜きましょう!」

<はーい>


 @ゴブ四郎・五郎、アウト!

 @海乃センセー、イン!

 マナベースは・・・


  @シダル子 @ハッピー @海乃

  @シャイン @サマー @ルーンド

  @スピナー @スピッツ @スピンドル


 ・・・こうなりました!


<で、もう1日流すと>

「水の精霊さびしいだろーな」


 さらに1日過ごして、★大鷲の回復を待ってから、『魔王の城・月神殿』へもどる。

 軽くマナベース構築して、マナプールの杖を補充。


「で、また1日流すとw」

<緊急テレポート手段がもうひとつ欲しいとこですねー>


 さらに1日過ごして★大鷲を回復してから、『霧に包む』! 全員で出発!

 問題なく湖に到着!

 ギガリバーシャークを前にして・・・


<なだめまーす>

「サメをなだめる!」


■■■ 173、サメをなだめる ■■■@..Z


 @海乃は唱えた: 『三叉の鉾(ほこ)持つ神のしもべよ、怒りを鎮め、応えたまえ・・・』

  ギガリバーシャークは中立になった。

  ギガリバーシャークは中立になった。

  :

  ギガリバーシャークは友好的になった。


<1匹籠絡(ろうらく)>

「これ1匹しかかかんねーのかな?」

<かも知んないけど、『なだめる』担当はみんなスキル低いからね。ちょっとわかんない>

「シダル子は育ってるよね?」

<うん。今度余裕あったらアンデッドなだめてみようか>

「だね。まあ、全員友好的になられても、扱いに困るけど」

<エサ代がかさみますね>

「水族館かよ!」


 見える範囲、ギガリバーシャークはみんな中立・友好になった。

 潜ってみます!


「えっと、メンバーだけど。水の精霊は岸に残しとかなきゃなんねーからな・・・」

<ゴブ偵に精霊が2人いますよ>

「あ、そうだっけ?」

<地のゴブ十四郎と、かえりの十五郎>

「じゃあ、海乃センセーとその2人で!」


 @海乃、地の精霊@ゴブ十四郎、かえりの精霊@十五郎。

 3人に『素潜り』をかけて・・・(1時間潜水できて、泳ぎがうまくなるって呪文ね)


 さぶーん!


 ~~~~~~~~

 =======@  Earth Spirit @Gob14ro

 ======@=  Recursion Spirit @Gob15ro

 =====@==  @Umino

 ==<=F===  Giga River Shark

 =■■■====

 ■■■■■■■■


<入り口を発見>

「やっぱりか」

<『泡の冠』館と似たパターンですね>

「だね。ってか、水中から入んなきゃなんねーのかよ」

<そこも同じなんじゃない?>

「あー、正面突破できるけど、潜ったほうが安全ってこと?」

<そうそう>


 サメと精霊を引き連れて。

 @海乃さん。魔王の城の、秘密の通路(?)に突入である!

 待ち受ける運命やいかに!?


「あ、そろそろ風呂入っとかなきゃ」

<はーい>


 いったん休憩でーす!

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