連載エッセイ
Unknown
第1話 就活と断酒の二刀流
最近、障害者枠での正社員の面接を受けたり、断酒生活を始めたり、いろいろ前向きに頑張ってる。
幸せになる為には前に進まなければならない。前に進む為には、ある程度の痛みやストレスを伴わなければならない。
メンタルの調子を見ながら頑張る。
俺も近々27才になってしまうし、最近は本気を出している。ここが俺の人生の正念場だと思う。アラサーの今頑張れるかどうかで、今後おっさんになった時に幸せになれるか不幸になるかが決まる。
それと並行して、最近ダイエットもしている。断酒=ダイエットみたいなもんだ。俺が1日に摂取するカロリーの大部分は酒だから。酒をやめたら俺はすぐガリガリになる。
酒に依存する前はめっちゃガリガリでした。171センチで60キロとかだった。それが今では、とんでもねえワガママボディーだ。
俺は社会不適合者ではあるが、それでも人と関わって生きていたい気持ちはある。
アパートに引きこもってたら、なかなか人と繋がるのは難しい。必然的にネット上だけの関わりになってしまう。
ネット上の関わりも楽しいんだけど、やっぱり俺はリアルの世界でダイレクトに他人と繋がりたい。単純に一緒にメシ食いに行ったりカラオケ行ったり酒飲んで語り合ったりしたい。
どうせ俺は「死にたい」と言いつつ死ねないのだから、生きていかなきゃいけない。生きるんだったら、傷付く覚悟を決めて、進むしかない。ずっと部屋に居たら何も始まらない。
他人の評価を気にすることは本当に何の意味もない。自分が生きてて楽しいかどうかが全て。人生を楽しくするには、ある程度の苦しみが必要。
ずっと引きこもってたって何もやることないし退屈だ。
俺は疲れたから、今日はずっとベッドで横になってスマホをいじっている。特に誰からも連絡が無い。妹からラインが来たくらいかな。あと、東京電力からもラインが来た。1ヶ月分の電気代を伝えてくれた。
今度、東京電力を誘ってカラオケにでも行きたい。
俺と東京電力は大親友だからよ……。
タバコがうまい。
ちなみに俺は紙タバコからアイコスに変えた。なんで加熱式タバコに変えたかというと、アパートの壁をヤニで汚したくないのと、何よりモルカーのぬいぐるみ達を汚したくないのが理由だ。
ぬいぐるみには魂が宿るって言われてるけど、たしかにそうかも。俺はまるで自分の子供であるかのようにぬいぐるみを大切に扱う。
ペットのカメも俺の息子だと思って接している。
カメもぬいぐるみもギターも俺の家族だから。
アイコスに変えて数ヶ月が経つ。
毎日が退屈すぎる。
かと言って出掛けるのも面倒だ。きょうの俺は疲れてる。
俺の部屋をハエがぷんぷん飛んでて鬱陶しい。ハエは流石に俺の息子だとは思えない。愛着が湧かない。
きのう、部屋にデカい蜘蛛が出たから、テレビのリモコンで叩いて殺した。この蜘蛛も俺も同じ一つの命だ。しかも蜘蛛って基本的に益虫だからな。部屋に湧いた色んな虫を食ってくれるめっちゃ良い奴。俺はそんな良い奴を「見た目が嫌いだから」という理由だけで殺害した。俺はなんて酷い奴なんだ……。
でも前提として俺は「1人暮らし」をしてるのであって、虫と共生したいわけではない。
私は1人暮らしなのだから、他の居住者は全員死んでもらいます。(フリーザ)
俺のカギにドラゴンボールのフリーザのキーホルダーがついているが、やはり俺もフリーザと同じくらい強いです。戦闘力は62万。
わたし、別に蜘蛛なんて全然怖くないんだからね。
腹が減ったので、セブンイレブンで買った冷凍のコロッケを食いたいと思いやーす
コロッケをチンしてきました。甘くてうまい。たまに俺自身で手作りのコロッケを作ったりするけど、やっぱり普通に店で売ってるコロッケの方が100倍うまい。でも料理を作るのは暇つぶしになるからいい。
うちのコンロはIHだから、揚げ物作りには向いてない。IHだと火力が弱い。
窓の外でツクツクボーシが鳴いている。
おーん。
2話に続く
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