二日目 祇園ナトリ、執筆環境を語る

 こんにちは、あるいは初めまして。

 先日、麻婆豆腐をマンゴー豆腐と聞き間違えたら、次の日の晩のデザートがマンゴー豆腐だった祇園ナトリだ。


 さて、今回は祇園の執筆環境について語ろうと思う。


「おい待て祇園ナトリ、貴様創作論など無いと豪語していただろうが」


 ふむ、全く持ってその通りだ。

 正直に言おう、ネタが無いのである。推し語りをすればいいじゃないかと言う言葉も聞こえて来そうだが、これに関しては少々事情があるのだ。

 推しを語るならもう作品名もキャラ名も出したいじゃないか。だからそれが権利的に問題が無いか運営に問い合わせている。返答が来るまで推し語り回は少々待っていて欲しい。何卒。


 それでは本題に戻ろう。祇園ナトリの執筆環境の話だ。もしかしたら環境の話じゃないかもしれないし、何を言っているのかご理解頂けない点もあるかもしれないが、どうぞ最後までお付き合い頂きたい。


 まず、祇園の執筆において大事なのは、脳内で何度も考えた場面を己が身で何度も演じる事だ。


 待って、話は最後まで聞いてくれ。


「何を貴様、阿呆な事を」と思っただろう。だが、祇園はこうでもしないと物語の流れをしっかり掴めないのだ。

 勿論、一番最初にやる事は脳内でうちの子を動かす事だ。そこで大まかな流れと、絶対に入れたいセリフを考えてもらう。

 次にやる事は、それを祇園が演じる事。そうすればなんと不思議、そのシーンが、そこに居るうちの子が鮮明に見え始める。


 無論カットはかからない。祇園が面白くないと思えば勝手に起動を修正して、面白くなる方向へ話を持っていく。そうして完全に完成したそれが、うちの子へ渡す台本となるのだ。


 そうして最後にうちの子に演じてもらい、祇園がそれを書き留めて執筆となる。勿論アドリブもセリフの言い回しを変えるのも何でもアリだ。

 時折、書き留めている最中に地の文を考えるのが面倒になるので、先にセリフを全て書き留めてしまう事もある。そうすれば後は全部祇園の仕事だ。


 ただ祇園はスランプと仲良しなので、すぐに仕事を前にした十六夜の様な表情になる。顔面蒼白、死んだ目をした祇園を見て、うちの子達は哀れみの目を向けながらこういうのだ。


「ごめん、ここのセリフと展開変えてもう一回やるから……」


 本当に申し訳ない。という訳で、祇園の執筆にはうちの子の援助(またの名を介護)が必須なのである。いつもすまない。ちなみに今は「黎明のスレイヤー」の書き換えで黎スレ組に多大なる迷惑をお掛けしている。


 さて、祇園の執筆にはもう一つ欠かせない環境がある。それは周りに話が出来る状態の知人(家族を含む)がいない事と、イヤホン等で音楽を聞く事だ。うむ、二つだった。失敬。


 これについては自分でも理由が分かっていない。恐らく、二時間弱ある登下校時間を執筆時間に回していた事が原因ではないかと考えているが、こればかりは確かめようがないのである。


 そんなこんなで意味不明の業を背負っている祇園は、この環境を少しでも崩すと文章が崩壊するのであった。ちなみに祇園が長期休みに入るとスランプを引っ提げて書けなくなるのは、実家暮らしの為一人になる機会が皆無になる所為なのだ。うむ、言い訳である。でも本当なのでどうか許して欲しい。


 またこの日記もそんな状態で書いているので、所々日本語が崩壊している可能性もあるが、これは小説では無いので目を瞑って頂きたい。


 ふむ、今はこんな所だろうか。いつか普段聞いているセットリストについても語れたらいいなぁと思っている。その時はまたこの暴走超特急をよろしくお願いしたい。


 という訳で、祇園ナトリは執筆環境を語るのであった。

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