声をかける

 あなたは声をかけた。すると、怪しい人物はびっくりした様子で男の子を手放すと逃げていった。男の子は泣きながらあなたに駆け寄ってくる。


「うわーん」


「迷子かな? 親はどこだろう?」


 あなたと一緒に来た人が呑気なことを言う。あなたたちは男の子の親を探した。すぐに見つかった。感謝の印と年間パスポートをもらった。


「ははは、年間パスポートだって。現在じゃ潰れているのにね」


 あなたは、過去の遊園地を楽しんだ。遊び疲れて近くのベンチで一休みした。いつの間に眠ってしまったのだろう。


 あなたは肩を激しく揺さぶられて起こされる。きっと一緒に来た人だろう。


「お客さん! 困りますよ! 勝手に入っちゃ!!」


 知らない声だ。あなたは飛び起きた。カラフルなジャケットを来たお兄さんが目の前にいる。


「いくら年間パスポートを持っているからと、やっていいことと悪いことがありますよ!!」


 あなたは遊園地を見渡した。大きくて綺麗な遊園地だ。あなたたちは遊園地のスタッフに怒られた後、家に帰った。



★ END 開園50周年おめでとう!! ★

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