次はジェットコースター(観)
ジェットコースターに乗る(観)
いいね! ほら見てよ、上! レールが遊園地を覆うように伸びているよ。きっと上からの景色は最高だろうね。
さあ、行こう。
結構並んでいるね。きっとこのジェットコースターはこの遊園地の目玉に違いないよ。どう時間を潰そうか? しりとり? 恋バナ? それとも怪談でも話す?
ここは過去だから、圏外でネットが使えないね。こんなことなら、動画をダウンロードしておくんだったよ。
おっと、話しているうちに順番が来たみたいだね。さあ、乗ろうか。
昔のジェットコースターだから、作りはシンプルだね。座席は固いし、安全バーは頼りないし。でも、逆にスリルがあっていいかもしれない。
ほら、出発のベルが鳴ったよ。心の準備はいいかな?
◇ ◇ ◇
コースターはゆっくりと上昇していく。頂上に着くと急降下した。あなたの周りから悲鳴が上がった。恐怖の悲鳴ではない。驚喜の悲鳴だ。
頼りないコースターがあなたにほどよいスリルを与えてくる。あっという間にコースターは走り、ステーションに戻ってきた。あなたはジェットコースターを降りた。満足感に包まれている。
◇ ◇ ◇
いやー、楽しかったね。ジェットコースターに乗ったのは久しぶりだよ。最近のコースターは逆さまや逆走行とか怖いのばかりだから、こういうシンプルなコースターが好きだよ。
叫んで喉が渇いちゃったよ。お店でなにか飲み物を買わない?
お金? 大丈夫。あるよほら。現在のお金は過去では使えないんじゃないかって? 大丈夫。ちょうど、昭和時代の百円玉を持っているんだ。使えるよ。
ほら、遠慮せずに飲みなよ。この後はメリーゴーランドが待っているよ。
『飲み物を買う』
https://kakuyomu.jp/works/16817330663384580032/episodes/16817330663411807301
『いらない』
https://kakuyomu.jp/works/16817330663384580032/episodes/16817330663412337997
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