　あなたは恐怖に駆られて木馬から転がるように落ちた。体が地面に叩きつけられる。頭がぐらぐらする。頭を触ると濡れていた。

「飛び降りるなんて危ないじゃないか！」

　あなたと一緒に来た人は心配しながら近づいてきた。そして慌てだした。

「血が！　血が出ているよ！」

　あなたを起こすと遊園地の出口に向かいだした。肝試しは中止となった。

　あなたの頭の怪我は深く、病院に入院することになった。夜になると、声が聞こえてくる。

　助けて……助けて……

　ずっと、ずっと、遊園地の木馬の声が永遠に聞こえてきた。

　★　バットエンド　お大事に　★

『やり直す』

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