番外編 別売りの小物とか
よう、古城ろっくだ。
まだまだ本体について語りたいことは尽きないが、今回はちょっと休憩だ。カスタムパーツについて語ろうと思ってな。
ってのも、GIANT社は公式で、エスケープにこそつけてほしい部品を多数、取り揃えている。その中から僕が購入した商品をふたつ紹介しよう。もちろん、辛口評価でな。
まずはQRキックスタンドだ。
エスケープはスポーツバイクとして開発されているため、スタンドは別売りとなっている。ぶっちゃけ僕としては「要らん」って思ったんだが……最近、会社の駐輪所が高校生バイトで埋まる現象が発生してな。壁際を確保できないんだ。(※1)
この手の自転車は軽いので、下手にスタンドなんか使った日には風で倒される危険性が高い。なので壁に立てかけたり、フェンスに引っかけたりするほうが安全なのだが、今回ばかりは僕も日和ったね。
ってことで、エスケープ純正のキックスタンドを買ってみた。セット内容は、車軸にはめ込むタイプの片足スタンドと、フレームに固定するためのネジ1本。それから専用のQRだ。
前回話したとおり、エスケープR3は現在QRを使っていない。ボルトオンスキュアだ。
ぶっちゃけQRしか愛せない僕としては、このQRが手に入るだけでもスタンド買ったかいがあるように思っている。
……のだが、
スタンド自体はなかなか問題が多いかもしれないな。
まず第一に、これ車軸が通るための切り欠きが無いんだよ。つまり、また軸を全部抜かないと後輪が外せない。
つーか、外すときはまだいいんだけどさ。戻すときに車軸を通すの、結構難しいんだよ。スタンドの穴とホイールの穴を綺麗に重ねて、それから車軸をいっぺんに通さないといけない。ほとんど手探りだ。
次に、長さを変更できない。
もっとも、エスケープ専用に作られているので、長さはメーカーが最適に調整している。ので、普通に考えたら長さを気にする必要はない。
そう。普通に考えたら、だ。
タイヤの太さを変えると、タイヤハイト(タイヤの高さ)も変わってしまうため、地面から車軸までの長さがわずかに変わる。
それに合わせてスタンドを調整したかったんだけど……困ったな。
実際、タイヤを30Cから25Cに変更したんだけど、結果として垂直に近い角度になり過ぎた。立たない事はないけど、わずかな傾斜があるだけでもひっくり返る。うーん……
ただ、いい点もあるね。リアエンドに取り付ける方式なので、フレーム自体には傷がつかない。それにスタンドの長さ調整が出来ないぶん、重量は軽いね。最低限のパーツ点数しか使ってないからさ。
と、このように弱点がそのまま長所と表裏一体になることは、自転車のパーツならよくある。なので「これは必ず誰にとってもいい」と言えるパーツは少なく、「結局は好みの問題」となる場合が多いんだけどね。
うーん、見た目はスタイリッシュなんだけどなぁ。せめて車軸だけでも何とか完全に外すことなく、緩めるだけで脱輪できないものか……
さて、次に紹介するのは、NUMEN+ UNICLIP TL 2ってやつ。要するにテールランプだ。テールライトとも、リアライトとも、リアランプとも言う。
日本の道路交通法では、後方に赤色反射板か、もしくは赤色灯のどちらかを搭載しないといけない。エスケープ本体は、購入時に反射板が点いているのだが、これで不十分な場合を想定するなら赤色灯は欲しい所。
特に、夜間に街灯のない道を走る時や、自動車のドライバーが「どうせ夜中に自転車なんか走ってないだろ」って決めつけて気を抜いている時に必要になる。霧が出ている時や、雨の日にも有効だ。
僕の場合は夜勤が中心なので、必需品とも言える。この辺は人それぞれのライフスタイルによるところが大きいから、必ずテールランプを推奨するわけじゃない。
ただ、テールランプが欲しいと思っているなら、マジでこれをオススメする。他のメーカーの商品じゃなくて、このGIANTのユニクリップだ。
USBで充電する方式で、連続20時間ほど点灯。
何より特徴的なのは「専用サドルに埋め込むように取りつける」というデザインだな。
この専用サドルは、エスケープだけではなくGIANT社のいくつもの自転車に付属する。せっかくGIANT社のサドルを使うのなら、このテールライトはマストだ。
見た目がスタイリッシュなのは言うまでもないが、何より落下しない。
……というより、他社のリアランプが落下しやすすぎるんだよ。
ランプ本体が落下してゴムバンドだけが残ってたとか、電池とカバーが落下して本体だけが残ってたとか、そんなのばっかだ。
特にエスケープは、前々回も話したとおり、走ってるだけで強烈な振動がくる。取り付けているライトを振り落とすことなど朝飯前だ。買ったその日に紛失させても不思議じゃない。
ので、落下しないテールランプっていうのは、僕が長年探し求めたパーツなんだよ。いやー、本当に素晴らしい。これを取りつけられる専用サドルが標準装備だなんて、マジで素晴らしい。
ただ、サドルっていう部品もまた、人それぞれの個性やこだわりが出るパーツだ。もしかしたらこのサドルの座り心地が気に入らない場合もあるかもしれない。
自転車って、難しいなぁ。
※1.この文章の作成時は会社勤めだった古城ろっくですが、9月をもって退社が決定いたしました。このようにライフスタイルが変わることで、必要なカスタムが変わる場合があります。
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