最悪の世代か? GIANT ESCAPE R3 MS 《2022モデル》を語る自己満足エッセイ

古城ろっく@感想大感謝祭!!

第1話 挨拶

 よう、古城ろっくだ。初めまして……の人もいるよな。ああ、気楽に構えてくれ。フランクに行こう。

 僕は今年で33歳になるオッサン自転車乗りだ。初めて自転車に乗ったのは、小学生になってから。それ以降25年以上も、自転車乗りをやっている。

 クロスバイクに初めて乗ったのは、高校1年生の時だ。その後も自動車免許などは取得せず、学校にも会社にも自転車で通ってきた。

 レースなどのイベント参加経験はほとんど無いが、レーサーとはまた違った意味で自転車マニアだと自負しているよ。

 車が無いと生きていけないと言われている福島県の片田舎で、それでも自転車だけで生きてきた。ちなみに、自転車にかけた金を合計すると普通にそこそこいい自動車が新車で買える(笑)


 さて、そんな僕だが、このたびエスケープR3を購入した。それも、アウトレット品で安くなっていたところに閉店セールが加わって、なんと半額での購入だ。

 この車体、新しいようで懐かしいんだよなぁ。じつは僕、高校の頃にエスケープR3.1に乗ってたんだよ。2010年のモデルだったかな。


 で、その頃のエスケープとか、他のクロスバイクとかと比較しながら、今回のエスケープR3(2022モデル)について語っていこうというのが、今回の趣旨なわけだよ。ちなみに、辛口で語るつもりだ。悪いところは部品単位で「ここが悪い」とハッキリ言う。




 ――その前に、ちょっと誤解しそうな人もいるだろうから、この辺についても語っておこうかな。

 辛口評価ってさ。別にネガティブなことを言いたいわけじゃないんだよ。僕は少なくとも、この車体が好きなんだ。

 じゃあ「なんで好きな車体の悪いところまで語るのか」と言うと、悪い所を語るのも含めて好きだからなんだ。


 考えてみてほしい。君が仮にミニ四駆を買ったとしよう。最初から必要なパーツがフルセットで入っていて、これを使えば優勝間違いなしのチートみたいなパーツが公式で用意されているセットだ。

 ……それ、何か楽しいか?

 本来のミニ四駆の楽しみ方ってさ。

「こうしたら速くなるか?」

「このモーターとギアの組み合わせはどうだ?」

「コースアウトしない方法はないか?」

「マスダンパーは?」

「ブレーキは?」

「スタビポールは?」

 って考えながら、自分なりのカスタムをするところにある。


 自転車も似たようなところがあってな。自分なりの改造を楽しむにあたって、まずは自分のこだわりを持つ必要があるんだ。そして弱点や欠点まで把握したうえで、どこまで妥協するかとか、どっちの性能を優先するかなどを考えればいい。

 つまり、買った時点で最高かつ文句なしの自転車なんかつまらないんだ。文句を言いながらあれこれ試すから楽しいんだよ。

 自分のスキルアップにもなるし、「この問題を解決するには部品を交換すべきか、それとも身体を鍛え直すべきか」みたいな考え方も出来る。


 知力も、筋力も、体幹も、精神力も、財力も、

 すべてが自分と車体を作り上げる手段となる。


 だからさ。僕が自転車に対して文句を言ってるときは、「ああ、こいつ楽しそうだな」って思ってくれていい。

 嫌いだから文句を言うんじゃない。

 もっと深く知りたいから、文句を言いながら解決策を探るんだ。

 それが「好き」ってことなんだよ。




 まあ、これ言っておかないと、各方面で誤解をされることが多くなってな。

 SNSの普及なんかで、ネットでケンカしない方法だけは発展したが、代わりにネットでの議論を楽しめる人が減った。

 誰かを黙ってブロックする人は増えたが、誰かと意見を交換できる人は減った。

 気に入らない行動をする人から距離を置く人は増えたが、「そもそも全ての行動があなたの好みに合う人なんかいないよ」って事を知る人は減った。


 でも、君は違うだろう?

 そうじゃなきゃ、こんなページなんか開かないはずだ。

 カクヨムの数ある小説作品の中から、あえて『エッセイ』なんてジャンルを読みにきてくれた君は、僕にこんなこと言われずとも分かってたよね。


 さて、ここからは僕が、エスケープR3について今度こそ語っていく。

 全く同じ車体を持っている人は、僕の意見と自分の意見を比べて違いを楽しんでくれ。

 同じとは言わずとも似たような車体を持っている人は、自分の車体と比べて違いを楽しんでくれ。

 そして、これから購入を検討している人は参考にしてくれても構わない。ただ、ここに書いていくのはあくまで僕の私見であることを忘れないでくれ。

 挨拶が長くなったな。次回から本題だ。

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