ホタテ戦記
万吉8
第1話 拙者、辞職を決意
「やってられないでゴザル!」
年明け早々、本部からの電話に拙者はキレたでゴザル。
拙者は北海道の地方都市で塾講師をしているでゴザル。
しかし--拙者が担当している教室の冬期講習の申し込みが少なく、在籍生徒が人口減少と足並みをそろえるかのように年々減っていったでゴザル……。
このため、赤字を垂れ流す前に閉鎖してしまおうという電話がきたのでゴザル。゚(゚´Д`゚)゚。
生徒たちの顔が頭に浮かび、不甲斐なさに申し訳なくなったでゴザル。
塾講師となり、10年以上。なんだかんだで生徒には好かれることが多かったでゴザル。どう考えても拙者よりも賢い生徒が拙者の話を真剣に聞いてくれたり、勉強が嫌いでも塾だけはキチンと来てくれたり……。合格して喜ぶ姿や教室で楽しそうにしている姿……。様々なことが頭に浮かんだでゴザル。
そして……、頭にきたこと、そして、今来てくれている生徒たちへの義理を果たすため、拙者は会社(塾を運営する会社)を辞めることにしたでゴザル。
◇◆◇
辞めるとしても、次の仕事を考えなければならないでゴザル。
拙者の考えでは、大企業のような一部の例外を除き、三次産業には未来がないように思えるでゴザル。ブラック企業は大体が三次産業。社員の犠牲で利益を出すような状態ではお先真っ暗に感じるでゴザル。
今の会社は地方の中小企業でゴザル。今の会社で培ったキャリアを武器に全国大手の教育関係の会社に再就職できると考えるほど、拙者は楽観的ではないでゴザル。せいぜい、同じ規模の会社になるはずでゴザル。
同じ規模ならいいと思う御仁もいるでゴザろうが、中小企業が運営する塾の給料は安いでゴザル。受験シーズンには休みがほぼない上に、安い給料。正直、限界が来ていたでゴザル。
そこで目をつけたのが二次産業でゴザル。しかし、北海道内の工場勤務は給料が良くなかったでゴザル……orz
そこに、期間工というのを見つけたでゴザル!三年で1200万円!!
ト○タや日○などの自動車工場で一定期間働く仕事でゴザル。無料の寮にリーズナブルな食堂! お金もすぐ貯まるとのこと!
それはスゴイでゴザル∑(゚Д゚)!!
いや、それは……、一年400万でゴザル!!今より多少はいいでゴザルが、ネットによると「寿命を削って稼ぐ」ということなので、多少の収入アップのために命を削るとか、勘弁して欲しいと思ったでゴザル:(;゙゚'ω゚'):
それなら一次産業は……。
◇◆◇
万吉8でゴザル。ツイッターではこの語り口なので、この作品についてはこれでいくでゴザル。
この作品を書くきっかけは、言うまでもなく中国の海産物輸入停止でゴザル。
輸入停止について拙者の思うところは、おいおい書いていくでゴザル。
それよりもホタテ漁がどんなものか知ってもらえたらいいと思うでゴザル。
可能な限り、早く書こうと思う所存でゴザル。
次回以降も読んで頂ければ幸いでゴザル!
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