【ふろく】黒歴史ノート(設定集)
【登場人物】
・
主人公。
13歳。中学一年生。
ある日、最強美少女剣士「
趣味は模写。七歳の頃から描き始め、今やその実力はコンクールで優秀賞を連発し、書いた絵が高く売れるほど。
良くも悪くも、物事に熱中しやすい性格。
実家は明治から続く老舗の古書店。
・
ヒロイン。
16歳。名門女子校である
至剣流剣術の免許皆伝をたった十一歳という年齢で達成した天才少女。
類い稀な美貌を持ち、求愛や求婚を受けることが多い。しかし「自分を打ち負かした者としか交際も結婚もしない」という公言のもと、多くの求婚者を剣で打ち倒してきた。
一度負けても、懲りずに剣を磨いてまた再戦を挑んできた光一郎に、そこはかとない興味を持つ。
表情の変化に乏しく、何を考えているかイマイチ分からない女の子。
・エカテリーナ・ルドルフォヴナ・
光一郎のクラスメイトにして唯一の友人である、金髪碧眼の少女。
13歳。中学一年生。
ロシア人の父と日本人の母との間に生まれたハーフ。そのせいで周囲から差別されて育った。
偏見無しで自分に接してくれる光一郎に興味を持ち、やがて強い恋情を持つようになった。
螢に恋する光一郎を応援する一方、自分の秘めたる想いゆえの心苦しさも抱えている。
13歳の女の子にしては背が高い。
・
元帝国陸軍大将にして、螢の義父。
十年前に起こったソ連軍の北方侵攻を食い止めた英雄の一人として、日本中から尊敬を集めている。
至剣流の免許皆伝者で、螢に剣を教えた師でもある。
現在は軍を退いて隠居の身。
六十代という高齢だが、弱々しさを一切感じさせない堂々たる体格の持ち主。
・
帝都東京で暴れ回っている不良少年集団『
17歳。
至剣流一強と化して他の流派が見向きもされなくなった武芸界の現状を嫌う。至剣流以外の剣術の実力を誇示するため、『雑草連合』として暴れ回っている。
好戦的な性格。
宮本武蔵が創始した流派「二天一流」を使う二刀流剣士。
実は最高学府である帝都大学の付属高校に通うエリートで、なおかつ学年主席。
【
・概要
江戸時代初期に端を発する剣術一派。
創始者は戦国末期から江戸初期にかけてを生きた剣豪「
数多く存在する型を学び、それを高水準に練り上げ、やがて自分だけの最強剣技である『至剣』を得る……それが修行の階梯である。
・伝承形態
日本武芸には珍しく「家元制度」を採用している。
宗家である「嘉戸家」が全ての門下生への教育内容や目録授与を管理している中央集権的な伝承形態。
これは、伝承内容を勝手に変えぬよう管理することで、「『至剣』を生み出せる」という至剣流の権能を保つためである。……もし少しでも伝承内容に改変が加えられれば、『至剣』の習得確率はかなり低くなる。
・目録制度
目録は「
『至剣』を編み出した時点で「奥伝目録」が授与され、免許皆伝となる。
(モデルは北辰一刀流の目録制度)
・流派の盛衰の歴史
江戸時代には、参勤交代で江戸に滞在していた諸藩士に伝承された。さらにそこから全国へ伝承され、総数二千人を超える有数の大流派となった。
明治時代に入って一時期急激に凋落したが、政府への度重なる働きかけや国粋主義的世情の後押しもあって、大正時代に学校教育の必修科目としてねじ込むことに成功。流派の絶伝を免れただけでなく、日本で最も大きな剣術流派となっていった。
現代では、陸軍の英雄である望月源悟郎のネームバリューを宣伝に利用することで、さらに門下生の数は増やしていった。
現在、門下生の総数は、日本国内で百万人以上に及ぶ。
・『至剣』について
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【今作の世界観】
・1930年代に起こった世界恐慌による大不況からいち早く立ち直り、「満州事変」も「太平洋戦争」も起こさなかった世界線の日本。
第二次大戦も、第一次同様にほぼ対岸の火事だったため、二度目の大戦バブルで大儲けして経済発展を遂げた。
(日本が満州事変に突き進んだ主な要因の一つは、昭和初期の大不況である)
・第二次大戦後、日本は相対的に世界一の経済大国となった。
しかしそれによってヨーロッパやアメリカから警戒され、関係が悪化。
さらに経済発展もすぐに頭打ちとなり、低成長が長く続いた。
そこへソ連という超大国が軍事的に台頭していき、脅威となった。
・1991年、ソ連が北海道を含む日本北方へ侵攻を仕掛けた。
日本軍は各国の支援を借りてどうにかそれを阻止。
ソ連は同年、国内の民族紛争によって内部崩壊。
戦争は一年足らずで、結果的に日本の勝利で終わった。
日本は戦後、アメリカと軍事同盟を結ぶ。
・今作の年月は2001年夏。日ソ戦勝利から10年後。
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