バグストーリー

あに

第1話 趣味

 7話程度の短い物語りです。勢いで書いたあたり誤字脱字あるかもです。VRの世界はよくわからないですがこんなことなのかなぁと思って書きました。呼んでくれたら嬉しいです。


                  あに

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 人生50年のはずが、まだ生きてるのはなぜ?50過ぎだからといってもまだ中身はそんなに歳ではない。逆に何かしたい盛りでもある。何をやってみようか?今流行っているものを探してみるのもいい。どうやらVRというものが流行っているようで買ってしまった。


 設定はこれで完了っと。


 独り身の俺は喋るのが苦手だ。

 これは致命的な欠点であり、コミニケーションが不得意だが、それはこの体型のせいもある。チビデブメガネの三拍子揃っているにも関わらず加齢臭もすると言うね。


 せめてVRではカッコよくしたいな。

 ということで背が高くすらっとしたイケメンにアバターを変えた。

 俺はこれでイケメンになれたのだ。

 そしてカプセルに入り端末をかぶりVRの世界へと旅立つ!

 最初は街…では無くて森?説明書には町からスタートって書いてあったのだが?

 持っているのは木の剣に初心者装備だ。


 と、突然モンスターが現れて襲いかかってくる。こちとらレベル一だから不用意に戦うこともできないな。逃げるが勝ちと思いながら逃げると崖があって追い詰められた?猪の大きなモンスターは今にも突進してきそうだ。


 始めからこんなのでいいのか?死にたくないので戦うを選択する。向かってくる猪に対してひらりと避けると崖下に落ちて行った。

 そしてレベルが上がる。

「オォ。一気にレベル5まで上がったか」

 こんな調子でひたすら1人でレベルを上げ続ける。

 この身体は今の俺と真反対だから動きやすくていいね。楽に避けることができる。

 何体目かの猪を崖下に放り込むと腹が減る。

 崖下に降りると死体が山積みかと思えばドロップ品に変わっていて猪肉が大量にドロップしていたのだ。迷わず拾い炙って食べる。


 ゲームなのに味が濃いなぁ。


 そしてまたレベル上げのために崖の上に登る。同じことの繰り返しだがそれが楽しくてついつい遊びすぎてしまったから今日は帰るかとログアウトしようとしたが出来ない?

 今日始めたばかりで説明書も熟読したのだがどうやってもうまく行くない。


 しょうがないので野宿の準備をして野宿する。テントは結界が張られているため、モンスターは近寄ってこないと書いてあった。

 猛烈にしょんべんがしたくなった?

 いいのかこれ?カプセルが吸収するって書いてあったけどするしかないか。

 かなり高い買い物だったが、栄養補給と下の世話をしてくれるとのことで買った大型のVRだからよかったものの、1番安いのでやってるとトイレでやるのが主流みたいだ。


 さて寝るかと思いながら寝ようとするとすぐに眠りにつく、朝になり体力気力ともに満タンだな。朝から猪肉を食い。またあの場所でレベル上げを行なう。


 これでレベル30か。そろそろイノシシと対決してみようか!


 やっぱり無理!怖いから避けてしまう。これでレベルが1上がったか。


 ここでレベルを上げ続けること、一ヶ月。

「ここでゲームオーバーにすることもできないのか」

 ここでゲームオーバーになることが怖い。

 ログアウトできないんだから仕方ないがここで死んだらさらに復活もできないんじゃないか?

 だが飽きた、イノシシを崖に突き落とすだけのレベル上げに飽きてしまった。

 猪の肉にも飽きたのもあるがなにか調味料が欲しい。村を探そう。人のいる場所を。

 当てもなく歩き続ける。

 煙が見える、さらに足は速くなるが途中で止まってしまう。アイテムボックスには新鮮な猪肉が山のように入っているが、買ってくれるのか?

 いや、行ってみよう、ダメならダメである。

 しょうがないいくしかないのだ。


 近づくに連れて焼ける匂いがする?

 なんだこれは?

「ひゃっはー!」

 ひゃっはー?いまどきの言葉か?

「あ、おいおいまだ残ってるじゃんかよ」

「あれー?お前この村のやつなの?」

「い、いや、違うが」

「んじゃ運が悪かったってことで」

 剣を振るってくるが遅すぎるのでひょいとかわして木剣で、腹を撃つと剣を落としたので拾う。

 いや俺何してるの?

「こ、このやろう!」

 こいつも遅いから拾った剣で剣を弾き飛ばすと、

「こ、こいつ強え!お頭!」

「なんだ?なにやられてるんだよ」

「こいつ強くて!」

「なーにー!んじゃ。俺が叩き斬るから見ていろ」

 さして速くない剣をまた拾った剣で払い、喉に突きつける。

 いや、まじで俺何やってんだ?

「わ、わるかった!この通りだ!」

「分かった!」

「おい!逃げるぞ!」

 去るもの追わずだな。

 村の中に入っていくと縄で縛られた人達がいた?

 縄を切ってやると喜んでくれたようだ。

「盗賊どもが逃げていくのが見えたぞ」

「良かったわ!これで一安心ね」

「命の恩人ですじゃ!」

 いや、なにしたの俺?

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