結局、ライトノベルってなんなの? ~ワタシのラノベの歩き方~
虚仮橋陣屋(こけばしじんや)
第一回 なぜ物語を書くのか
はじめての方はよろしくお願いします。
お馴染みの方はようこそ懲りずにお越しいただきました、虚仮橋陣屋(こけばしじんや)でございます。
まずは第一回ということで、タイトルどおり「なぜ物語を書くのか」というテーマからはじめるといたしましょう。
■あくまでこけばしの場合ですが
結論から申しあげると、こけばしさんの場合、あくまで私の場合に限ってですが、「なぜ物語を書くのか」といえば「常にアウトプットし続けなければ頭がパンクしてしまう」からなのです。
これは困ります。実に厄介な体質であるといえます。同じ悩みを持つ方がどのくらいいらっしゃるのかは見当もつきませんが、常に空想し、夢想して妄想してしまう傾向の強いこけばしさんとしては、アウトプットせずに放置すると、体調面で着実に支障が生じてまいります。
具体的に申し上げますと、
・本来やるべきことに集中できなくなる
・そわそわして落ち着かない気分になる
・密かな妄想を誰かに打ち明けたくなる
・しかし変人扱いされるのは非常に困る
・同好の士を探すも簡単に見つからない
・イマジナリーフレンドを錬成するしか
……とまあ最後の方はアレですが。
要するに使い物にならなくなります。駄目な奴です。
ここで少し話は脱線しますが、みなさんは「小説を書いている」、「ラノベを書いている」と友人知人に打ち明けた時(やむを得ず打ち明けた場合)、こんな経験はないでしょうか。
「凄いじゃん!」
「あたしには書けないなー」
こんなコメントが返ってくる。
こけばしさんは常日頃、このリアクションに疑問を持っていました。なぜなら、「文芸とは、最もハードルの低い芸術」だと思っていますもので。最低限必要な物は、紙とペン、あとは想像力、たったそれだけです。まあ近年ツールは、パソコンだったりスマートフォンだったりその進化には目を
「っていうけどさー」
「でも、その想像力が無いんだって」
そう言われることもありますが、それは嘘です。
誰しも幼少のみぎりに経験があるはずなのです。
女の子なら、レジャーシートの上に積み木を広げれば、もうおままごとごっこができますよね。可愛らしいお人形さんたちがいればなおよし。もうそこにはあなただけの「物語」があったはずなのです。
男の子なら、おもちゃのロボットを手に「想像の世界で」日々熾烈な戦いを繰り広げていたはずなのです。変身ベルトや戦隊グッズがあればなおよし。自分そのものをヒーローに変ずることだってできたはずなのです。
そう。
人は誰しも、幼くして「物書き」の素養を備えているのです。
しかし、門戸は広く万人を迎え入れようとも、ひとたび「創作」を極めようと思ったならば、それはそれはもう大変です。
「何を書こうが自由」とはいえど、最低限覚えなければならないお作法はありますし、いかにアウトプット能力に優れようとインプットが上手くできなければ、深みのある作品を生み出すことはなかなか難しいでしょう。ストーリーの組み立て方や、目を引くアイディア出しも、そうぽんぽんとうまいものは飛び出してきてくれません。苦悩とトライ&エラーの毎日です。
そしてなにより。
ひとつの「物語」を完成させるためには、途方もない労力と精神力が必要になります。身を削り、人生を費やし、魂を燃やして書く、そういった固い決意と意気込みが求められるのです。
だからといって、とりわけ偉ぶったり
というわけで。
こんな調子で書くことで、誰かの背中を押せるようにと願いつつ、第一回を締め括ります。
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