第2話 No.1

光輝くネオンの街ー新宿歌舞伎町。

私いやボクは氷川莉桜。今日からホストとして働く。女なんで男装って形だけど。ボクたちを不幸に陥れたアイツを探して話を聞く。それがボクの使命である。と言っても店の前でボクは怖気付いた。店に出入りする女は皆露出の高い服を着ている。高そうなバッグや靴、アクセサリー。ついつい目が行ってしまう。そんなかんやで20分。

「おい。邪魔」

たばこをふかしている男が後ろから現れた。

「あ、すいません。」

「新入りかな?」

「はい。今日からです。」

「俺No.1だから」

と捨て台詞を吐いて行ってしまった。ボクも行かなきゃ。扉を開けてスタッフルームに向かう。

「オーナー。今日からよろしくお願いします。」

「ありゃ氷川くんか。よろしく。案外カッコいいのね。性別のことは気にしないでいいから。No.1目指して頑張って」

「精一杯やらせていただきます」

「あと君の教育係、うちのNo. 1の柚葉くんに任せることにするよ。」

「柚葉さん?」

「そう、歌舞伎町No. 1ホスト涼海柚葉。

裏では態度悪いけど表だと大人気なのよん」

「はぁ」

「柚葉くーん新人さん来たわよ〜」

「なんすか?」

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