君の知らない僕

@Momo0206

第1話 夏の日の出来事

俺の名前は大石蒼真


幼なじみであり親友の一ノ瀬蓮が好きだ


自覚し始めたのは中学二年の頃

俺がいじめられてた時に蓮は助けてくれた

その姿があまりにも眩しくてその瞬間、おかしな感覚に陥った蓮を見る度に心臓がバクバクしていてそれで気付いた


これは恋なんだと


でも最近蓮を見る度におかしな感情が湧き上がってくる、ずっと俺の手元に置いておきたい、ずっと俺のそばにいて欲しいそんな感情が出てくる


今日は朝から蓮と登校する約束があっていつもの噴水の場所で待ち合わせをしている


その時蓮が来た


「おはよう蒼真」


「おはよ蓮」


今日も相変わらず可愛いずっと俺の手元にいればいいのに


「あのな蒼真に言わなきゃ行けないことがあるんだ」


「ん?何?」


「俺高校卒業後俺さ芸能の道に進みたくてさ」


それってつまり俺の目の前から消えてしまうってことだよな


「だから俺高校卒業後東京行こうと思うんだ」


悪い予感が当たった


蓮が俺から離れるということだ

どうしてだ?

あーそうかわかった蓮が東京行く前に俺の物にしちゃえばいいんだ


「なあ蓮今日さ話したいことがあるから俺ん家来てよ」


「あぁわかった!」


蓮早く俺のものにならないかな

そんなことを思いながら学校を過ごす


「蓮早く入れよ」


「お邪魔しまーす」


「適当に座ってよ」


「あぁわかった」


あぁその端正な顔が可愛い

その声が好き全部が全部好き


「なあ蒼真」


その瞬間俺は蓮にキスをした


「んっ」


そして長いことをキスをしていた

蓮に背中をトントンされて口を離した

トロトロになってる蓮が可愛い


「なんでこんなことしたんだ?」


「蓮が好きだからだよ」


俺は蓮に想いを伝えた


「蓮が東京行くって言ったからその前に俺の物にしたくて」


「今なら逃げてもいいよ蓮」


そして蓮は俺の部屋から出ていった


こんなやり方間違えてるのはわかっていた


そして夏を過ぎて秋冬と来たが俺と蓮の関係はなくなった


そうして蓮は俺の前から消えた

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