第3話 本が読めない

 活字が嫌い。

 何で嫌い?


 上から下に読んでいくと、次の行で、


「あれ? 同じ文読んでる」

 (´・ω・`)?


 本の中で迷子……よくある。


 そこそこ文字が読めて言葉を知っているなら、意味がすんなり頭に入るだろう。文字嫌いが文を読むと、まず文字にフリガナをし、その意味を考える(妄想する)。

 脳の重労働。

 ( ・3・)


 それと言い回しがわからない。人の名前が覚えれない。途中、言葉の妄想に限界が来る。妄想に妄想が重なる。すでに本物など無い。


 これで世界に入れるか? 

 否、絶対に無理だ。


 それと文字拒否化活字アレルギーだ。

 もちろんそんな病気などない。しかし私は発症する。これは小説に限ったことではない。大好きなマンガでも文字がいっぱいだとダメだ。四角で囲んだ説明文……全てすっ飛ばす。


 はい、すっ飛ばす!


 後で話がちんぷんかんぷん。


「は? 書いてあったし」


 これも、あるある。

 息子にもよく怒られる。

 ちゃんと読め💢と。

 だから本も読めない。

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