烏丸さん、おはようございます。
このお話のベースにはシリアルキラーの原型となったテッド・バンディが据え置かれていたのですね。
魅惑、ハンサム、そして女性ばかりを狙うといったところに何となくそうかなと感じていました。
テッド・バンディは鬼畜ながら頭脳明晰、法律の知識も豊富で自分の弁護までしてしまったという天才。
まさに悪魔という形容詞がぴったりの人物だと思います。
そしてその淡麗な容姿に刑務所に届いたファンレターが数百にも及んだとか。
本当になぜ彼が別の方面にその異才を発揮しなかったのかとため息をつきたくなりますね。
確かテッド・バンディの裁判をモチーフにした映画もあったような。
探してみてみたいと思います。
こちらの作品もお疲れ様でした。
いつも素晴らしい作品を読ませていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
改めてありがとうございました。
作者からの返信
那智さん、こんにちは。
実は、このお話が降ってきたときはテッド・バンディのことなどまったく頭にありませんでした(笑) もちろん有名なシリアルキラーとして知ってはいましたし、ザック・エフロンの映画も観たことがありましたが、ちっとも意識していなかったんです。
意識し始めたのはプロットを仕上げていく段階で、シリアルキラーについて調べてからでした。シリアルキラーと検索すれば、嫌でもテッド・バンディの名前はでてきます。
映画もあらためて勉強のつもりで観ましたが、似せようとは思いませんでした。タイプとしては、バンディとジョニーはまるで違うと自分では思っています。まあ、魅力的な容姿や女性へのコンプレックスなど、似たところはいくつかあるとは思いますが。
で、こんな同時代のシリアルキラーのお話を書いた以上、テッド・バンディに触れないわけにもいかないなと思いましてw、作中で名前は出さずとも、
“いなくなったのは皆、長い髪を真ん中から分けた似たタイプの女性ばかりだ。拉致されたとして、この犯人には獲物に好みがある。おそらくレイプ目的だろう……俺の追っている奴の犯行じゃない。”
などと、存在をチラつかせたりしました。“ワシントン州とオレゴン州で起こった凶悪な事件の陰にちらつく、新たな連続殺人犯”のくだりもそうですが、短篇集のほうでは註釈はつけなかったので、こちらでは詳しく記しておきました。書かないと真似っ子っぽいけれど、書いておくとオマージュみたいになるかと(笑) 最初にシリアルキラーと呼ばれたバンディに対する敬意(?)のようなものでもあります。
那智さんがおっしゃるバンディの裁判をモチーフにした映画、きっと件のザック・エフロンが演じたやつだと思うんですけど、おもしろかったですよ。映画としてはまあまあ、でもザック・エフロンがもう、テッド・バンディそのものにしか見えなくなるほどハマってました!
コメントと☆をありが……どころじゃないっ! 那智さんっ! ぎぎぎぎぎぎギフトっ! いいんですか、こんな私にまたも……!
ありがとうございます、のほほーんと映画ばっかり観てないで早く次の作品を公開できるよう、精進したいと思います……!(汗)
編集済
テッド・バンディは私たちの年代では、現役でした。大学のキャンパスで被害者を狙うことが多かったので、その頃の女子大生は皆、多かれ少なかれ、奴を意識していたと思います。(うちの大学には、女性のアパートへ忍び込んで、縛り上げ、浣腸してしまう連続犯罪者がいたのですが、フランク・ザッパの曲になったしまいました。その話で、私の上司が奥さんに叱られたことは、エッセイに書きました。)
作者からの返信
フミヤさん、こんにちは。
そうですよね、テッド・バンディ、フミヤさんにとってはとてもリアルに感じられる存在だったんでしょうね。海の向こうの出来事でもなく、遠い過去の出来事でもなく、TVのニュースで視るだけの事件でもなく。それがどんな空気感だったのか、想像するのも難しいですが、それはきっとラッキーなことなんでしょうね。。。
いつもコメントをありがとうございます。残すところあと一話です、ぜひ明日もお付き合いくださいませ。