バカ紀行

@koti2984

1日目

クソガキ「さっさと死ぬのが1番幸せなのでは?」

多分小学校3〜4年生ごろの私。

その後はぐあー骨がー だったり、ぎゃー受験ー だったりであんまりそう言う事を考えた記憶はない。

親にそう聞いたら、賽の河原の水子の話や地獄にも天国にも行けず彷徨う死者の話などをされ、クソガキは納得した。永遠がクソ怖かったのである。

納得した理由はもう一つある。

クソガキは矛盾していた。

「さっさと死んだ方が〜」の根拠に、将来に希望を持てない、大人のなれるかと言う不安、現状への満足の他に、死への恐怖があったのだ。

草生える。

そもそも同級生がそう言う悩みをチラとも見せないのが分からなかった。

実は皆同じことで悩んでいるのかもしれないと思って、親の子供時代はどうだったか聞いた。

わざわざそんな事考えなかったらしい。

クソガキが納得した理由のもう一つだ。

皆そんな意味の無い事考えずに生きているんだから、自分もそうしよう。

そうして納得したクソガキは、バカになる事にした。

もう既にバカである。

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