説得力の話。

おれっちは視力がかなり悪い。裸眼だと左右とも0.1以下だ。


もしメガネやコンタクトがなかったら日常生活にかなり支障が出る。


そこで本屋に行ってこれ以上視力が低下しないように、視力回復トレーニング系の本を探した。


いくつかあった中で、脳のトレーニングによって視力を回復させるというものがあった。なんでも脳の認識力を高めることで物が見やすくなるそうだ。


なるほど、これは新しい。

買おうと思って本の表紙をあらためて見たら、著者である医師の写真が載っていた。

これが思いっきりメガネをかけているのである。


う〜ん、これは一気に説得力が下がったなぁ。


もちろん乱視が強くてそのトレーニングでは対応出来なかったなど、理由はあるかもしれない。ただメガネをがっつり掛けている人に「このトレーニングで視力回復できるからやってみなさい!」と勧められても「いや、まずお前が頑張れ!!」と思ってしまうのはおれっちだけだろうか。


同じようなもので、AGA治療(薄毛治療)の医者がスキンヘッドというものもあった。


世の中は矛盾で満ちている。

だから面白いのかもしれない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る