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  • ひょっとしたら淡路時頼は、すれ違いや誤解からつらい経験をして「ときよりの庭」を作ろうと思ったのかもしれませんね。
    自然の摂理に反し、時空をねじ曲げるほどですから、相当つらかったのかもしれません。

    でも、時空をねじ曲げた結果、起こり得るリスクを慎重に考えるべきでした。

    荘史くんの生きる時間軸は、「お父さんの身に迫る危機に誰も気づかず、悲劇が起こったけれども、ハッピーエンドになったルート」です。
    しかし、荘史くんがあおいさんの時間軸に干渉してしまったために、過去の条件が変わり、
    「知らないはずの情報を前もって知っている」あおいさんの未来に待ち受ける健太郎さんの運命は分からなくなってしまいました。

    たとえば、
    問題の日だけ外出させなければいい、とあおいさんは言いますが、
    健太郎さんがあおいさんに隠し事を疑ったり、禁じられるほど却って意固地になって外へ出ようとしたらどうするのでしょうか?

    あおいさんに感づかれて、打ち明けないわけにはいかなかったとはいえ、荘史くん、ちょっと軽率でしたね。

    作者からの返信

    コアな作品に感想をありがとうございます。

    淡路時頼の作った庭は、おっしゃるように時空を変えるほどの辛い思いをしたのですが、それをどうにかしたいという想いのもとに出来上がったことにしています。
    このあたりは本当に気長に設定を考えています。

    時頼の願いは「人の想いを幸せな方向」へと導くものですから、健太郎とあおいを世界線を越えても守ってゆくものと思います
    物語の最後のほうで、あおいは家族を守る事への意志を固めます。
    様々な人間の互いを思う想いが、時を超え世界線をこえて、未来を良い方向へと変えていくと信じたいものです。