異世界に行ったら巨大な魔王の国家の となりの つぶれない店みたいな 小国を守ることになったけど ワンチャン大国も つぶせそうな雰囲気だからやってみた(異世界リーダーの成り上がり)

なばば☆

プロローグ

「あーあ

雨 やまないな~」


その日は、朝から雨が

降っている。

天気予報では、お昼に止むと

言っていたのだが、小学校の

授業が 終わっても 勢いは

衰えないままだ。


「・・・まだかな」


ボクは、傘立ての並んでいる方の

逆の側、空の下駄箱が並んでいる方で

ある人を、待っている。


「ケンイチロウくん

お話って なーに」


同級生の、ナコちゃんのことを

意識し初めたのは、最近なのだが

中学生になる前に告白すると

心に決めていた。

それが今。


「ナコちゃん

・・・あのね」


告白は、失敗してしまった。

先に、思いを告げた 男に

オーケーしたらしい。

でも、遠くから 同級生の

ケイコが、こっちを見ている。


「うん そいつと 仲良くな」


あくまでも、冷静に コウモリ傘を

さし、ゆっくりと帰路につく。


「・・・なんだ アレ?」


住宅街の、路地に 一匹の真っ白な

アルパカがいて、こちらを

見ている。


「そんなわけがない」


きっと、心が どうかしてしまったんだ。

アルパカを、見ないように

横を、すり抜けようとした時


「見えてるんでしょ」


「えっ・・・」


目が、合ってしまう。


「ホラ 見えてる」


「なんで しゃべれるの??」


「説明は あと

あなた クモの国に 行きたくない??」


「雲の国・・・

わたあめみたいだね」


「渡雨?

どう?行きたい??」


「うん 行きたい

明日 ナコちゃんに 会いたくない

から」


地面に、光る魔法陣が あらわれる。


「わ」


思わず、アルパカに しがみつく。


「アァーン」


「どしたの?」


「こっちの世界だと

敏感みたい アッアッアァアァアァー」


「おもしろいね

グシャグシャグシャ」

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