祖父の死

私の母方の祖父が亡くなってから、もう4年以上が経つ。

 今日はその祖父の死について語ろうと思う。


 祖父の訃報が入ったのは私が仕事をしている頃だった。

 祖父が急に亡くなったと、母からラインが届いたのだ。

 祖父の最期の様子は祖母から聞いた。

「2階でテレビ見るでな」が最期の言葉だったらしい。

 祖父は急に倒れて呼吸が無かったので救急車を呼んで病院に搬送された。


 訃報を最初聞いた時は、祖父が死んだという実感があまり湧かなかった。

 とりあえず帰宅して、職場に祖父が亡くなったため近日中の勤務が出来ないことを伝えた。

 お悔やみの言葉一つもない上司に若干イラっとしたが、無事休みを取れることになった。

 その後、祖父が搬送された病院へ向かった。

 病院のベッドで寝かされていた祖父は、本当にただ眠っているだけのように見えた。

 しかし、手を触ってみると固く冷たくなっていた。

 ここで私は祖父が死んだということを実感した。

 家族にあまり涙を見せたくなかったが、涙がとめどなく溢れて止まらなくなった。

 祖父との思い出を思い返しながら、今日は家に帰った。

 家に帰ると、いつもの癖でツイッターを開いてしまう。現実逃避だ。

 そこで発表された新情報やツイッターのバカみたいな投稿に少し励まされた。


 次の日、祖父の葬儀が行われた。

 私は受付をやっていたが、祖父の兄弟やその家族など、初めて会う親戚を応対した。

 葬式に参加するのは二度目で、一度目は父方の祖父のだったが、その時は幼過ぎて、よく覚えていない。多分、死の意味が分からなかったので泣いてはいなかっただろう。

 通夜も告別式も終わり、火葬のため火葬場へバスで移動した。

 火葬が始まるまでは親戚皆で一つの大部屋に集まって話をしたりしていた。

 時間が来て、いざ火葬場に行くと、祖父はとうとう燃やされるのだと覚悟が決まった。

そして、祖父は燃えて骨になったのだ。

「綺麗で丈夫な骨だね」と斎場の人は言った。

 そう言ってもらえて、少し誇らしい気がした。


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