ストーリー1
STAR「T」との出会い・こいつは役に立つぞ
「さあさあ、これで冒険に出かける準備は万端かな。家に帰って、明日から冒険に出よう」
僕は家に帰りベッドに倒れこみ、眠りに落ちた。
翌日、僕は目を覚ますと机の上に置いておいた道具などを取り、冒険に出かけた。
家を出ると僕は近くに研究所があるよなと思った。行先はその時の気まぐれに任せようと思っていたから、いい機会だし研究所に行くか。
そう思って向かっていると道中になんか知らんやつがいた。星形の体で口の形がT字のそいつは僕を見つけると一目散にこっちに来て、攻撃しようとしてきた。
「お前誰?」
僕は率直な気持ちを伝えた。そうするとこう返ってきた。
「
僕は反射的に名前をこたえた。しかし攻撃的な態度は変わらず、こう言ってきた。
「まあそれはどうでもいい。俺はな太陽がロックされてからも自分の特性として光り続けたんだ。でもその光を求め人々は僕に歩み寄ってきた。そんな奴ら、俺は大嫌いだ。俺はみんなを蹴散らし独りになった。お前も光を求めてやってきたんだろう? 俺が蹴散らしてやるよ」
彼は攻撃をしてきた。僕は彼に「お前の光を求めてきたんじゃないんだ」といった。しかし、心の中では確かに光欲しいなと思ってしまった。
彼は攻撃を続けた。僕はそれでも否定し続けた。お前の光を求めているわけじゃないと。僕はこのままではやられてしまうと思い、違うことを言ってみた。
「僕は向こうの研究所に行きたいだけだ」
「研究所? そうなら最初から言ってくれればいいのに。俺場所知ってるから一緒に行ってやろうか?」
「マジ? 案内してくれるのか、ありがたいな」
「じゃあついてこい」
態度がころっと変わって一瞬戸惑ったが、教えてくれることに感謝した。
「そうだお前、僕火の神を倒しに行って太陽を解放しようとしてるんだけど、一緒に来ないか?」
「俺? っていうか解放しに行く⁈ その発想はなかったわ。いいよ、俺でいいなら」
「もちろん」
僕は心の中でつぶやいた。
『こいつは役に立つぞ』
と――。
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