第22話

うーんふぁ〜 ぐっすり寝ちゃいました。おはようございます、御兄様 この寝顔を、見れるだけで一日頑張れますね。

 私は御兄様を起こさないように静かにベッドから出ます。

 は〜それにしても、昨日は、色々とやらかしてしまいました。普段なら見せない姿をつい油断して、御兄様に見せてしまいました。でも、御兄様から撫でられるのは幸せな時間でした。これからも、撫でてもらえるよう頑張りましょう。


今日は、御兄様のベッドや新しい部屋に必要なものを見に行かないといけないですね。お父様からは、カードを預かっているので予算の心配はありませんが、どこで買うかが悩みます。

 あまり高級店に行っても、御兄様が、困るでしょうし、いずれは慣れてもらいますが、あまり安くても我が家としての外聞が、ですがやはり御兄様が使う部屋ですから、御兄様が買いたいと感じた店に行くのが一番ですね。さて、御兄様が起きる前にご飯を作ってしまいましょう。御兄様の好みの味もこれから研究しなきゃです。



うーん 知らない天井だ。いやいや違うな。え~とそーだ咲希は?ベッドには、いないな。トイレとかか?女の子に聞くのは失礼だよな。とりあえず、起きて身支度するか


それにしても広い家だな。何部屋あるんだ?後で咲希に確認しないと迷子になるぞ。

 え〜と確かこっちが風呂場だったな。



(この時、女の子と住んでるとわかってるんだからノックしろよと過去の俺に言いたい。)


ガチャっと風呂場に通じるドアを開けると、ちょっと待ってくださいと、同時に聞こえたが、時はすでに遅く中に入ってから気づく。


きゃ~御兄様今はだめです。見ないでください。

「ごっごめんすぐ出るから」

俺は、すぐドアを閉めて逃げ出すようにリビングに走り、ソファーに飛び込み頭を抱える。

 やっちまったー、何してんだよ俺。いくら幼いとはいえ女の子身支度とかで風呂場や洗面台のあるところにいて当たり前だろ。しかも、俺は、昨日いきなり来たばかりなんだから、彼女にしたら普段してることを普通にしてるだけなのに、うわ〜どんな顔で謝れば、覗きで追い出されたりするのかな?

 しかし、幼女とはいえ若干膨らみが下はないが、いやいやなに考えてるんだ俺は、そもそもロリコンの趣味は俺にはないはずだ。



みっ見られてしまいました。私も油断しすぎですね。今までは、ほとんど一人だったので気にしなかったですが、御兄様も男の子なんですから鍵くらいかけて、こちらから予防しなければいけませんでした。

 御兄様はどこまで見てしまったんでしょう?一瞬でしたしすぐ目はそらしてくれましたが、あの時の私は、確か・・・・見られてないことを願いましょう。でも、どうせ見られるならもう少し出るとこが出てからが良かったのに。今はやっと出てきたかなって感じでまだまだなのに

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