第23話 練習では
バンドを結成して3日が経ち、放課後には五人で練習に励んでいた。
「凪〜バンドの名前って決めた方がいいのかね〜」
陸が練習の合間にそんなことを話しかけて来た。
「バンドの名前か〜確かにあった方がいいと思うけど」
「だよな〜でもいいのが思いつかな音だよね〜」
そう言ってバンド名を書いた紙を見せてきた
そこにはいかにも何かに影響されているような名前がズラーと書いてあった。
「えっと、コクーンズ、ヴァッシュ 最輝?」
「最後のはさいこうって読む」
「ふーん、却下!」
「なんで!」
陸はこれでも一日中考えてたんだよ〜批難の声をあげていた。
「じゃあ、凪はなんかあるのか?」
急に話を振ってきて考えることになったがやっぱり急に思いつくことはできなかった。
「ほらみろ、やっぱり考えるのは難しいんだよ」
その会話を聞いていた、鶴見が二人の間に入って。
「あの、僕もちょっと考えていて、言っても良いですか?」
ちょっと自信なさそうに聞いていたがこっちも知りたかったので暖かくフォローした。
「うん、言ってみて」
「サンズってどうですか?」
「サンズか〜陸のよりは良いな」
「ちなみに意味もあるのか?」
「ありますよ」
そう言って話し始めた。
「僕のちょっとした願いなんですけど、自分が太陽のように輝きたいなって思って
先輩方はもう太陽みたいに輝いているなって思って決めました」
その理由を聞いて、僕と陸はうんうんと頷いて大いに賛成した。
その後、あかりと小春にも聞いたら、二人と同じように多いに賛同された。
バンド名はサンズ!
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