2話:初戦闘
さて、まず相手の強さを知っておきたいな、鑑定!
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アルクバニー
Lv 5/7
HP 18/18
MP 12/12
攻撃力 10
防御力 5
魔力 8
素早さ 20
ランク F
特殊スキル
【野生の勘Lv--】
耐性スキル
【落下耐性Lv2】
攻撃スキル
【噛み付くLv4】【キックLv2】
魔法スキル
称号
【追跡者】【速足】
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は?なんだこのステータス、ほぼ全てのステータスが俺より上じゃねえか!!!
スキルも俺より強いし…でも防御力は低いな…素早さ的にもう逃げれねぇし…やるしかねぇ!!
「ギョピイイイ!!!」
雄叫びをあげ、アルクバニーが真っ直ぐ駆けてくる。
走って来た!てか速っ!?素早さ20なだけあるな、大丈夫だ、落ち着け、動きは単純だ、よーく見るんだ…息を吸い込んで…。
「ギョピイイイ!!」
アルクバニーが雄叫びを上げ、口を思い切り開け、飛び込んでくる、そこに俺は溜めていた技を使った。
ここだ!喰らえ!弱ファイヤブレス!
そう言い俺は口から炎を噴射する。
「ギョピ!?」
突然噴射されたブレスはアルクバニーの体を焼いていく。
「ギョピイイイ!!!」
アルクバニーが悲痛気な声で叫びながら地面を転がり回る。
はっはー!喰らわせてやったぜぇ!!かなり理想的な当たり方だ!!いくら弱ファイヤブレスといっても獣にとってあれはかなり効いただろ!さて,あいつのHPはっと…
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アルクバニー
Lv 5/7
HP 11/18
MP 12/12
攻撃力 10
防御力 5
魔力 8
素早さ 20
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7も喰らってる!!いける!いけるぞ!最初見た時は絶望感やばかったが…これなら案外行けそうだな!と,言いてえんだが…
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ベビーフェブルドラゴン
Lv 1/6
HP 12/12
MP 2/7
攻撃力 4
防御力 5
魔力 3
素早さ 8
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…MPがもう無い…ブレスはもう使えねえ…ここからは肉弾戦するしかねえな…。
そう考えているとアルクバニーが起き上がった。
「ギョピイイイイ…」
あいつも怒ってるな…こっちは1発も喰らえば致命傷…対してあっちは1発喰らった程度じゃ問題ねぇ…以前として不利なままだな…。
「ギョピイイイ!!」
早速突っ込んで来たな…大丈夫だ、噛みつきを避けて反撃を叩き込んでやる…。
「ギョピッ!!」
俺の噛みついて来るという予想は外れアルクバニーは急に後ろに振り向き、足を俺の顔目掛け振り上げた、俺の顎にアルクバニーの蹴りが直撃した
「グガァ!!」
痛っってぇ!!!ちくしょう!蹴りか!そういやキックってスキルがあったのを忘れてた!
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ベビーフェブルドラゴン
Lv 1/6
HP 6/12
MP 2/7
攻撃力 4
防御力 5
魔力 3
素早さ 8
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ちくしょう…半分ほど削られたか…!だが牙ほど威力はないみたいだな、だが、こうなって来ると噛みつきはもう確実に喰らえねぇ。
喰らったら確定でお陀仏だ、なんとかしてあいつの攻撃を避けて殺すしかねぇ。
「ギョピイイイイ!!!」
また来た!どっちだ…どっちで来る…。
「ギョピッ!」
アルクバニーは鳴き、飛び上がる。
飛んだ…!ってことは噛みついてくる…いや、その割には口を開けるのが遅い、ってことは…!!
アルクバニーは空中で周り、俺の脳天目掛けて足を伸ばして来る。
俺はそれに対し、頭を守るように左腕を構える。
俺の腕にアルクバニーの蹴りが炸裂する。
ここを逃したら終わりだ!!!ここで一気に仕留め切ってやる!!
「グガアアア!!!」
「ギョピイイイイ!!?」
俺は左腕に足が当たった瞬間、右腕でアルクバニーを掴み、そのまま地面に叩きつける。
「ギョピィ…!」
考えてる暇はねぇ!このまま連撃を叩き込め!反撃の隙を与えるな!!!
「ゴガアアア!!!」
俺は叫びながらアルクバニーの顔に2発殴打し、爪で顔を引き裂く
「ギョピアアア!!」
アルクバニーの悲鳴を上げる。
よし!押し切れる!!これなら行け…。
「ギョピィッ!!」
アルクバニーは大口を開け、俺の首元を狙って来るが、俺は体を後ろに引いてアルクバニーの噛みつきを避ける、アルクバニーの噛みつきが空を切る。
「ギョピ!?」
おっとあぶねぇ、危うくやられる所だった、惜しかったな、この勝負、俺の勝ちだ!!
「グガアアア!!!」
「ギョピイイイ!!!!!!」
そして俺は空を切ったアルクバニーの首元に思いっきり噛みつき、地面に叩きつけた、地面に血が飛び散り、アルクバニーが力無く横たわる。
「ギョ…ピ…」
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アルクバニー
Lv 5/7
HP 1/18
MP 12/12
攻撃力 10
防御力 5
魔力 8
素早さ 20
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…もう瀕死だな、これならほっといても死にそうだが…こいつは俺が倒した初めての獲物だ、止めを刺さない手はねぇ。
そして俺は爪を構え、アルクバニーの首を切断する。
アルクバニーを殺した途端、俺の頭に声が響いた。
【経験値を40得ました】
【ベビーフェブルドラゴンのLvが1から6へと上がり、MAXになりました】
【弱ファイヤブレスのLvが1から2へと上がりました】
【弱殴りLv2を習得しました】
【弱引っ掻きのLvが1から2へと上がりました】
【弱噛み付くのLvが1から2へと上がりました】
【物理弱耐性のLvが1から2へと上がりました】
【アナウンスLv--を獲得しました】
【称号勇敢な者を獲得しました】
【レベルがMAXまで上がった為、進化が可能です】
な、なんだ?頭に突然声が…!?なんだったんだあの声…それより、Lv UPだって?確認してみるか…。
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ベビーフェブルドラゴン
Lv 6/6(MAX)
HP 2/21
MP 2/16
攻撃力 13
防御力 16
魔力 9
素早さ 18
ランク F
特殊スキル
【鑑定Lv--】【弱竜鱗Lv1】【アナウンスLv--】
耐性スキル
【物理弱耐性Lv2】【魔法弱耐性Lv1】
攻撃スキル
【弱噛み付くLv2】【弱ファイヤブレスLv2】【弱引っ掻きLv2】【弱殴りLv2】
魔法スキル
称号
【弱き竜】【転生者】【勇敢な者】
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本当にレベルが上がってやがる…てか体力ギリギリだな!?危なかったぜ…スキルも一気に上がったな…てか、アナウンスってなんだ?鑑定してみっか…。
【アナウンス】
【レベルが上がったり、スキルを習得、または獲得した時にこのスキルを持つ者の頭の中に声が響く】
なるほど、単純にお知らせってことか、んまぁそんなことはどうでも良くてだな…。
俺はアルクバニーの首なし死体を見る、見ていると自然に涎が垂れて来る、俺は気づいたら死体に近付いていた。
2日ぶりの飯だ…MPが足りなくて焼けねぇが…もう我慢ならねぇ!いっただっきまーす!!
俺は思い切りアルクバニーの死体の腹に齧り付く、血が飛び散るが、そんなことは気にせず一心不乱に食べる。
う、うめぇ…!!久しぶりの飯はこんなに美味かったのか…!感動だ…!!!
そんなことを考えながら食べていたら、俺はあっという間に食べ切ってしまった。
あ…もう無くなっちまった…食べ足りねぇが…ひとまず腹は膨れたな、さて、LvがMAXになったから進化が出来るって?その進化先ってのは確認出来ねえのか?
そう思った時、頭の中に進化先が表示された
【フェブルドラゴン:ランクD】
【キッズファイヤドラゴン:ランクDー】
【ガルブロラ:ランクD+】
【ヴァルド:ランクD+】
これが進化先か…どれにしようか…ここは今後この世界で生きていくに当たって絶対大切になるはずだ…慎重に決めねえとな…。
*実はこの第二話、最初の方から結構文章を追加したり消したりと修正している部分が割とあります。
なるべく気をつけますが誤字もあると思うので、許してくださると幸いです
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