王国特訓編 第4話

謁見の間を出て行ったマルコスが戻ってきて、両手で丁寧に持っていた布で覆われている剣を王様に差し出し

「陛下、お持ちしてまいりました」

と言うと、王様は剣を取り

「ご苦労であった下がられよ」

と言うとマルコスは一歩下がり、頭を下げ、階段を降りて行くと

「ではセイン殿、これが初代勇者が女神に渡されたと言う剣だ」

と王様が布を取りながら剣を見せてきたので、見てみると神々しい剣がありカッコいいと思っていると

「どうだセイン殿、この剣を気に入ったか」

と言ってきたので、激しく頷くと

「セイン殿はいい感性をお持ちだ、私も初めて時は素晴らしいと思ってな、この剣を見たから分かると思うがこの輝き、剣の鋭さ」

と王様が語り始めた、その後しばらく語っていると

「お父様、いい加減、本題に入ってください」

と王様に対して叱ると

「すまない、つい夢中になってしまった」

と謝り、剣を両手で差し出して

「では、この剣をセイン殿に授けよう」

と言ってきたので、両手で受け取ると

「この剣は魔物を倒すと勇者の力になると言われてる剣でな、だからこの剣を使い魔物を倒して、魔王を倒して欲しい宜しく頼む」

と頭を下げてきたので驚きつつ

「分かりました、魔王を倒してみせます」

と宣言して、剣をしまうと

「頼もしいなセイン殿、よろしく頼むぞ、ではこれで今回は終わりだ」

と言うとセリーヌを見て

「セリーヌ、これからセイン殿に城の中を案内しなさい」

と言うとセリーヌは頭を下げ

「分かりましたわ、お父様」

と言うと俺の方に向き、頭を下げ

「これから城の中を案内しますので、ついてきてください」

と言われたので俺は頭を下げて

「セリーヌ様よろしくお願いします」

と言うとセリーヌは少し笑い

「そんなかしこまらなくて、いいですよ、ではセイン様行きましょうか」

と言うと階段を降りて行ったので、俺はついて行く事にした。

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