旅立ち 12話

「おはよう」

とシェリーの声が聞こえたのでもうそんな時間かと思いながら、俺とマルコスはベットから起き上がる

「おはよう、シェリー」「おはよう」

と俺とマルコスはクマができた顔で答えると

「どうしたのその目」

とシェリーから聞かれたので、俺は

「あまり寝られてないからね」

と目を擦りながら答えると

「大丈夫?」

と心配されたので、シェリーをあんまり心配させないように

「大丈夫だよ」

と無理矢理元気に答えると

「良かったー」

とシェリー笑顔で安心していた


その後、俺たちは朝飯を食いにホテルのレストランに行くことにした。

レストランに向かう道中、俺とマルコスは眠気のせいで途中、途中転けそうになったが無事にレストランへと着いた、レストランに着くと

「こっち、こっち」

とシェリーは元気よく席に向かう、対して俺たちは眠気でゆっくりと席に向かっていた。


席に座りメニューを見てるとマルコスが

「明日出発だけど、今日はどうする予定だ」

と聞いてきたので、俺はシェリーに

「今日は一緒に遊ぶ?」

と聞くと、シェリーは喜び

「うん、セインと一緒に遊ぶ」

と笑顔で答えてくれたので、マルコスに

「俺たちは今日は遊ぶ事にするよ」

と答えると、マルコスはお金を取り出し

「シェリー、思い出作って来い」

とシェリーにお金を渡すと

「こんなにもらっていいの」

と少し申し訳なさそうに言うと

「これは、勇者の護衛の駄賃だ、だから遠慮なく受け取りな」

と言うとシェリーは

「分かった、勇者を守るよ」

と自分の胸を叩きながら答えた


その後俺たちは朝食を終え、早速遊びに行く事にした

「シェリー、どこに行く」

と聞いてみると、シェリーは悩み

「セインが行きたい所」

と答えたので俺は悩み、昨日、シェリーが紹介してくれた市場に向かう事に決め

「それじゃ、出発しますか」

とシェリーに声をかけると、シェリーは手を出して

「セイン、手を繋ごう」

と言われたので、恥ずかしいが仕方ないと思いながらシェリーと手を繋ぎ市場に向かう事にした。


歩いて市場に着くとさっきまで元気だったシェリーが申し訳なさそうにしながら

「セイン、昨日はごめんなさい」

と謝ってきたので、市場に来たのは失敗かと思いながら

「昨日から言ってるけど全然気にしてないから」

と言ってもシェリーは

「ごめんなさい」

と涙目で言ってきたので、俺は悩み、すると前世の女好きの仲間の言葉を思い出し

「ちょっと、待ってて」

と俺はシェリーに似合いそうなネックレスを買って来て、シェリーの元へ向かいネックレスを差し出しながら

「君に悲しい顔は似合わないよ、君には俺の為に笑顔でいて欲しいんだ」

と恥ずかしい思いをしながら話すとシェリーは

「分かった、セインの為に笑顔でいる」

と涙を拭きながら答えたので、俺は前世の仲間に感謝しつつ

「じゃ、行こっか」

とシェリーに手を差し出すと

「うん」

と出会って中で1番の笑顔で答えてくれた。

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