勇者に復讐する為に生まれ変わる

生まれ変わる 4話

夜の夕食後今日あった事で家族会議が開かれていた

「セインは王都に行く気はあるか」

とセドリックに聞かれたので

「僕は行くよ、特訓すれば、魔王を倒し世界を救えるからね」

と本当の目的を隠し、行く気満々アピールをすると

「セインは昔から勇者になりたがってたからね」

とセレンは少し寂しそう言うと、寂しそう顔を元気させようと

「だってだよ勇者だよ、勇者になればいろんな子にモテたり、お金とかいっぱい稼げたり、偉くなったり出来るんだよ、俺は絶対になりたい」

とアピールすると、はセドリックは少し笑って

「セイン、そういうことも考える年になったのか」

とが言うと

「そうねセインならたくさんの女の子を連れて戻ってきそうだわ」

とセレンも少し笑って答えたので

「でしょ、でしょ、その為には特訓は必要かなと思うんだ、だから僕は行こうと思うんだ」

と答えると、セドリックは少し真剣になり

「そこまで言うなら行ってきて、自分の夢を叶えてこい」

と言われたので、俺はうなずくと、セドリックは

「ただ、一つだけ約束して欲しい」

と俺に聞くと

「はい」

と返事をしてセドリックは

「約束して欲しい事は、どうしても無理だとなった時、全て投げ出して帰って来い、それだけだ」

と言われて、勇者に復讐するまでは帰れないと思いつつも

「うん、約束するよ」

と答えると

「そうか、約束だぞ」

とセドリックが言うと家族会議が終了し、俺は自分の部屋に戻って行き、そのまま寝てしまう。

そして次の日になった、いつものように朝早く起きて剣の修行をしていると騎士達が玄関の方に来ていたのでみる事にした。

「セドリック殿おられますか」

とマルコスが玄関をノックしながら言うと

「ちょっと待っててください」

とセドリック言いつつ準備して玄関を出ると

「セドリック殿、話あった結果どうなりましたか」

とマルコスが聞くと、セドリックは昨日と違い真剣な表情で

「どうかウチの息子をよろしくお願いします」

と頭を下げながら言うと

「セドリック殿、頭をお上げください、セドリック殿の御子息の事は我々が全力でサポートいたしますでご安心して下さい」

とマルコスは力強く答えると

「よろしくお願いします」

とまたセドリック頭を下げながら答えた

それを見ていた俺は会話が無事まとまったと思ったので安心して剣の修行に戻っていた