元陰キャチー牛、勘違いヲタクが出て揺さぶられる

第1話 元ヲタク、自分を磨く。

俺、吉川裕翔は高校デビューを決意した

中学時代はあまりにも酷い。

友達は幼馴染の付き合いで男1人だけ。

しかも俺とは天と地の差のような存在。

陽キャ女子、男子のグループで構成されたクラスのカーストトップ的なやつだ。

家が隣でまあ帰り道が一緒。帰りに1度だけ俺に対する女子の評価を聞いてみたことがある。

ハナっから期待してた訳じゃないが、それはもう、酷かったよ。察してくれ

幼馴染が言うには俺はパーツは悪くないらしい。身長も高い方だし、ちゃんとすれば良くなるらしい。

クラストップのやつからそんなこといわれたらねえ？信じるしかないですやん？

とりあえずできることはした。クラストップの幼馴染から言われたことは全部やった。

スキンケア、筋トレ、身だしなみ、ファッション等々。

高校は地元から離れて遠くの高校へ進学した。

高校デビューしたんだってあいつ笑

みたいなことになってほしくないからね。

なったらめっちゃ恥ずかしいし。

親から離れて一人暮らし。家事もある程度はできるようになったし、高校デビューの準備はバッチリだ。