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  • 第7話 卒業パーティーへの応援コメント

    初めまして。
    この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    現時点で公開されている内容は、一通り拝読致しました。
    ひとまず作者様が書きたいものや、創作に込めた熱量は感じ取ることができました。文字数が少ないので物語の内容は掴めませんでしたが、大まかな輪郭を作っているということは伝わります。あとはそれをどのように表現して、順序立てるのかという点が重要になると思われます。以下に順を追って、本作の課題と改善案を述べていきます。

    課題は全部で三つです。
    一つ目は、話の展開のさせ方について。これは、最初から話を飛ばし過ぎという印象が強いです。世界観や話の起点が説明されずにミクロな視点で話が進むので、読者はいきなり置いてけぼりを食らいます。1話の段階でその状況なので、あとは説明するまでもないでしょう。まずは話の全容、世界観を説明することが大切です。登場人物を掘り下げるのは、そのあとの話です。主語がない状態で細かな話をされても理解できないのと同様に、小説では最初に作品の大まかな設定を説明しなければ、読者は内容を理解できません。

    二つ目は、話のブツ切りについて。作中では視点がコロコロ変わるために、場面もブツ切りになっていきます。こうした群像劇のような形は、少ない文字数で頻繁に使うのは悪手です。読者はただ混乱し、先を読む意欲が消えてしまいます。序盤なら尚のことです。登場人物の魅力がわからないうちから大勢を描写しても、人物たちの個性は読者に伝わりません。本作がスピンオフ作品であるにしても、この手法はお勧めできません。創作物全般にいえることですが、作り手と受け手では作品への理解に隔たりがあります。作り手が作品をどんなに愛していようとも、受け手にとっては他人事です。なので、まずは受け手に寄り添った描写を心掛けるべきです。どんな世界で、どんな人物がいるのか。なにが面白くて、どのような点に共感してほしいのか。そうした基礎情報を読者に理解してもらってから、話の掘り下げをするのが小説のセオリーになります。

    三つ目は、小説の基本ルールについて。小説には、書くうえでのルールが存在します。プロやそれを目指す人以外は順守する必要はありませんが、取り入れれば作品の体裁は間違いなく整います。ここでは、そのルールを一部ご紹介します。
    ・改行後の段落はじめは一字下げる。→カクヨム編集画面の「一括字下げ」で対応可能。
    ・会話文は一部例外を除いて、地の文から改行して書く。
    ・「」内文末を除き、感嘆符(!)や疑問符(?)のあとは一字空ける。
    ・三点リーダー(…)やダッシュ(―)は偶数個で使う。
    などなど、よろしければ作品に取り入れてみてください。

    以上になります。
    作者様の創作活動のお役に立てたのなら幸いです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。参考にさせていただきたきます。これからもよろしくお願いいたします。