ミナミ

可愛い根付けがテレビに出ていた。探すとから独楽屋のホームページにたどり着いた。みーくんに最近会えなかったけど、気が紛れた。


==================


連絡をしたら、

「あ、久しぶり」


と気の抜けた返事。

はなす必要があるかわからないから出していたと言われたような妄想に気分が悪くなった。


==================


確かに言い方悪いと言うか。頭悪いからかもしれないけど……

相手はなんにも思ってないというのに、


嫌なやつの方がマシだと思えばまだ、私のこと考えてくれる気がしちゃうというか


みーくんの言葉、が義務としか思ってないからだ。


==================



そういえば、烈火の表情が曇ってたときだって初めから言っていた言葉ばかり信じていた。


いつまでも好きだ、って。


===================

そんなの、結局自分磨きもしない私のことじゃないのにわからなかった。

私は、言葉だけで恋に落ちるし、台詞さえあればいい。


====================

ああ!!

理想通りにいかない!!!


==================

テレビで下町をロケした様子が放送されている。

===================

嫌われてるって思いたくないのよ!!


思いたくないから、思いたく、ないから。


===================


私、両想い以外は敵なんだもの。

本当は……嫌いなのに、好きなふりなんかしてるの?

私の理想通りじゃないから!? 違う、理想なんだって、思い込んで……

===================


嫌なんだよ。

嫌ってことは、

ちがう、買ってもらったブランド品が、

元カレの思い出になったら、なんか汚れたみたいだから、必死に


===================

あれ?

むきになる必要、ある?

恥ずかしい私の 何がいけないのよ?

===================

最初に思い出すべきだったこと。


そのままの私でいいって言った言葉も思い出した。

だけど嫌。

だから証拠隠滅に忙しいの。

================


今の私、古い私、その証拠を必死に洗わなきゃいけないのに、私、私、私、私、私!!!


====================


私が目をそらせばいいじゃないの。


期待なんかされてないのに

===================


そのままになんかなったらもっと、惨めじゃない。

……最初から惨め?


ブランドを 汚したくない!!


本当は好きだったなんて、一瞬の隙、でしかなくて


ただ 単に、



誰からも本当は好かれてない、なんて !!

あるはずないじゃない!!!!



私は 幸せにしがみついていたいのよ!!!!!



利用された……だけ?


違うよね、違うよね!????


かまってよ!!


私 惨めなだけじゃないの!!!!


============================

あまり人の事をいうと自分が感じ悪い人になるんじゃないかとたまに思うけど、

いや、そんな事はない!

あんたが悪い!

なんなの?私は人から信用されてるのよ感出してきてさ!


==========================

社長とビルオーナーが話した事を

社長が私に言ってきた。

==========================


それって私に言っていいの?って聞いたら、いやあまり人には言わない方がいいと思うっていうから他の人には言えない。だからあなたにも言えないんだけどね??


=========================

功徳、功徳、功徳、くどく、くどく

==========================


内容言えないなら私にも言わなくていい!!!!

しかもわたくし、そんなあなたのくだらないこれ見よがしの話なんて全く興味ないんですけど!!!!

「私に言えないっていうことを私にしてるの?」って聞いたら、そうなんだよねぇだって!

===========================

バッカじゃないの!

私、いくらでも話は聞くけど、そんな話には乗らねーよ!!

バーカ


実はまだまだ沢山あるんだけど、今日はこの辺で!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る