2章:押切麻衣

押切 麻衣

かまって欲しくて、

突き飛ばしたら、その子が泣いて。

まるで私が悪いみたいだ。

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女子って、嫌い。

ちょっと力入れたくらいで、ああやって騒ぐ。

男子みたいに乱暴な遊びがしたい。

戦闘ロボットも好き。

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学校は先生の評価を得るための戦場。

馴れ合いは違うのよ。


手を挙げたら、注目されて気分が良い。


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群れない子が居た。

あの子も、きっと私と同じだ。

無視されてる。

風の噂で聞いたけれど前の学校ではいじめられてたらしい。


私たち、友達になれる


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????:



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今日もいい天気だ。


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独りで居ることは

好きだ。

というか、誰と居ても

そんなに代わりがない。

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いつも独りで居る子がいる。

寂しくないもん、って

態度が癪だ。

輪に入ればいいのに。


共感してるよ、みたいな目を向けてくる。


私があんな目をしたことはない。

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いじめられてたんだって?

と話しかけてきた。

ウザい。

話題作りからウザい。


このノンデリカシー具合、確かに、はぶかれるだろうなと感じた。


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いじめられっ子チームでも作りたかったんだろうか。


私なら、そのチームごといじめたくなるよ。

群れてる弱者なんか、いいおもちゃにされる。


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あいつをイジメたよ。

はある意味では

自慢に匹敵する。

誰かをいじめられてたよ、と話すのもそう。

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ていうか、いじめられていない。

私はあまり自分の話をしないので憶測ばかりで驚くような話になる。


どうでもいいけど。

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 懐かしい教科書を見つけ開いて解いてみた。

習ったはずなのにあまりやる気がなかったのだろう。


 頭の中で適当に再現するだけの式じゃなく

もう少し教科書を見なくてはと思った。


正直読んでさえいない。

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大体そんな気がする。


あまり、見ることがない

誰も。


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忘れていた部分をふと思い出した。



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ミナミって人が窃盗で捕まっていた。


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音楽室のピアノ。

 カラオケ感覚で、片手だけ弾いていると、楽しい。


映画の台詞。

カラオケ感覚で、声を消して逆再生した場面を見ながら、台詞を想像していると、楽しい。


カラオケ

楽しくない。

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誰にもわからない遊びが好き。空想があってこそ成り立つ遊びは、


外からはただ変なことをしてるようにしか見えない。

理解できない外野を無視する遊びだ。


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バカにしてるつもりのときは、大体バカにされている


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