身支度
勝利だギューちゃん
第1話
「さてと、お化粧しなくちゃ」
私は女の子。
少しでも、美しくなりたい。
なので、お化粧は欠かせない。
でも、お化粧だけでは限度がある。
「うーん、アクセサリーは何にしよう」
アクセサリーは、女性の美をより引き立たせる。
なので、慎重にえらばないといけない。
それから、香水。
わざわざ本場のおフランスから取り寄せた。
でも、つけすぎは逆効果。
少しだけ馴染ませる。
なぜなら、私本来の匂いを大切にしたい。
匂いが臭いになっては、だめなのだ。
美しくなるために、少しくらいの遅刻は勘弁してほしい。
さてと、準備完了。
出かけますか。
「あのう・・・」
「何?」
後ろから声をかけられる。
「あっ、冬の精霊さん。何ですか?」
私は秋の精霊。
早くいかないと、夏の精霊さんからのバトンタッチが遅れる。
「もう、11月末だよ」
「もう、そんな時間なの?」
今年も遅れた。
歳を重ねると、やはり女はお化粧や身支度に時間がかかるのか?
そろそろ、若い世代に交代した方がいいかもしれない。
身支度 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます