第19話 PHASE2 その6 甘い香りは淫靡の誘い

「ねぇ、さっきの話の続きなんだけど……」

夏子はベッドに腰掛けると話し始めた。冬馬も隣に座ると耳を傾けた……。


「私って結構好きな相手に甘えるタイプなんだ」

(確かにそれは分かるな)

と冬馬は心の中で思った。


「それで、好きな人には自分を一番見てもらいたいの。

もちろん嫌われたくないから多少は抑えているけどね」

夏子は恥ずかしそうに言った。そして続けてこう言った。


「ねぇ、私のどこが一番好き?」

夏子が突然聞いてきたので冬馬は戸惑ったが、素直に答えることにした。


「うーん、やっぱり笑顔かな。一緒にいて楽しい気分になるし、

それに癒されるんだよ」

「そっか、ありがとう……。でもさ、本当に笑顔だけなの?」

「えっ、どういうこと?」

冬馬は不思議に思ったが、夏子は続けて言った。


「ほら、他にもあるでしょ?何かと胸をよく見てたりとか……。」

夏子は、からかうように言った。

それを聞いて、ようやく意味がわかった冬馬は思わず赤面してしまった。


「あ、あぁ……確かに見てたのは認めるけど……」

冬馬は動揺しながらも正直に答えた。

すると夏子は悪戯っぽく笑って言った。


「じゃあさ、好きにしていいよ」

「えっ、何を?」

冬馬が聞き返すと夏子は恥ずかしそうに答えた。

「私のおっぱい、好きにしていいよ……」

「あ、ありがとう……」

そしてゆっくりと手を伸ばした……。


気のせいか、夏子の体から漂う甘い香りがいつもより強く感じる気がした。

冬馬の頭の中がボーっとしてきた。


「んっ、あん……」

夏子の口から甘い声が上がる。

そのまま揉み続けると、さらに強く反応してきたのだった。


「あぅん……もっとぉ……。」

もっと触って欲しいというように、夏子はさらに胸を突き出してきた。

その要望に応えるべく、今度は乳首を摘んであげると

「ひゃんっ!」

という大きな喘ぎ声と共にビクンと身体を跳ねさせた。


(乳首弱いんだな……)

そう思いながらも冬馬は執拗に責め続けた……。指先で転がしたり、

時には摘んで引っ張ったりするたびに夏子の口から甘い吐息が漏れ、

その気持ち良さそうな様子に興奮を覚えた冬馬は

つい調子に乗ってしまい、今度は口に含んで吸い上げた。


「ひゃんっ!?」

予想外の行動に夏子は驚いた様子だったが、

すぐに気持ち良さそうな表情に変わった。

(この子の反応を見てると興奮するな……)

と心の中で思うと、今度は舌を使って優しく舐め回してみた。

すると夏子は、

「あぁん、気持ち良すぎるぅ……」

と言って悶えていた。更に甘い香りが強くなった気がした。


(どうやら本当に感じているようだな……)

そう思うともっと気持ち良くさせてあげたくなり、

さらに強く吸い上げたり甘噛みしたりした。


「ふぁぁ……もっと、噛んでぇ……」

言われるままにすると、夏子は体を痙攣させながら感じていた。

その姿が可愛らしく思えてきた冬馬は夢中で貪った。


やがて満足し口を離すと、夏子の胸は唾液まみれになっていた。

指で掬い取ってあげると、そのまま下半身へと滑り込ませた。

そして既に湿っている部分に指を這わせた。


「ひゃん!だめぇ……」

夏子は驚いた様子だったが、すぐに蕩けたような顔になった。


それから敏感な部分を優しく擦ってあげると

ビクンッと身体を震わせて大きく仰け反った。


「それ、ダメェ!」

どうやらここが弱いらしいと感じ、冬馬は執拗に責め続けた。

すると夏子の口からは艶っぽい声が漏れ始めてきた。


「あぁぁん!そこはぁ……!」

という声が上がり、秘所からは泉が溢れ出てくるようだった。

指の動きがスムーズになり、さらに快感が増していくようだ


「あぅぅ……またイっちゃう……」

そう言うと再び絶頂を迎えたようだ。

ビクビクっと痙攣して脱力しているようだったが、

冬馬は容赦なく追撃を始めた。

今度は奥の部分を刺激し始めたのだ。

その瞬間、夏子の表情が一変した。


「ひゃん!?そこダメェ!!」

と叫び声を上げて腰を引こうとするが、

逃すまいとガッチリ掴んで離さない。そして更に激しく責め立てた。


「いやぁぁ!!」

するとまた絶頂を迎えたようで、

身体を弓なりにしならせて再び果ててしまった。

冬馬は満足げな表情だった。


「あぅぅ……」

夏子は放心状態でぐったりしていた。よほど気持ちよかったのだろう、

目は虚ろになっており、口からは涎を垂らしていた。

冬馬はその姿を見るとゾクゾクとした感覚を覚えた。

こんな感覚は、今まで感じたことはなかった。


(もっといじめたい)

そう思った彼は再び夏子の身体に手を伸ばすのだった。

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