裏切り者《ダブルクロス》
ヴェータ 侵蝕率増加1D10→1
87+1=88 補正ダイス+2
オルバ 侵蝕率増加1D10→7
71+7=78 補正ダイス+1
ルシア 侵蝕率増加1D10→10
75+10=85 補正ダイス+2
エナード 侵蝕率増加1D10→8
66+8=74 補正ダイス+1
(描写)到着した町外れの廃ビル。そこに、綾瀬は囚われていた。
(オルバ)「綾瀬さん!」
(綾瀬)「オルバくん、ヴェータくんも…!」
(矢神)「待っていたよ、オルバ。UGNの皆さんも」
(描写)矢神と春日は、オルバたちが来るのを待っていたようだった。矢神は悠々と話し始める。
(矢神)「綾瀬さんに僕らのことをわかってもらうには、目の前で戦うのが一番だと思ってね。勿体ぶらずに見せてやりなよ、オルバ。君の本当の姿を」
(オルバ)「本当の姿って言われてもなァ。これが俺なんだけど」
(矢神)「綾瀬さん、あなたはあいつの本当の姿を覚えてないんだ。奴らに記憶を操作されているから」
(綾瀬)「どういうことなの? わたし、矢神くんが何を言っているか、わからないわ」
(ルシア)「口を噤(つぐ)め、矢神秀人! 彼女に知らせる必要はないだろう!」
(矢神)「黙れよ、裏切り者(ダブルクロス)」
(描写)静止をかけたルシアに、矢神は険しい視線を刺す。
(矢神)「綾瀬さん、あいつらは君を騙している。もう人間じゃないのに人間のフリをしているんだ。同じ力を持つ僕らをジャームなんて呼ぶくせに、自分たちは違うつもりでいる」
(ヴェータ)「違って当然だ。一般市民の生命をいたずらに踏みにじるおまえ達とオルバを一緒にするな」
(矢神)「あれは仕方無いことだよ。──ああ、そうだ。君を目の前で殺せば、綾瀬さんも覚醒するかもしれないね?」
(描写)オルバにそう言い放つ矢神を前に、四人は一斉に戦闘体制を取った。
(ルシア)「冬海さん、彼女を頼む」
(冬海)「お任せ下さい!」
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
(矢神)「僕が勝ったら、綾瀬さんはFHに来てもらう。僕と一緒になるんだ!」
(エナード)「本人の同意も得ていないのに、それは頂けないなぁ。……個人的な恨みもあるし、悪く思わないでね? 矢神くん」
(ヴェータ)「オルバを傷付けたこと、絶対に赦しはしない」
(ルシア)「シューラ・ヴァラ、貴様は完膚無き迄に叩きのめしてくれる!!」
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
(春日)「すまないね、あれがオルバくんと戦わせろと言って聞かないので、わざわざこうして準備したというわけだ。まあ、私は彼女という適格者さえ確保できれば、それでいい」
(オルバ)「冗談キツイぜ。手の届くトコロにいるッてのに、みすみすそっちに渡すかよ!」
戦闘開始
ラウンド1
オルバ 侵蝕率78 行動値16 補正D+1
ヴェータ 侵蝕率88 行動値11 補正D+2
ルシア 侵蝕率85 行動値12 補正D+2
エナード 侵蝕率74 行動値4 補正D+1
春日恭二 侵蝕率120固定 行動値12 補正D+3
矢神秀人 侵蝕率150固定 行動値18 補正D+4
各PCの配置
矢神 春日
PC四人
エンゲージ 矢神、春日、PC達
セットアッププロセス
エナード
アクセルLv5 対象→エナード 行動値+Lv×2
行動値4+[5×2]=14
甘い芳香Lv2 対象→矢神 行動値-Lv×2
行動値18-[2×2]=14
侵蝕率5増加 74+5=79
ルシア
オートアクション ワーディング宣言
矢神
オートアクション ワーディング宣言
ワーディングによる衝動判定
指定技能〈意志〉 難易度8 増加値1D10
オルバ 4dx10+(2+1)>=8→15 成功
増加値1D10→6 78+6=84 補正D+2
エナード 3dx10+(3+1)>=8→17 成功
増加値1D10→2 79+2=81 補正D+2
ルシア 2dx10+(2+1)>=8→8 成功
増加値1D10→7 85+7=92 補正D+2
ヴェータ 9dx10+(1+1)>=8→15 成功
増加値1D10→4 88+4=92 補正D+2
(思い出の一品の存在を思い出したので、今回から適用しています)
(描写)先程の春日と同様に、矢神も甘い香りに顔を顰めた。呼吸をするほど肺を蝕むようなそれに、矢神は僅かに仰け反る。
(矢神)「嫌なにおいだ、まるで花が腐ったような」
(エナード)「それなら鼻か、頭の病院に行ったらどうだい? ああでも……君はもう手遅れかな」
(矢神)「何だと──」
(描写)矢神がエナードの挑発に乗りかけたその時、獰猛な咆哮がフロアに響き渡った。憤怒と憎悪をこれでもかと乗せたルシアのワーディングは明確な敵意を春日に、そして矢神へとぶつけるのだった。
その迫力に気圧された矢神も、レネゲイドに呼応するようにワーディングを展開する。
(描写)一触即発の空気の中、対ワーディングマスクを着用していた冬海は、ルシアの指示通りに綾瀬を連れて外へと出る。
イニシアチブプロセス 行動値16
オルバのターン
マイナー
炎の加護Lv2
侵蝕率84+2=86
メジャー
コンセLv3→C値10-Lv3 下限値7
光の手Lv1
焦熱の弾丸Lv1
紅蓮の衣Lv1
侵蝕率補正D+2
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 7(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→矢神
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ宣言
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
達成値判定
オルバ (7+2+2)dx7+4→37
矢神 (4+4)dx10+2→16 命中 装甲値0
暫定ダメージ
4d10+(1+2)→29
最終ダメージ
29
矢神 HP92-29=63
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
オルバ 侵蝕率86+7=93
侵蝕率80%到達により、判定ダイス+2個
(矢神)「おまえ、綾瀬さんをどこへ連れて行くつもりだ」
(描写)だが、それを見逃す矢神ではない。冬海を睨みつけ、手を振りかざそうとするが──
オルバの放った炎によって阻まれる。燃え上がる炎と、漂う香りが矢神を苛んでいく。
(矢神)「ぐぁぁあッ、こ、この野郎……!」
(オルバ)「アンタの相手は俺だろ? 忘れてもらッちゃあ困るぜ」
イニシアチブプロセス 行動値14
エナード・矢神
PC優先ルールによりエナードのターン
マイナー
なし
メジャー
コンセLv2→C値10-Lv2 下限値7
破滅の言霊Lv1
絶対の恐怖Lv1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 5(対決判定の処理後に加算)
補正D+2
攻撃の対象→矢神
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ宣言
装甲0
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
達成値判定
エナード 10dx8+4→19
矢神 (4+4)dx10+4→13
暫定ダメージ
2D10+1→7
最終ダメージ
7 放心によりラウンド終了まで判定のダイス-2
矢神 HP63-7=56
エナード 侵蝕率81+5=86 補正D+2
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
矢神のターン
マイナー
ハンドレッドガンズLv3
メジャー
カスタマイズLv3
ギガンティックモードLv2
クリスタライズLv3
コンセントレイトLv3 C値-3 下限値7
侵蝕率補正+4D 放心-2D
攻撃の対象→オルバ、ルシア、エナード、ヴェータ
命中判定の達成値 13dx7+4→26
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション オルバ ドッジ宣言
(2+2)dx10→28 回避成功
ルシア ドッジ宣言
(8+2)dx10+1→16 回避失敗
装甲無視
エナード ドッジ宣言
(1+2)dx10→2 回避失敗
装甲無視
ヴェータ ドッジ宣言
(1+2)dx10→12 回避失敗
装甲無視
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3D10+16→32
ルシア
HP37-32=5
エナード
24-32=-8
オートアクション リザレクトLv1
HP1D10→3 侵蝕率86+3=89
ヴェータ
HP29-32=-3
オートアクション リザレクトLv1
HP1D10→9 侵蝕率88+9=97
(描写)オルバを罵る矢神だが、自身を包む炎の向こうに横転したバスを視認する。その傍らには自分によく似た背格好の男が。いや、あれは確かに自分だ。その自分が自らに槍を向け、投げ穿つ。槍は心臓を刺し貫いた。
(矢神)「やっやめろ……、ぁ、あ……?!」
(描写)槍が肉を抉る痛みは、無い。それだというのに、捕食者に追われる小動物のように心臓が跳ね、息が詰まる。暗がる視界を炎がちらつく。その炎の向こうに、バスはもう見えなかった。
(エナード)「ねえ。君も、何かが見えていたの?」
(矢神)「おまえの能力……ソラリスか。嫌な力だよ」
(エナード)「君までそう言うの? 僕はここにいるだけなのに」
(矢神)「その口ぶり、こんな力を使いながらオーヴァードの自覚がないのか!?」
(描写)「ずっとこうだったもん、そんなの知らないよ」エナードはそう呟き、不機嫌そうに唇を尖らせた。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
(矢神)「なら、僕が教えてやるよ!!」
(オルバ)「! みんな避け──」
(描写)矢神は手に槍を創り出し、エナードに向かって投擲した。投げた槍は空中で軌道を変え、分裂して三人を貫通する。
(ルシア)「不味いッ──が、ぅうっ……!」
(ヴェータ)(これは、避けられない)「──くそ、まだ、だ……」
(エナード)「い……痛ぃの、きらぃ……なの、に」
(オルバ)「……ぁあ、や、矢神ィッ!!」
(描写)オルバは間一髪、反射的に身体を動かして直撃を避けることが出来た。その直後に見たのは、枝状に変形した槍で磔にされた三人だった。
ルシアは辛うじて立っているが、エナードとヴェータは槍が崩壊するのと同時に床へと沈んでいく。
だがその直前に、二人は倒れることを止めて矢神たちを見据えた。まるで、春日がしたのと同じように。
(矢神)「リザレクト、できたじゃないか。おまえはオーヴァードだよ、間違いなくね」
(ルシア)「それがどうした。……おまえがオーヴァードだろうが、私の息子であることに変わりはない、立て!!」
(エナード)「はは、ほんと、普段の母さんのが怖いよ。だってスパルタなんだもん」
(オルバ)「親父も、ていうかヴェータもなのか!?」
(ヴェータ)「家族全員オーヴァードだ、オルバ」
(描写)死ぬはずなのに死なない。その事実は自らが人間でなくなったと認識するには十分だった。
衝動判定 意志で判定・難易度8 増加値1D10
全員ダイス補正+2
エナード
4dx10+4→13 侵蝕率増加1D10→1
侵蝕率89+1=90 ダイス補正+2
オルバ
4dx10+3→21 侵蝕率増加1D10→7
侵蝕率93+7=100 ダイス補正+3、エフェクトLv+1
ルシア
3dx10+3→31 侵蝕率増加1D10→3
侵蝕率85+3=88 ダイス補正+2
ヴェータ
9dx10+2→9 侵蝕率増加1D10→7
侵蝕率97+7=104 ダイス補正+3、エフェクトLv+1
全員成功
(描写)それでも、家族として過ごした時間は変わらない。彼らは眼前の敵を討ち倒すべくして、今、この場に立っているのだ。
(春日)「……とんでもないな、君たち」
(オルバ)「アンタが言うな!」
イニシアチブプロセス 行動値12
ルシア・春日
PC優先ルールによりルシアのターン
マイナー
完全獣化Lv1
破壊の爪Lv1
侵蝕率88+9=97
侵蝕率80%到達により、判定にダイスが+2個される
メジャー
コンセLv2→C値10-Lv2 下限値7
一閃Lv1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 2(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→矢神
命中判定 13dx8+4→28
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ 宣言
6dx10+2→20
命中
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3d10+9→33
最終ダメージ
33
矢神 HP56-33=23
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
ルシア 侵蝕率97+2=99
ダイス補正+2
各PCの配置
矢神 春日
ルシア
PC3人
エンゲージ 矢神とルシア 春日 PC3人
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
春日のターン
マイナー
破壊の爪Lv2
ハンティングスタイルLv2
メジャー
乾きの主Lv2
獣の力Lv2
吸収Lv2
コンセLv3 C値-3 下限値7
攻撃の対象→ルシア
(対象の範囲を間違えてランダムにした結果こうなりました)
命中判定 11dx7+4→20
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション ルシア ドッジ宣言
回避判定 10dx10+1→10
命中 装甲値無視
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3d10+14→35
最終ダメージ
35
ルシア HP5-35=-30
オートアクション リザレクトLv1
HP1D10→1 侵蝕率99+1=100
ラウンド中、対象の判定ダイス-2
侵蝕率100%到達 以降ダイス補正+3、エフェクトLv+1
各PCの配置
矢神 春日
ルシア
PC3人
エンゲージ 矢神とルシアと春日 PC3人
(描写)エナードに発破をかけると同時に、ルシアの両腕が異形のものへと変わっていく。傷付いた身体を無理矢理に動かし、ルシアは矢神の元へと駆けた。
(ルシア)「仕置の時間だ、若造!!」
(描写)そのままの勢いで爪を振りかぶり、矢神の腹を引き裂く。床に鮮血が飛び散り、ルシアの傷から流れ出たそれと混ざり合う。
(矢神)「ぎイああっ! おのれ、UGN……ッ」
(描写)攻撃をするものの、ルシアはその場で体制を崩してしまう。出血と痛み、そして春日の凶爪がルシアを襲う。
(春日)「これを壊されるのは困るんだよ、支部長」
(ルシア)「あ、ぐ……!」
(描写)ルシアは鋭く大きな爪で引き裂かれ、蹴り飛ばされる。地面に転がるが、直ぐ様立ち上がって構えを取り直した。唇を引き結び、レネゲイドの共鳴に抗いながら。
(春日)「……ふむ。やはり大人しくなってはくれないか」
(ルシア)「──は、はは、私がか? 寝言は寝て言え、裏切り者(ダブルクロス)」
イニシアチブプロセス 行動値11
ヴェータのターン
マイナー
ハンドレッドガンズLv2+1
ダブルクリエイトLv1
侵蝕率104+6=110
侵蝕率100%到達によりダイス補正+3、エフェクトLv+1
メジャー
コンセLv2+1→C値10-Lv3 下限値7
コントロールソートLv1
コンバットシステムLv2+1
マルチウェポンLv1+1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 10(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→矢神
達成値判定 14dx7+1→26
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ宣言
回避判定 6dx10+2→11
命中
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3d10+14→38
最終ダメージ
38
矢神 HP23-38=-15
オートアクション 魂の錬成Lv3
HP30
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
ヴェータ 侵蝕率110+10=120
ダイス補正+3、エフェクトLv+1
(ヴェータ)「手でも良いし口でも良いが、この際どちらも壊してやろう」
(描写)ヴェータは両手首にそれぞれある腕時計とミサンガを、一対の軽機関銃に創り変える。精密なリコイルコントロールから繰り出される銃弾に狂いは無く、矢神の喉と右手を言葉通りに破壊した。
(矢神)「────」
(描写)何かを言おうとしているのか、ごぼりと血液が詰まる音をさせて矢神はよろめく。げほごほと喉に絡む液体を吐き出し、矢神は怒りをあらわに叫ぶ。
(矢神)「ゴホッ、ヴェータ……おまえも邪魔をするのか!! 僕と綾瀬さんが結ばれるのを!!」
(ヴェータ)「邪魔じゃない。これは報復だ」
(矢神)「報復だって?」
(ヴェータ)「おまえは事故を起こした。〝オルバが乗っていた〟バスで。そのせいでオルバは重傷を負い、覚醒した。……してしまったんだ」
「だから許さない。おれのオルバを傷付けて、殺そうとした、矢神、おまえだけは。──オルバの日常を永遠に奪った、おまえだけは赦さない」
(オルバ)「ヴェー、タ」
(描写)ヴェータの眉間には深く皺が刻まれ、銃を握る手には筋が浮かび上がっていた。それ程までにヴェータはオルバのことを案じ、また想っていたのだ。
低く地を這うような声に、オルバと矢神は思わず身震いをする。
クリンナッププロセス
(矢神の状態復元を忘れていました)
矢神 放心を回復
「甘い芳香」行動値14→18に修正
春日 破壊の爪の素手データ変更を継続
ルシア
「吸収」デバフを回復
破壊の爪の素手データ変更を継続
完全獣化のダイス補正を継続・エフェクトレベルの修正
ヴェータ
ハンドレッドガンズ・ダブルクリエイト製作武器を継続
エナード
「アクセル」行動値14→4に修正
ラウンド1終了
ラウンド2
矢神 行動値18 侵蝕率150固 追加D4 補正済
オルバ 行動値16 侵蝕率100 追加D3 EFLv+1
ルシア 行動値12 侵蝕率100 追加D3 EFLv+1
春日 行動値12 侵蝕率120固 追加D3 補正済
ヴェータ 行動値11 侵蝕率120 追加D3 EFLv+1
エナード 行動値4 侵蝕率90 追加D2
セットアッププロセス
エナード
アクセルLv5 対象→エナード 行動値+Lv×2
行動値4+[5×2]=14
甘い芳香Lv2 対象→矢神、春日、ルシア 行動値-Lv×2
矢神 行動値18-[2×2]=14
春日 行動値12-[2×2]=8
ルシア 行動値12-[2×2]=8
侵蝕率5増加 90+5=95
(エナード)「多分巻き込んじゃうけど、ごめん。母さん」
(ルシア)「構わん、やれ!」
(描写)エナードは矢神、春日を凝視した。が、その視界には攻撃を行ったルシアもいたのだった。詫びるとともに、エナードはその力を理解しないまま振るう。
(春日)「香りが違う……!?」
(矢神)「くそ、息が」
(ルシア)「FHは貧弱だな? この程度堪えてみせろ」
(春日)「随分な言いようだが、あなたとて苦しいのだろう」
(ルシア)「さあ、どうだか」
イニシアチブプロセス 行動値16
オルバのターン ダイス補正+3 エフェクトLv+1
マイナー
炎の加護Lv2+1
光芒の疾走Lv1+1
侵蝕率100+3=103
メジャー
コンセLv3→C値10-Lv3 下限値7
光の手Lv1
焦熱の弾丸Lv1+1
侵蝕率補正D+3
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 5(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→矢神
達成値判定 11dx7+4→46
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ宣言
回避判定 8dx10+2→11
命中
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
5d10+4→27
最終ダメージ
27
矢神 HP30-27=3
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
オルバ 侵蝕率103+5=108
ダイス補正+3 エフェクトLv+1
各PCの配置
ルシア 矢神 春日
オルバ
ヴェータ エナード
エンゲージ 矢神とルシアと春日 オルバ ヴェータとエナード
(描写)一段と強さを増した香りが脳まで侵すような感覚に襲われ、動きが鈍る矢神に、オルバは火炎球を命中させる。ピンポイントに矢神だけを燃やす炎には、自分たちが置かれた理不尽な現状への憤りがあった。
(オルバ)「まだ足りねェのかよ……!」
(矢神)「こ、んな、ことで」
イニシアチブプロセス 行動値14
エナード・矢神
PC優先ルールによりエナードのターン
侵蝕率90 追加D2
マイナー
なし
メジャー
コンセLv2→C値10-Lv2 下限値7
破滅の言霊Lv1
絶対の恐怖Lv1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 5(対決判定の処理後に加算)
補正D+2
攻撃の対象→矢神
達成値判定 10dx8+4→27
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 矢神 ドッジ宣言
回避判定 8dx10+4→17
命中
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3d10+1→16
最終ダメージ
16 放心(ラウンド終了まで判定のダイス-2)付与
矢神 HP3-16=-13 戦闘不能
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
エナード 侵蝕率=90+5=95 補正D+2
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
矢神 戦闘不能により行動不可
(描写)エナードは炎を振り払う矢神と視線を合わせる。心なしか、香りが柔らかくなったようだとルシアには感じられた。
(エナード)「こんなことって言ったね。その〝こんなこと〟で君は終わる。ほら、その目でよく見てごらんよ」
(矢神)「もうその手には乗らないぞ、幻覚使い──」
(描写)矢神が言い切るよりも先に、エナードは一呼吸おいて声を発した。その話し方や声の震え方に、矢神は心当たりがあった。思い当たってしまった。
(エナード)「こんなわがままが通ると思ってるの。子供じゃないんだから、やっちゃいけないことも、人の命の重さもわかるでしょ。矢神くん、まさか、本当に分からないの?」
(矢神)「……ぁ、アァ、嫌だ、そんな」
(エナード)「『あなたなんか友達じゃない。近付かないでよ、人殺し!』」
(矢神)「綾瀬さ──」
(エナード)「『二度とわたしに関わらないで。……さよなら』」
(描写)忘れてしまった香りの中で、矢神はエナードに幻を見た。矢神を見下ろすその瞳はどこまでも暗く、冷たく、矢神を突き放した。それはある種の洗脳で、または心臓を刺した刃物でもあった。
(矢神)「ねえ綾瀬さん、行かないでくれ、僕を、僕を見て──」
(描写)矢神はその場にへたり込み、わななきながら綾瀬への言葉を垂れ流していた。不規則に流れる涙だけは、哀しくも人間のそれと大差なかった。
イニシアチブプロセス 行動値11
ヴェータのターン ダイス補正+3、エフェクトLv+1
マイナー
なし
メジャー
コンセLv2+1→C値10-Lv3 下限値7
コントロールソートLv1
コンバットシステムLv2+1
マルチウェポンLv1+1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 10(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→春日
達成値判定 14dx7+1→33
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 春日 ガード値宣言
オートアクション イージスの盾Lv2
ガード値 2D10→9獲得 装甲値5
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
4D10+14→31
最終ダメージ
31-(9+5)=17
春日HP40-17=23
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
ヴェータ 侵蝕率120+10=130
ダイス補正+4、エフェクトLv+1
(春日)「精神崩壊したか、使えん」
(ヴェータ)「エドの十八番だ。次はおまえが壊れる番だな」
(描写)今度は脚を狙い、体力を削ぐことにしたようだ。春日の踵や膝を的確に狙った掃射は、確実に傷を負わせることに成功した。
(ヴェータ)「使い物にならなくなるのはすぐだぞ。ディアボロス」
(春日)「吠えるな、小僧が!」
イニシアチブプロセス 行動値8
ルシア・春日
PC優先ルールによりルシアのターン 追加D+3 EFLv+1
マイナー(効果の更新)
完全獣化Lv1+1
破壊の爪Lv1+1
侵蝕率100
メジャー
コンセLv2+1→C値10-Lv2+1 下限値7
一閃Lv1
追加D+3
吠え猛る爪Lv1+1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 6(対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→春日
命中判定 15dx7+4→28
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 春日 ガード値宣言
オートアクション イージスの盾Lv2
ガード値2D10→6獲得 装甲値無視
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
3D10+7→23
最終ダメージ
23-6=17
春日 HP23-17=6
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
ルシア 侵蝕率100+6=106
追加D+3 EFLv+1
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
春日のターン
マイナー
ハンティングスタイルLv2 戦闘移動を行う。残り使用回数0
メジャー
乾きの主Lv2
獣の力Lv2
吸収Lv2
コンセLv3 C値-3 下限値7
攻撃の対象→エナード
達成値判定 11dx7+4→30
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション エナード ドッジ宣言
回避判定 3dx10→13
命中 装甲無視
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
4d10+14→36
最終ダメージ
36
エナード HP3-36=-33
オートアクション リザレクトLv1
HP1D10→9 侵蝕率95+9=104
ラウンド中の判定ダイス-2
侵蝕率100%到達 以降ダイス補正+3、エフェクトLv+1
各PCの配置
(矢神)ルシア
オルバ
ヴェータ エナード 春日
エンゲージ ルシア オルバ 春日とヴェータとエナード
(ルシア)「喰らえェっ!!」
(描写)獣と化したルシアの両手が春日を捉え、抉った。だが一歩踏み込みが足りず、春日はルシアから距離を取る。春日の視線の先にいたのはエナードだった。
(春日)「おまえには散々苦しめられたな、幻覚使い!」
(エナード)「くぁ、い……痛、ぃ」
(ルシア)「エナード!!」
(描写)倒れる前に赤黒い床に膝を付いたが、その上体がぐらりと揺れる。顔から衝突する寸前で、エナードはふらふらと立ち上がった。
(エナード)「……僕に、痛いことするなら……同じくらい、痛くするからね」
(描写)エナードはそう言い、苦痛に歪む面持ちで春日を睨んだ。
クリンナッププロセス
春日 破壊の爪の素手データ変更を継続
「甘い芳香」行動値8→12に修正
ルシア
「吸収」デバフを回復
破壊の爪の素手データ変更を継続
完全獣化のダイス補正を継続
「甘い芳香」行動値8→12に修正
ヴェータ
ハンドレッドガンズ・ダブルクリエイト製作武器を継続
エナード
「アクセル」行動値14→4に修正
ラウンド2終了
ラウンド3
オルバ 行動値16 侵蝕率108 追加D3 EFLv+1
ルシア 行動値12 侵蝕率106 追加D3 EFLv+1
春日 行動値12 侵蝕率120固 追加D3 補正済
ヴェータ 行動値11 侵蝕率130 追加D4 EFLv+1
エナード 行動値4 侵蝕率104 追加D3 EFLv+1
セットアッププロセス
エナード
アクセルLv5+1 対象→エナード 行動値+Lv×2
行動値4+[6×2]=16
甘い芳香Lv2+1 対象→春日、ヴェータ、エナード 行動値-Lv×2
春日 行動値12-[3×2]=6
ヴェータ 行動値11-[3×2]=5
エナード 行動値16-[3×2]=10
侵蝕率5増加 104+5=109
追加D+3 EFLv+1
(描写)春日が接近したことにより、危険だと強く感じたエナードの周囲に華のような匂いが満ちる。痛みからか能力を制御しきれていないようで、近くにいた春日は勿論、ヴェータもそれに巻き込まれた。
(ヴェータ)「く、これは」
(春日)「やはり厄介だな、香りは防ぎようがない」
(エナード)「それなら鼻をつまむのはどう? もしくは息を止めるとかさ」
(描写)かくいうエナードはしっかりと鼻を摘んでいる。そのせいでいくらか鼻にかかった声になっていた。
(ヴェータ)「鼻を摘まんだくらいで防げるものではないんだが……」
イニシアチブプロセス 行動値16
オルバのターン ダイス補正+3 エフェクトLv+1
マイナー
炎の加護Lv2+1
侵蝕率108+2=110
メジャー
コンセLv3→C値10-Lv3 下限値7
光の手Lv1
焦熱の弾丸Lv1+1
侵蝕率補正D+3
紅蓮の衣Lv1+1
メジャーアクションで増加する分の侵蝕率 (対決判定の処理後に加算)
攻撃の対象→春日
達成値判定 13dx7+4→35
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
リアクション 春日 ガード宣言
オートアクション イージスの盾Lv2
ガード値2D10→18獲得 装甲値5
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
暫定ダメージ
4d10+14→37
最終ダメージ
37-23=14
春日 HP6-14=-8
戦闘不能
オートアクション 蘇生復活
HP1
瞬間退場
シーンから退場する
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
オルバ 侵蝕率110+5=115
ダイス補正+3 エフェクトLv+1
戦闘終了
(描写)香りに気を取られた春日に、オルバの火球が叩き込まれる。レネゲイドの共鳴によって勢いを増しているそれは、春日を倒すのに十分な火力を有していた。
(オルバ)「コレで──終いだッ!!」
(春日)「ぐうぅう……ま、また……!」
(描写)炎の中で苦悶する春日だったが、一瞬の隙をついてビルの窓に駆け、外へと飛び出した。
(ルシア)「待てッ、ディアボロス!!」
(春日)「私は、こんなことでは終わらん! 終わらんぞ……!!」
(描写)一同が遅れて外を見下ろすも、既に春日の姿はなかった。フロアには血の匂いと、荒い息遣いだけが残った。
(ヴェータ)「……逃がしたか。だがこちらは死者も出さず、FHのエージェントを捕らえた。痛手を与えたことは間違いないだろう」
(ルシア)「うむ、バス爆発事故の犯人も分かった上、民間人の保護も出来た。結果としては上々だ」
(エナード)「その代わりと言っちゃあなんだけど、オーヴァード? が二人増えたね」
(オルバ)「そうだな」
(描写)俯き、オルバは小さな声で呟く。
(オルバ)「……戻れは、しないんだよな」
(描写)項垂れたその肩に、ルシアはわざと強く手を置いた。置いた、というよりは叩いた、という方が相応しいような、バシン! という小気味よい音が反響する。
(オルバ)「い"ッッで!?」
(ルシア)「いいから帰るぞ。冬美さんから連絡もあった。綾瀬真花は保護し、再度記憶処理を施すと」
(エナード)「えー、こんな格好じゃ帰れないから、先にN市支部に寄って行こうよ」
(ヴェータ)「賛成だ。……オルバ、一緒に帰ろう」
(描写)差し出されたヴェータの右手首には、大事にされているミサンガが在った。赤、青、緑、紫の糸が編み込まれたミサンガを、オルバはじっと見つめる。
オルバは数度の瞬きの後、その手を握り返した。
(オルバ)「そうだな、帰るよ」
(描写)ヴェータが頷くのを見届け、一同は廃ビルを後にする。到着していた処理班の車両でN市支部に向かい、治療を受けるのだった。
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