[僕が大好きな僕の彼女に僕は貢ぎたい、]
星乃 ガイト
第1話、僕の彼女「1」
「フッア〜、朝か、よし起きるかな」
窓から朝の光が差し込み僕を目覚めさせる、ベットから起き上がり、朝の支度をしようとする、そこから珍しく起きてきた彼女が言う、
「ウ〜ン、おはよう」
下着姿で寝ている彼女がベットから眠そうな声で起きた僕に朝の挨拶をしてくる、おはようとは言ったが彼女に起き上がるつもりはないらしい、リビングへ行き窓を開け、朝食を作る、朝の6時ごろ、
「おはよう、空」
僕は一応彼女に挨拶を返しに行き、起きるようなら彼女の朝食も作らないとと思いそのまま彼女に問う、
「お〜い、今日の朝はどうなさいなすか〜、このままお昼までお休みになられますか〜?」
いつものことかのように質問する、彼女にとってこれが普通のルーティンなのだ、
「ウ〜ン、起きるかもしれないから、朝ごはん作っておいて」
「こいつ、前僕が朝ごはん作っておいて家に帰ったらカチカチに冷めた朝食が残っていた、その時の僕のなんとも言えない悲しさがっわかるか、」
そう彼はその時もう食べるかわからないものは作らないと決めたのだ、
僕は拳を握りしめながらその時の悲しさを握り殺した、一瞬涙が出そうなのを堪え朝の準備をするためにベットから起き上がる、
「仕方ないじゃん、私の仕事は夜なんだから」
そい言うと彼女は僕が出てめくれた布団を元に戻しその布団にくるまりまた寝ようとする、まるで天使のような寝顔だなと思いつつも僕は最後の確認としてもう一度質問する、
「結局、朝ごはんはいるのか?」
あくまで朝の気分を害さないように優しく問いかける、彼女の仕事柄その日その日のメンタル次第で大きく関係してくるからだ、その日がいい始まりでないと彼女の仕事は厳しいものとなってしまう、だから僕は朝から少し気を使っているのだ、
「優君の朝ごはん、食べたいけど起きれるかわかんないから、、、」
歯切れ悪そうにそう言う、きっと僕に朝ごはんはつくて欲しいんだろう、それは彼女と長い付き合いの僕じゃなくてもわかる、でも彼女は反省したのだ、あの時僕が少し、結構傷ついたのを見て僕に謝たことが根を引いているのだろう、
『回想』
「帰ったぞ〜空」
その日、僕が仕事から帰ったら、テーブルの上には一切手をつけた形跡がない冷え切った朝食がそこにおいてあった、僕はその場でかなり凹んだ、まさかせっかく作ったのに一切手をつけていないとは、僕はその場で固まった、
「ウ?〜、おかえり、優君、ア〜、ごめんね、朝ごはん作ってくれたのに」
夜の8時、ベットから起き上がり髪の毛やらなんやらがボサボサの状態でフラフラしながら僕の近くまで歩きながら彼女はそう言った、彼女は少し立って異変に気づいた、一瞬で彼女は睡眠状態から覚醒し自体の理解に取り掛かった、
「あ、あ、あ、、、」
棒立ちしている彼氏の異変を探そうとあたりを見渡す、いつものように綺麗な部屋、いつものように整えられた洗濯物、全てがいつも通りに見えた、しかし彼女はいつもと違うところを見つけた、一回も手をつけていない朝食、そう彼氏が夜の仕事を頑張る彼女のために必要な時は朝食を作っていた、しかし、今回は、
彼女は気づいた自分の彼氏がこの時結構傷つき怒りかけていることを!
「ごめんね〜優君、今日はちょっといつもより眠くて、昨日遅くまでしてたから、ごめんよ〜、違うよ優君の食べたくなかったわけじゃないんだよ〜、え!なになに、なにするの優君?」
僕はスマホを取り出し、通帳の振り込み画面をいた、そして僕が毎月彼女の通帳に振り込んでいる生活費と言う名のお小遣いを半額にした、
「あ〜、ごめん、ごめん、優君謝るから許して〜」
と言うことがあったのだ、その日から彼女はしっかり、今日は食べる、今日は大丈夫と言うようになった、しかしそうか、確かに昨日彼女は遅くまでしてたからな、寝かせてあげたいが、僕としては仕事のためにもエネルギーを補給するために、食事をとってほしい、もっと言うなら朝の日光に当たってほしい、
「わかったよ、一応作っておく、今日は食べれたらでいいから」
「うん、ありが〜と〜、スースースー」
そのまま彼女は眠ってしまった、そんな毎回のごとく彼女との朝の会話をして僕は1人、『目覚ますテレビ』を見ながら自分で用意した朝食を食べる、今日は彼女が食べるかどうかわからないから簡単なものを用意した、コーンスープとパンだ、これなら食べてくれなくとも傷つくことはない、大切なのは料理じゃない、誰が誰のために準備したかが1番大切なんだ、
パンにコーンスープをつけて食べながらテレビを眺める、そして7時くらいに食べ終わると持ち物を持って僕は仕事に向かう、
「それじゃあ、行ってくるからー」
そう言って僕は家から出る、どうせ僕の行ってきますなんて聞いていないだろうから一応、ラミンでスタンプ送っておこう、そのスタンプはあるvtuberのスタンプ、『貴方に貢ぐために働きに行ってきます!』というなんとも言えないスタンプを送った、
「よし、彼女のために今日も仕事頑張るかな」
僕は仕事に行く途中で歩きながらイヤホンをしてあるvtuberの動画の確認をする、それが僕の毎日の日課であり必要なことだからだ、電車までは近く徒歩5分で着く、そこから仕事場までは約35分、その間の時間の暇も潰すことができている、
「さてまずはエゴサから、『大甘 天(オオアマ ソラ)』っと、ンー」
上からある程度のところまで書き込みやらツイートやらを調べる、特に炎上していたりしたら大問題だ、小さな火種でもいつさらに発火するかわからない、いち早く危険を察っしてをくのも大切、
「うん、燃えてはいなさそうだな、気に食わない文面はあるが」
『大甘 天』ぶりっ子、『大甘 天』気持ち悪い、『大甘 天』声嫌い、
「は〜いるんだよどうしてもこう言うクソみたいな人種が、全く、クソどもが!」
そうこう歩きスマホをしていると電車に着く、いつものように決まった電車に乗る、そして着くまでの間昨日の『彼女』のライブを見るんだ
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