歓喜\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////

 林トモアキ先生デビュー20周年記念として戦闘城塞マスラヲのPVが制作されました!!


 イェイL('ω')┘三└('ω')」イェイ


 いやもう滅茶苦茶嬉しい!!


 嬉しすぎて突発的にエッセイ書いてますよw


 なんと自費で制作されたそうで、キャラデザも原作通り。曲も林先生作詞と素晴らしい出来でした!!


 この戦闘城塞マスラヲは私が一番好きなラノベと言って過言ではありません。


 凶悪な目つきのためにことごとく就活に失敗。首吊りも失敗し、生きる気力を失っていた青年、川村ヒデオが、ゴミ捨て場で壊れたノートパソコンを拾う所から物語が始まります。


 家に帰り、ノートパソコンを立ち上げてみると超愉快型極悪感染ウィルスwill.co21、通称ウィル子が現れる。


 このウィル子に感染したヒデオは、半ば無理矢理に謎の大会、聖魔杯へ出場する事になってしまう。


 そこで出会う様々な人達との交流で、ヒデオは自分を見つける。


 もう本当に最後のシーンとか鳥肌モノですよ!!


 ウィル子もヒデオを下僕扱いしながらも大切にしていますし、ヒデオもそんなウィル子を可愛がります。それがまた尊い(✽︎´ཫ`✽︎)


 これは是非実際に読んでいただきたいです。

 ただ初版が2006年なので入手は困難かも?

 ※追記:密林で調べたら電子版は購入可能のようです。ご興味のある方はご一読ください!


 物語的にはマスラヲだけ読んでも問題ありません。しかし、一部のキャラクターは前作「お・り・が・み」から引き継がれています。そして続く「レイセン」「ヒマワリ」にもヒデオとウィル子が登場します。「レイセン」はヒデオが主人公ですが「ヒマワリ」ではサブ。でも重要な役割を持って現れます。


 マスラヲのサブキャラクター達も超個性的ですがただ面白いだけに留まりません。


 そして物語の中核となる聖魔杯のルールは以下の通り。


 大会期間

 優勝者が決定するまで。


 参加資格

 人間と、人間以外の自律した意思を持つ者のペア。


 参加者数

 1512組。


 優勝資格

 勝ち続けること。


 優勝商品

 世界を律する権利と「聖魔王」の称号。


 副賞

 神器・聖魔杯。


 勝負規定

 勝負方法に関しては一切問わない。ただし、殺人は認めない。人間以外の者に関しては殺人に値する行為の禁止。これを犯したペアは即座に失格とする。


 基本ルール

 特に無条件で参加者同士の勝負の合意が成立した場合、勝負方法はバトルに限定される。この場合、明らかな戦闘不能をジャッジが認める、相手が戦意喪失の宣言をする、相手を捕縛してセンターに引き渡すかでのみ勝敗が決まる。


 備考

 残り8組になった時点でトーナメント方式の対決となり、優勝を決める。聖魔王の選定以外に多種族との交流を第一として考え、開催された大会である。

(ウィキペディアより)


 人間以外の自立した意志を持つ者というのは、例えば犬だったりです。ウィル子はこれに該当するため、ヒデオは参加資格を得ます。


 そしてこの「勝負方法は一切問わない」というのがみそ。


 ヒデオはヒキニートです。体力も戦闘力も皆無。しかし口八丁手八丁で勝ち進んでいきます。


 初戦をちらっと言うと、いきなり歴戦の軍人との勝負になってしまうヒデオ。勝率0%と言われたこの勝負ですが、対戦相手はその余裕からヒデオに勝負方法を決めさせます。そしてヒデオが選んだのはなんとコイントス。これで勝率0%が50%に変わる訳です。


 これ読んだ時ゾクッとしました。


 参加した者達も勝負を戦闘だと思っています。それはきっと読者も同じ。それをヒデオは初っ端から崩すんです。


 その機転で見事勝利するヒデオ。

 そんなヒデオは、いつの間にか恐れられるようになります。見当違いな評価に戸惑いながらも、ウィルコと協力して戦うヒデオはとてもかっこいいです。


 対戦相手達もはっきり言ってツッコミたくなるキャラが大勢いますw


 埴輪だったり宇宙刑事だったり吸血鬼だったり。いい意味で期待を裏切られるので爽快感もあります。


 そしてその裏で暗躍する者達も。

 それらがひとつの結末に向かい展開していきます。複雑に絡み合う思惑は地球の危機へとなっていき……?


 ヒデオはファンから閣下と呼ばれています。その理由も読んでからのお楽しみ。


 極上のラノベです。

 是非ご一読ください!!

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