Resistance

第1話 プロローグ

　地球は神によって創られた。

　地球は白亜紀と呼ばれる時代には恐竜が支配していた。

　しかし、突如の隕石落下により絶滅してしまった。

　では何故なのか。

　なぜ、恐竜は絶滅し哺乳類は生き残ったのだろうか。

　理由は至って簡単だ。

　地球の建設者である神々（かれら）の要望が望めなかったからだ。

　そのかわりに面白い芸（はってん）でも楽しませてくれない。

　神から貰った土地に居ながら信仰も認識さえもしない。

　ただ自分達が一番で、戦って縄張りを広げる事にしか頭が無い。

　だから面白くともなんとも無い。残しておく意味も無い。

　ただの資源の無駄遣いだ。

　今更「神様である。この世界を作った者だ。住んでいるので言うことを聞け」などと言っても聞かないだろう。

　だから、そのかわりに使える見込みのありそうな生き物を残し、育成に邪魔な生き物を潰しただけだ。

　その後、神の目論見は上手くいき、人間が誕生し、適した駒が手に入った。

　神々（かれら）の戦争（ゲーム）が始まる。

　そしてこの戦争はこう名付けられた。

　〈頂点（ヴェルテックス）の（・）遊戯会（パーティー）〉と