外伝 永瀬綾のバレンタイン

仕事が押して…今日は外伝的なショートストーリーです。

…明日も私用で時間無い為、ショートストーリーです、続き少々お待ちください。



☆ ☆ ☆

永瀬綾は昼休みになんとか宏介にバレンタインチョコを手渡した…!


永瀬『…良かった!

渡してるとこ見られても変に注目浴びるからこの形がベスト!』


111話 バレンタインデーの昼参照。


二宮『…でも、あやは変なのに好かれるから?まだ終わりでは無いんじゃ無い?』


永瀬『やめてよ!にーちゃん!』


二宮さんを永瀬さんはにーちゃんって呼ぶ。

二宮新名はイタズラっぽく笑う。永瀬さんは少しイラッとしながら、


永瀬『…さっきも、休み時間に山本くんが2回も教室に来て、それとなく催促するんだよ?!』


高橋『…山本くん留年確定らしいじゃない?それどころでは無いんじゃあ?』


メガネ美人の委員長高橋さんはびっくりしながら聞き返します。


永瀬『そうだよ!彼女の三島さんと上手くいって無いんだ…!とか聞いても居ないのに!』


永瀬綾はぷんすこ怒る。

二宮はまあまあ、大変だったねー?なんて労うけど…?


永瀬『そしたら、今度は!次の休み時間には九頭くんが!

「彼女と上手くいって無いんだ…!」って!

それもう2杯目!おなかいっぱいだよー!』


永瀬さんはダメ男にモテるんじゃ?って噂になってる…。

二宮さんも高橋さんもさすがにそれは永瀬さんに言えない(笑)

流石にもう終わりでしょ?笑い合う三人。




放課後


差堀『彼女とうまくいって無いんだ…!』


永瀬『…天堂先輩とは別れたって言ってませんでした?』

(3杯目!もたれちゃうよ!)


差堀は自分に酔いながら、


差堀『いや!ひょっとして?綾ちゃん俺に居てチョコ渡しにくいとかあるかなー?とか思ってさ?』


永瀬『はは…。差堀先輩に彼氏居ても良いですよ?』

(どうして私は変な男にばっかり!)


差堀『いけねぁ!間違えちゃった!伊達男と言われる俺でも浮気はしても彼氏は作らないぜ?』


永瀬『浮気はするんですね?』

(さいてー。)


そして差堀は自分にチョコを催促した足でバスケ部に絡んでいき、元カノの天堂愛莉に、


愛莉『でてけ!』


って怒られる醜態を見せられる。

…どうして私にアプローチしてくる男はこうも残念なのか…。

永瀬綾はなんとも言えない表情を浮かべた。

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